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無駄なことはないってことの意味

 気がつけば、半年間以上も投稿の間隔が空いてしまいました。時間をかければいくらでも書きたいことはあるのだけれど、上手にまとまるかどうか「確実な成果」が手に入らないのではないかと恐れて記事を書くことから遠のいていました。前回投稿しようと途中まで書いていた記事の題名も「行動できない」でした・・・。
 で、今回の記事の内容は題名のとおりです。

 で今回の内容について書き始めると、「どんなことにも無駄なことはない」というフレーズを色んなところで子供の頃から見聞きしてきたことに新たな視点の展開があったので今回記事にしていこうと思う。
 「どんなことにも無駄なことはない」や「人生に無駄なことなんて何もない」というフレーズは何だか綺麗事のように感じていて好きじゃなかったし、腑に落ちていなかったけれど、今になって別の解釈が出来たということを今日は綴りたいと思う。

無駄なことは本当にない?

 僕が今まで感じてきたこととしては正直、「どんなことをやっても無駄なことなんてない」、「何かの役には立っているんだ」と言われたとしても、精神的なショックを受けたことや時間やお金を無駄にしたなってことに対してそう思おうとしても気休めにもならなかった。
 今までの価値観の中では時間やお金の無駄だったと感じたことがあった時には「実際に非合理だし、非効率だったし、寧ろ状況を悪化させてるよね」と心の中で直ぐに自分の本音が出てきていた。
 「合理的で、自分の楽しさや利益になったり誰かのためになること」という物の見方ではその本音はどう頭を捻っても出てきてしまう批判であった。
 やはり「無駄なことなんてない」というのは昔の人が考えた気休めの言葉なのか、それとも仏教を極めたような人にしか見出せない達観した物の見方なのであろうか?

無駄なことなんてないのではなく、労力、時間をかけたら何かを得ているという物の見方

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 「無駄なことなんてない」という言葉を聞くと、「では、何の役に立っているのか?」、「良い経験になったのか?」と役に立ったであろうこととか、何か学びになったことはあるかと無理やり考え出そうと務めてきたが、それはもしかすると間違いだったかもしれない。
 「引き寄せの法則」とか「スピリチュアルなこと」が好きな人の間では当たり前の物の見方なのかもしれないが、「お金を払ったら、その時自分に入ってきている(得ている)物に注目しよう」という発想があるらしいことを知った。
 なるほど、これはお金を使って「減ってしまった」という感覚ではなく「自分が手に入れた」という嬉しい情報に着目するということのようだ。これは目から鱗、もしくはコペルニクス展開のように感じられた。
 毎回お金を支払う度に「お金が支払いで減った。節約しなきゃ。もっと支払いを減らせいかな」と罪悪感のような不快感を感じていた僕であったが、これらの感情が全くもって置き換えることが出来るということではないか。これは凄いと唸ってしまった。
 そこで、よく考えてみると時間や労力にもこれは当てはまるではないかと直ぐに思い浮かんだ。
 時間や労力をかけたのに成果を得られず徒労に終わってしまった、役立たずの物を手に入れてしまった、これらの結果が出るまでに時間と労力を注いだ分は、その時間と労力をかけた分だけ何かを得られているのではないかと思考してみることが大事だということだ。

 抽象的なので、伝わっているのか自信がないのだが「無駄なことなんて何もない」ではなく、全ての支払ったお金や労力時間の分、何かを得ているのではないかという物の見方や考え方の癖が、様々な物事に大きな影響力を及ぼすということを言いたいのだ。

時間や労力を払った分だけ何かが手に入っていると常に考え始めると・・・

 世の中には「やった方が良いこと」、「やれば出来るんだけどな」とかいうことは無数にある。そして、これらをコツコツ出来ることが「才能」と呼ばれたり「努力」と呼ばれている節がある。
 しかし、ここで上記の考えを導入すると「何らかの望ましい結果」を得るために努力するのではなく、それらに取り組んでいる時間に「何を得られるのか」、「何が自分に入ってくるのか」という観点で物事を見れるはずだ。
 何か大きな犠牲を払うのは人間嫌なもので、確実な成果や対価が欲しくなるのが人情であり、もしその成果や対価が手に入らないときにがっかりしたり自分に失望したりすることはよくあることだ。
 しかし、何か取り組む際、例えば筋トレをするとして、カッコ良い肉体になりたいという結果を欲しいのではなくて、筋トレする時間で筋トレをする喜びを得ているという物の見方が出来たときに、それは成果を得るために犠牲を払うことではなくなるということだ。
 これが物事を継続出来るということなのではないかと感じた次第だ。

まとめ

 思い付きであるが、閃いたので今回の記事を書いてみました。物事が続かない人、「無駄なことなんて何もない」に懐疑的な人、やらなきゃいけないことをやらずに罪悪感を感じていたり自己嫌悪に陥っている人が、今回の記事から何らかの抜け出す糸口をのささくれでも見つけてくれたら嬉しいです。

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