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AIプロトタイピング はじめました


AIで変わる世界を想像してみよう

かつて神話の時代からAI 人工知能はフィクションの世界の存在でした。時を経て西暦2024年の現在、AIはフィクションの世界に留まらず、誰でも触れることのできる身近な存在となり、世界はAIによってその姿を変えつつあります。
では果たしてAIは、これから世界をどのように変えていくのでしょうか?そして私たち人とAIの関係はどのように変化していくのでしょうか?
AIで変わる世界を想像してみるために、私たちHEROZでは、”SFプロトタイピング”というフィクションの力を借りることにしました。
私たち人とAIの関係を物語として紡ぎ、AIによって変わりゆく世界の景色を言葉にし、そのイメージから私たちの未来を創造する。HEROZは、この取り組みを”AIプロトタイピング”と名付けました。
AIで変わる世界を想像してみる。それがHEROZの新たな挑戦”AIプロトタイピング”です。

”SFプロトタイピング”とは

未来の技術や社会の可能性を探るための手法。先進技術の導入が社会に及ぼすインパクトを多角的に検討し、より良い未来の創造に役立てるための発想法であり、イノベーション創出におけるSF的思考の活用が注目されています。
主な特徴
・SFの手法を用いて、未来の製品やサービス、社会システムなどのコンセプトを物語形式で描く。
・単なる予測ではなく、望ましい未来像や課題点を浮き彫りにすることを目的とする。
・技術的実現可能性よりも、未来の体験価値や社会的影響に焦点を当てる。
専門家だけでなく、様々なステークホルダーを巻き込んで共創的に行う。
・得られた洞察を元に、バックキャスティング的にロードマップを描いたり、具体的な開発につなげる。


HEROZの”AIプロトタイピング”のテーマ

プロジェクトメンバーとプロジェクトにご協力いただいたSF作家 柴田勝家氏により、AIで変わる世界を想像するために選んだテーマは”AIネイティブ世代”です。

これからAIと共に生まれ育つ新しい世代はどの様な世代となるのか?
彼ら彼女らが大人になる時、世界はどうなっているのか?
その時、人とAIはどのような関係になっているのか?

そんな事をメンバーで想像し、議論を重ね、柴田さんにSF短篇小説を2篇編んだいただきました。
もうすでに誕生しているAIネイティブたち。私たちは彼ら彼女らと、そしてAIとどのように向き合う事となるのでしょうか?

ちょっと未来のあり得るかもしれない世界を、物語を楽しみながら想像してみてください。
人間が想像できる事は、必ず実現できるそうですから。


柴田勝家氏プロフィール

1987年、東京都生まれ。成城大学大学院文学研究科日本常民文化専攻博士課程前期修了。在学中の2014年、『ニルヤの島』で第2回ハヤカワSFコンテストの大賞を受賞し、デビュー。2021年、『アメリカン・ブッダ』で第52回星雲賞日本短編部門を受賞。近著は『走馬灯のセトリは考えておいて』(ハヤカワ文庫JA)。戦国武将の柴田勝家を敬愛する。


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