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変化を生み出す環境づくり

こんばんは!
今日は、組織を良くしていく「変化」について取り扱いたいと思います。
ここでは、変化を改善革新の2つに分けて語ることとします。


変化とは

  • 改善
    現状の延長線上にある理想の状態を言語化し、その理想に近づいていく変化のこと

  • 革新
    現状とは全く違う性質、状態になること
    事前に計画したり意図して起こすことが難しい変化のこと

色々な見解はあると思いますが、私の中では以上のように定義してみました。
通常のビジネス活動では改善に取り組むことが大半だと思います。
理想となる状態を定性/定量で言語化(当期の予算/テーマ)し、これに伴うKPI/KGIを設定する。そしてこれを日々モニタリングし対応策を考え実行していくというシンプルなものです。
手順と要領さえ覚えれば、あとは真面目にやり抜くのみ!ですね。

一方で、革新は起こそうとして起こせるものではないので「これが正解」という方法論はないと考えています。
強いて言うならば、面白おかしく考えて既定の考え/やり方にとらわれない「アソビ」が必要だと思います。

仕事における「アソビ」

少し余談ですが、前職時代にとあるホテルの周年事業をホテルのPR担当として任せてもらいました。
このとき行ったこととしては、
ホテル開業時のコンセプトを紐解き、10周年で再認識させること。また、これを従業員向け&お客様向けのメッセージとして周年当日まで発信したりイベントで形作ることを取り組みました。
まさにこのときのコンセプトが「遊ぶように働け/The Playground」というものだったのでこのワードに対して語りだしたら結構お酒が進みます!

話を戻すと、革新を生み出すための「アソビ」とはどんなものか。
遊びという単語には「物事を楽しむこと」という一般的な語意の他に、「物事にゆとりがあること」という意味があります。
仕事における『ゆとり』とはどういったものでしょうか?

  1. 時間

  2. 精神的な余裕

  3. 余剰な資源、暇、無駄

どれもポジティブ/ネガティブ両方の側面を持っているかもしれません。
ただ、仕事を楽しんでいる状態には があるんではないかと思います。

遊び(≒ゆとり) を生み出す方法

冒頭で"革新は起こそうとして起こせるものではない"と言いましたが、「革新が起こせる環境」は創ることができると考えています。
精神的な余裕を持って仕事に望める環境を創り出すことによって、「遊び(≒ゆとり)」が生まれて、仕事が楽しめている状態になり、結果的に革新が起きる。

それは、前述の改善という活動にどう取り組むかというところにヒントがあるんだろう。

GRITの"I"から転じて、「愛」なんだ

GRIT:やり抜く力
Guts(度胸):困難なことに立ち向かう能力
Resilience(復元力):失敗しても諦めずに続ける力
Initiative(自発性):自分で目標を見つける力
Tenacity(執念) :最後までやり遂げる力

ペンシルベニア大学教授 アンジェラダックワース氏

以前にもGRITという言葉に触れて書いたことがありますが、やっぱり好きだなー

GRITの中でも特に大事なのが"Initiative"
これを発動させるための方法としてとてもシンプルな方法は、

他者評価を気にしすぎない

ということ。
「おやおや?」と思うかもしれませんが、私の中では確信があるんです。
Initiaiveの " I " は1人称主語としての「私」でもあると思っていて(これも誤読)、それは自分自身が取り組みに納得できているか、愛せているかが大事。
反対に、上司や部下や周りの人たちの価値観や基準に照らして良し悪しを判断していては自分の意見にはなりません。周りが期待する成功や成果という形にこだわらなくなり、柔軟なアイディアが生まれ失敗することも楽しめるようになるはずです。
※恐らく" I "と愛があれば失敗すら楽しめているはず

革新を目指すのではなく、面白がるというマインドセットを

歴史を振り返ると、いつの時代も偉人たちが起こした革新というものはその時代に合わせて「創りにいった」ものではなかったように思います。
私たちが生きるVUCAな現代では、環境の変化は激しく売上や利益を伸ばし、時には厳しく経費を削ったりライバルを蹴落としたりということが求められます。
ぶっちゃけすごく大変だし、辛いと思うので、あまり無理しすぎずに、自分らしく楽しめている人がうまくいくんじゃないかと思っています。

間もなく育休も終わりそうで、競争社会に戻るのが怖いですが、" I "と愛で頑張ろう!


digりの先


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