椙本孝思

小説家。色んなお話を書きながら、半信半疑で人生を送っています。よろしくね。 https…

椙本孝思

小説家。色んなお話を書きながら、半信半疑で人生を送っています。よろしくね。 https://www.amazon.co.jp/stores/author/B004LTXGKM

最近の記事

  • 固定された記事

【著者紹介】はじめましてのみなさまへ

初見の方ははじめまして。 馴染みの方はいつもありがとう。 椙本孝思(すぎもとたかし)と申します。 小説を書いたり読んだりしながら、今日もどうにか生きています。 ミステリーやホラーを中心に20冊くらい作品を出しています。 amazonでは下記の作品をご購読できます。 どうぞよろしくお願いします。 https://www.amazon.co.jp/stores/author/B004LTXGKM インターネットの庭では四半世紀ほど個人ホームページを運営していました。 でも近

    • サブスクの難点と電子図書館の方針

      昨年の11月にSpotifyやApple Musicなど大手の音楽配信サービスから安室奈美恵の楽曲が視聴停止となる出来事があった。 お陰でファンの間では騒ぎとなり「CDを持っていて良かった」「でもCDデッキなんて持っていない」「これだからサブスクは信用できない」といったコメントが流れていた。 私自身は特にファンではないので気にならないが、これは誰のどの楽曲に対しても起こり得ることだろう。 なお視聴停止となった事情はよく分からなかった。 ご存じの通り、サブスクリプションとは現

      • ネコの会議、カラスの交渉

        土の中から虫が這い出る啓蟄(けいちつ)を過ぎて、昼と夜の時間が大体同じになる春分も過ぎて、いよいよ春がやってきた。 春になると色々な生き物が姿を現す、虫も花も動物も、ややこしい人たちも浮かれて外へ飛び出してくる。 どこに隠れていたのか、街では野良ネコもよく見かけるようになってきた。 野良ネコはよく集まって会議をしている。 大抵は車の通らない空き地や路地裏の、特に日差しが暖かい所で。 2匹か3匹、時には4、5匹も集まって、何やら話したり転がったりしている。 何をやっているのか

        • YouTuber、オレのそばに近寄るな

          ちょっと前にYouTuberになろうと思ったことがある。 読んだ本や観た映画のことを話すとか、ショートムービーを作るとか、世間ニュースを批判するとか、趣味のあれこれを見せるとか。 そういう動画を作って上げて、みんなに観てもらうのはどうだろうかと考えた。 でも結局やらなかった。 なぜなら人前に顔を晒したくないし、口下手で喋りには向いていないし、世間に文句ばっかり言っている奴にはなりたくないし、そんな暇があったら何か物語でも書いたほうが良いと思ったからだ。 そして何より、私はあま

        • 固定された記事

        【著者紹介】はじめましてのみなさまへ

          元祖・始祖・本家・本元・オリジナル

          『元祖天才バカボン』は何が『元祖』なのだろう。 そんなことを言う奴はバカなのだと笑われるかもしれない。 調べてみると『元祖天才バカボン』は赤塚不二夫原作の漫画『天才バカボン』のアニメ化作品として1975年10月6日~1977年9月26日に放映された。 私が生まれる前の作品だったので、きっと私は再放送を観ていたのだろう。 そして『元祖天才バカボン』は、実はアニメとしては2作目で、初代『天才バカボン』の出来が悪いと感じた赤塚不二夫が、こちらが本家本元なのだという意味を込めて『元

          元祖・始祖・本家・本元・オリジナル

          Appleメガネは見通しは?

          先日メガネを新調した。 大人になってからメガネを掛けるようになった人には、これが初代、これが二代目と愛着を持って語る人もいる。 しかし子供の頃から掛け続けている私にとっては、二代目も三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEもなく、ただ数年毎の定期購入に過ぎない。 数えたこともないが十五代目くらいにもなるだろう。 世が世なら幕末だ。 ちなみにメガネの単位は「○本」だ。 今回のメガネは右目の乱視矯正を少し強化した。 前々から特に夜間の視界が悪く、

          Appleメガネは見通しは?

          AIの真骨頂は接客だ

          20代の頃、パソコンメーカーのコールセンターに勤務していたことがある。 パソコンの使い方やトラブルに関して電話で対応する仕事だ。 職場は大阪の日本橋にあったが、詳しい場所や会社名は明かせない。 Googleマップにも掲載されておらず、入口に看板も掛かっていない。 対応のトラブルから殴り込みに来る人がいるからだ。 仕事内容については、まあ「コールセンターあるある」といった感じだった。 「言葉で人を殺す気か」を如実に体験できる現場だった。 気の弱い私など続けていれば間違いなく胃

