45 分析演習のコツ

分析演習とは、架空の企業の事業責任者として、戦略立案をするものです。
A4で20〜30枚の資料を配布され、制限時間内にプレゼン資料としてまとめる事を求められます。解答の形式は自由です。
どのようなプロセスで課題解決をするのか、そのプロセスが評価されます。
ビジネスは問題解決の連続なので、このプロセスが良いと成果を出す可能性が高いということになります。

では、どうような手順で回答すべきか?
現状分析、課題設定、解決策立案、実行の4つの手順です。
順番にポイントをアウトプットしていきます。

1.現状分析
 現状分析はフレームワークを活用します。膨大な資料から、先ずは顧客・自社・競合の情報を抜き取ります。
特に重要なのは、自社分析です。自社はswot 分析をセットで使います。強み・弱み・機会・脅威をまとめます。
現状分析での目的は、競争優位性をはすることです。
2、課題設定
現状分析が終わったら、次は課題設定です。先ず、あるべき姿を設定します。企業の方針などから、あるべき姿を決めます。定量で表現するのがポイントです。
このあるべき姿と現状のギャップが問題です。
間違いがちですが、まだ課題ではなく問題です。
例えば、
遅刻を考えてみると、問題は遅刻した事。問題がなぜ起きたのか?を深掘っていく。
そうすると寝坊した、と理由が出てきます。寝坊に対して、早く起きる対策をする事が課題です。
問題を解決するための行動・タスクが課題です。
課題は一つではないかもしれません。
自転車が壊れてた、財布を忘れた、と出てくると、自転車を整備しておく、財布を忘れないようするが課題です。

3.解決方法
課題に対しての解決方法です。このフェーズでは、解決策を抜け漏れなく解決方法を出して、それを評価して優先順位を決めます。
ロジカルツリーを使います。早起きが課題とすると、例えば、心技体などmeceで切り口を作りブレイクダウンしていきます。
早起きの必要性を書き出す、アラームの音楽を変える、夜食べるものを気をつけるなど、分解すると施策が出てきます。
施策が複数出揃うと、効果・コスト・即効性などで施策の優先順位付けします。

4.実行
解決策の優先順位が出てくれば、最後は誰が?いつまでに?どのように?どの程度まで?の5W1Hで落とす事です。
をスケジュールに落とす事です。
誰が?はプロジェクトメンバー
いつ?はスケジュール化
どこで?は場所
どのように?は週一の会議
どの程度まで?は、あるべき姿に到達するまでを定量化。

ここまで出来たら、高い評価をもらえるはずです。
限られた時間の中で、プレッシャーがかかりますので、完璧にこなすのは非常に難易度は高いです。ですが、この手順を把握しているだけでも、成果につながるはずです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?