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不整脈、息切れ、動悸のある方は「赤亅の食材



赤の食材は心を癒やす

「前回は「青」の食べ物についてお話ししたので今日は「赤」の食べ物についてお話します
漢方では、「心」(シン)という言葉が使いますが、これは私たちが一般的に考える「ハート」心臓とは異なります。実は、心臓を含む循環器系全体を指し、血液や栄養を体中に送り出すすべての機能になります。また、私たちの意識や精神活動を担う大脳と連携して、体のバランスを整える重要な働きをしています。
西洋医学の心臓のみを指すものではないのでご理解ください

ここでも前回使った五行配当表を見ていきましょう

カラーフードセラピーでは基本になります

「赤」は南・夏・心・苦と深い関係があります。
また細分化すると「小腸・舌・脈・毛・喜」とも関係がありますが
ここではシンプルな上の五行配当表を参考にします。

健康と美容に気を使う現代の女性にとって、心と体のバランスはとても大切です。特に、心(シン)の不調が消化器系に影響を与え、体全体の調子を崩すことがあります。そんな時、経絡に沿って痛みやだるさが生じ、脈の乱れから味覚に異変を感じることもあるのです。

慢性的に日本人女性は寝不足だといわれています

そこでおすすめしたいのが、赤い食べ物を積極的に取り入れること。これは心疾患の予防に効果的であるだけでなく、不眠症やうつ症状、記憶力の低下、口内炎などの改善にもつながります。日々の食生活に赤い食材を1日1回は取り入れ、内側からのイキイキ、ハツラツとした元気を補うとよいでしょう

イキイキ、ハツラツした笑顔は素敵ですね

五味と五穀

心のバランスが崩れがちな方には、赤い食べ物だけでなく、苦みを含む食品もおすすめします。五行思想において、苦味は「心」(シン)と相性が良く、特に夏の季節にはゴーヤやピーマンなどがぴったりです。また、五穀の中で「キビ」が相性が良いので、最近人気のモチキビを活用したレシピを試してみるのも良いでしょう。

もちもちした食感のキビは女性もはまる方が多いですよ

「赤」は活力の色ですが、心(シン)や火のエネルギーが強い方は、時に不眠や心の不調を招くことがあります。考えすぎたり、不安に思い悩んだりすることで夜に目が冴えてしまう、興奮しやすい、動悸がする、胸が苦しい、舌の色が赤いといった症状は、心(シン)の火が過剰になっている証拠です。
これらの症状を抱える方には、心の火を鎮めるための漢方薬が効果的で、代表的なものに「三黄瀉心湯」があります。このタイプは女性よりも男性に多いと言われていますが、健康や美容に気を使う女性にとっても、心(シン)のケアは非常に重要です。適切な食生活や漢方の知識を取り入れて、健やかな毎日を送りましょう。

「赤」のたべもの

カラーフードセラピーにおいて、色が持つイメージはとても重要です。例えば、スーパーで目にしたスイカの赤い断面に心惹かれたとしたら、それは「赤」の食べ物としての魅力を感じた瞬間です。リンゴなどは品種によって「赤」だったり「青」だったりしますね。カラーフードセラピーには厳密なルールはなく、目にした色によって感じるイメージで選ぶのがポイントです。

カラーフードセラピーの醍醐味は、ただ単に栄養素を摂取するのではなく、自身の体調や気分に合った色の食べ物を選ぶ、楽しみにあります。このセラピーは、ストレスを感じずに、日々の食生活に彩りを加えることが何より重要です。

赤の具体的な食材としては、小豆やトマト、そして中国の食文化で親しまれているクコの実などが挙げられます。
フルーツではブドウやイチゴ、柿、また女性ホルモンアップに良いとされているざくろやドラゴンフルーツがあり、
スパイスとして唐辛子やみょうが、ナッツ類ではアーモンド、そしてココアや赤ワイン、レバー、豚肉なども含まれます。
海の幸ではタコやエビ、いくらなどが挙げられます。これらはどれも女性にとって愛される食材であり、健康や美容に気を使う方々にとって、日々の食事に取り入れやすいものばかりです。

色で食べ物を選ぶのって簡単♪

カラーフードセラピーを通じて、食事をもっと楽しく、そして自分の体と心に合った選択をしてみてはいかがでしょうか。

「心」(シン)タイプの方は「火」のエレメント

五行配当表で見ると「心」(シン)の不調を感じる場合、五行説では「赤」色が心を元気づける色とされ、「火」のエレメントが関連していると考えられています。
では、「火」のエレメントを持つ方はどのような特徴をお持ちなのでしょうか?

「火」のタイプ
✅喜怒哀楽がはげしい
✅周囲に影響されやすい
✅ちょっとしたことで不安になる
✅じっとしていられない
✅睡眠が浅く、よく夢を見る
✅不整脈
✅動悸、息切れ
✅疲れると赤ら顔になる
✅もの忘れしやすい
✅汗っかき

「火」タイプはこんな人

では「赤」の食べ物をお勧めしたい「火」の方はどんな方なのでしょう?
ぱっと見は明るく元気でマイペースなようですが、実はちょっとしたことで歓喜したり不安を感じたり、怒ったり、歓喜すると顔が赤ら顔になる特徴があります。
季節的には「夏」と関係が深く暑さが苦手で、汗をかきやすく夏バテしやすい方が多いです。
狭心症や心筋梗塞、高血圧にも要注意です。

火タイプの方は夏バテに要注意

火のタイプの方をまとめるとこんな感じです
:気分屋でヒステリー傾向
:不安事があると眠れられなくなる
:ちょっとした睡眠不足がひどくからだに影響する
:暑いのが苦手で冬でも薄着
:顔が火照りやすく怒ったり笑ったり興奮すると顔が赤くなる
:血圧が高い

そんな方に摂っていただきたいのが「赤」の食材です
このタイプの人は「心」(シン)の機能にトラブルを起こしやすい傾向にあります
周りの出来事に左右され一喜一憂する喜怒哀楽の激しさゆえ、血圧も変動しやすく高血圧になりやすいのですが真逆の低血圧症になる方も多いです。
それだけ感情のアップダウンが激しいのも特徴です。
できるだけ平静な心を保つようヨガや呼吸法などを取り入れてリラックスするよう心がけてください
またこのタイプの方は忙しさで夜更かしや徹夜などすると てきめんに体調を崩すので睡眠時間は必ず確保してください。

心(シン)火のタイプの方は睡眠不足から体調を崩します。しっかり睡眠を確保してください

夏場は特にのぼせやすくほてりが出やすいのでトマトやスイカなど暑さを取り除いてくれる赤い野菜や果物をしっかり摂りましょう♪
雑穀が苦手でなければキビもお勧めです。心(シン)と小腸が癒されます
ゴーヤやピーマンなど苦味のあるものはお勧めですが
「辛い」「塩辛い」味付けはからだのほてりを高めてしまうので
「心・火」の方は味付けに気を付け、辛い物は控えてください

次回のテーマ

次回は「黄」の食材についてお話します
楽しみにしていてください

日本の女性に警鐘を鳴らす 自分を大切に生きること


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