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本当に無駄なことは

 オンラインHey!Bouzは11月に第二弾開催予定をしております。前回よりはアナログ的なやりとりを減らし、ご利用いただいたユーザー様への特典も付けたいと考えています…。

 オンラインといえば、私の方は、講師の仕事として6月から続いていたオンライン授業が来週で最終回となります。対面になるのではなく、全てのコマがオンラインであったということです。
 グループワークや休み時間の様子を画面越しに覗き見(←)していて、私も飛び込んでいきたいなあ〜と思いつつ、移動しなくて良い楽さに慣れて来たこともあり、淡々とオンライン授業をこなしてきました。


 片道2時間もかかるその学校は、滞在時間よりも移動時間の方が長く、そのことを人に話せば「そりゃ大変だ」という言葉が返ってきます。その度に「そうなんですよ〜移動時間がもったいなくて…」と相手が期待していると思われる言葉を返していますが、実は私としてはそんなこともなかったのです。
 ラッシュ時の満員電車以外は、長時間の移動なら座ることができれば苦痛はそれほど感じません。読書したりスマホを見続けるのは肩が凝ったり目が辛いので、基本的には窓の外をボーッと眺めていたり、目を閉じて音楽を聴いています。
 時間がもったいない、というよりむしろ、一人になれて何もしなくて良い時間が与えられている気がして、睡眠の次に休息の時間だったりします。
 大抵の人の「通うのが大変」とやたら驚く反応に「あ、わからないだろうな」と心の中でニヤリとします。

 授業の準備があまりできていない時も、「その時の私がなんとかしてくれる」という妙な楽観性のおかげで、とにかく移動時間は心を平穏に保つための何もしない休息時間、そして緩やかに切り替える時間としてとっておきたいのです。

 オンライン授業は、そんな時間はなく切り替えも突然なので、終わった後は急に夢から醒めたような気分になります。
 移動時間を“ロス”としてしまうこともできますが、その前後の緩やかな切り替えの時間はやはり必要で、直前まで一生懸命準備をしていてもあまり役立たないことが多かったのもあり、“ロス”というよりむしろあえて作るべきものだと実感しています。

 「このことにこれくらいの時間を費やすことに無駄はないのか?」「何かメリットはあるのか?」という視点だけになってしまうと、時間やお金の節約にはなるかもしれませんが…はっきり言ってつまらないし、むしろ心と身体を疲れさせることにつながります。
 心と身体が無理をせず楽でいられるかどうか?何をするにしても、これだけ気にかけることができれば、それほど良くない事は起こらないと思います。

 とりあえず、楽に生きていけたらいいなあと思います。


   
 

 

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