Story After Revenge

放たれた弾丸は過たず相手の額を撃ち抜き、脳漿を吹き飛ばしながら老人は倒れた。

「はぁ……はぁ……殺ってやったぞこのクソ野郎! はは、はははッ!」

遂に家族の仇を取ることが出来たマルコ・クレイトンは、邪悪な笑みを浮かべながら歓喜に打ち震える。

「レニー、チャールズ……俺は」

そしてしばらく哄笑した後、手にした銃に祈りを捧げるように目を瞑り、家族の名前をマルコは呟く。
もはや生きる意味は全てなくなった。後は。

「――あー! やっぱりお父様が死んでる!」
「っ!? アイツの、娘!?」

しかし悲壮な空気など許さないとばかりに、扉を勢いよく開けて部屋に飛び込んできた少女がマルコに気付いた時、彼の人生は再びおかしな方向へ進むこととなった。

「あなたね犯人は! ちょっと待ってて、すぐ済むわ」
「は?」

少女は懐から拳銃を取り出すと、老人に狙いを定めて。

「死ね! 何度でも死ねーッ!」

怒りの表情で老人の死体に弾丸を撃ち込むのだった。

【to be continued】

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