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緑の量が必要

今年の夏は出かける気にならないくらい、暑かった💦
それでも、短い東北旅行をして懐かしい人に会ったり、友達と近場でランチくらいはしていたのですが、屋外で楽しむ何かは全然出来ていませんでした。

自分の中に自然のエネルギーが不足しているなあと思っていたところ、田舎暮らしをしている友人のところへ遊びに行くから一緒に行かない?と有り難いお誘い。
一ヶ月前から約束をしていて、ついに行って来ましたー!

お邪魔したのは岐阜の白川町。最寄り駅は「下油井」という無人駅です。

うちから2時間半ほどかかりましたが、友人とお喋りしながら各駅停車の電車旅を楽しんでいたら、あっという間です。
車窓から景色を眺めていたら、どんどん山が深くなっていき、川の透明度も上がっていきます。私が求めていたのはこれ!

駅に到着すると、車でお迎えに来て下さり、まずは温泉へ。
日本三大名泉と言われる下呂温泉に近いので、とろりとした肌触りのお湯でとっても温まります。美肌の湯でもあります。
冬はぽかぽかして最高だろうなと思いながら、お風呂上がりは近くのお蕎麦屋さんでランチ。

なめこおろし蕎麦と紫蘇の実ご飯

紫蘇の実ご飯が名物らしく、冷たいお蕎麦とセットで頂きました。プチプチとした食感が美味しかった!

細い山道を登って、お宅へ到着。パン屋さんをやられていて、ご自宅の隣に工房があります。(現在は発送と道の駅での委託販売やマルシェなどでの出店のみ)

素敵なログハウス

お宅の前には畑が広がっていて、ぶどうのハウスもあります。

2メートルくらいの高さの菊芋
黄色いお花が咲いています
ローゼルもたくさん生い茂っている
ローゼルの葉っぱで休むアマガエル
葉っぱもかじると酸っぱいのです

畑を散策した後、ちょっとビールを飲みながらお喋りしていたらウトウトしてきて、お昼寝をさせてもらいました。
ログハウスなので吹き抜けになっていて、上の部屋で休ませてもらったのですが、階下の話し声を聞きながら眠りに落ちていくのは至福の時。なんだか自分が子どもに戻ったような感覚です。

目が覚めると夕食の準備が始まっていました。

炭火で鮎の塩焼き

メインディッシュは近くの川で捕って、冷凍しておいたくれた鮎の塩焼き!
地元の人たちはこの時期もう食べ飽きているそうですが、私は今年初鮎。
美味しかったー、3尾も頂いちゃいました。

体が赤茶っぽいのは「婚姻色」と言って、産卵前の時期のものだそう
春雨サラダ、砂肝とじゃがいものコンフィ
オクラとじゃがいものポリヤル、ナスのじっくり焼き

ナス、ゴーヤ、トマト、オクラ、じゃがいもは畑で採れたもの。
4時間くらいお喋りしながらの夕食。
早い時間から食事をしてお喋りして夜が更けていくと、9時過ぎたらもう眠くなり始めるという不思議。
体が緩んでいるのか、田舎マジックなのか。

翌朝は美味しい自家製パンをたくさん頂いて、午前中にお暇しました。

朝に咲くローゼルのお花

久しぶりに人のお宅に泊まらせてもらって、帰宅してからもそのお家の匂いが服についていたりして、懐かしいような何とも言えない気持ちになりました。

そして、今回一番感じたのは緑の量が必要!ということ。
自宅からもちょっとした森は見えるし、電線のない広い空も見えるんです。
でも、緑の量が全然違う!
自然のエネルギーをチャージするには、それだけの量が要るのだなと実感しました。

そして人と会う時は、じっくり時間をかけて一緒にいてお喋りすることで、「ここに行った!この人たちと会った!」と気持ちが満足するんだなと思いました。

日常と離れて色々チャージできた旅。
お世話になりました〜!