          AIの真骨頂は接客だ

          人間は硬貨を投げる動物

          アメリカの動物園でワニが飲み込んだ硬貨を胃から取り出す処置が行われた。 ワニはミシシッピワニのティボドー君36歳、白い体に青い目を持つ白変種で動物園の人気者だ。 そのティボドー君の胃から取り出された硬貨は70個にもなる。 それだけ飲み込んでいた理由は、園内の池に硬貨を投げ込む客が後を絶たないからだ。 人は水辺を見ると釣り糸を垂らすか硬貨を投げ込む性質がある。 寺社仏閣の池や水溜まりにも5円10円などの硬貨が大抵投げ込まれている。 水質の悪化に繋がるので止めてほしいと訴えても

          人間は硬貨を投げる動物

          インドネシアのおもしろ選挙

          インドネシアの大統領選挙が色々と面白いことをしている。 2月の14日に投票が行われた大統領選挙では、候補者のプラボウォ氏が初期集計で過半数の票を獲得し、次期大統領に選ばれる見通しとなった。 最終的な公式結果は3月20日までに発表されるそうだが、おそらくは覆らないという見方が強いようだ。 プラボウォ氏は軍人出身の72歳、国防大臣を務める強面のおじさんだ。 三度目の出馬で勝利を掴んだ要因は、若者に向けて徹底したアピール戦略にあったそうだ。 自身のマスコットキャラを前面に押し出し

          インドネシアのおもしろ選挙

          「マルハラ」に見る読書ばなれ

          「マルハラ」という言葉がある。 いや、ない。 ちょっと面白いから流行らないかなと、たぶん中年メディアが新たに作った言葉だ。 「マル」とは句読点の「。」のことで、文章末に付けるものだが、若者たちの目にはそれが「怒っている」「打ち切りたがっている」ように見えて使いたがらないという話だ。 広告会社の鉄則でもあるが、流行というのは共感よりも対立の方がよく受ける。 「そうそう、そうだよね」と思うと皆が納得して済ませるが、「それは違う、それはおかしい!」と思うと目くじらを立てて意見した

          「マルハラ」に見る読書ばなれ

          タイムカプセルは埋めるまでが楽しい

          先日、オランダのハーグでは99年前にオランダ王ウィレム2世の像の下に隠されたタイムカプセルの中身が公開された。 アタッシュケースのような金属の箱の中には、1815年のワーテルローの戦いなどナポレオン戦争に関する本や古い文書が入っていたという。 タイムカプセルは改修工事をしていた作業員が偶然見つけ、歴史学者たちも非常に驚いたそうだ。 当時の文書や品物を箱に収めて地中などに埋めておく習慣は「タイムカプセル」という言葉が生まれる以前から人類は行ってきた。 古くは5000年前のメソ

          タイムカプセルは埋めるまでが楽しい

          スターダスト・レビュー3.8の信憑性

          「ネットで話題!」と言われても、どこのネットか分からない。 「YouTubeで1000万回再生!」と言われても、見たことも聞いたこともないものも少なくはない。 趣味嗜好が細分化されすぎたせいで「人気」に対する絶対感が薄れたようにも感じている。 お陰で「知らないの? おっくれってるー(死語)」的な偏見も少なくなったのは良いことかもしれない。 今の十代が、そういう風潮とどう付き合っているのか気になっている。 たとえばネットで星3.8の高級レストランと、星4.2のお手軽居酒屋とで

          スターダスト・レビュー3.8の信憑性

          インテリアとしての本棚

          書斎の本棚が崩壊に近づいている。 壁の一辺に天井まで届く高さの本棚を建てているのだが、いよいよ本が入ら なくなってきた。 いや、以前から収納容量は100%だったのだが、本を縦や横にしてわずかな隙間に詰め込み誤魔化してきた。 その結果、容量は120%を超え、棚板にヒビが入り、全体的にも歪んだり傾いたりしている。 今は、むしろ本棚をなくして、本をテトリスのように組み合わせた方がもっ と置けるなと、私の精神もおかしな角度に歪み初めてきた。 近頃は電子書籍で事足りることも多くなり

          インテリアとしての本棚

          ふたたび能登半島へ

          2019年のゴールデンウィークに、能登半島を一周する旅行に出かけた。 奈良から京奈和自動車道に乗り、京滋バイパスから名神高速を通って北陸自動車道に入る。 金沢から、のと里山海道に入って、海沿いのルートをぐるりと回った。 千里浜の浜辺を車で走り、近くにある水圧の弱い洗車場で車を洗い、宇宙科学博物館で思いの外レアな展示物に驚いて謎の宇宙人マスコットキャラクターにも会った。 志賀原発の脇を通り抜けて、世界一長いベンチという微妙な観光名所も立ち寄り、輪島市の港近くのパーキングに車

          ふたたび能登半島へ

          心の平和に散歩のススメ

          京都の銀閣寺と南禅寺を結ぶ約2kmにわたる散歩道は『哲学の道』と呼ばれている。 琵琶湖からの疎水に沿った風情ある道で、春には桜の名所としても知られている。 『善の研究』で知られる哲学者の西田幾多郎が毎朝この道を歩いて思想に耽っていたことにちなんで名付けられたという。 なお、氏の名前を私はずっと『にしだ いくたろう』と思い込んでいたが、本当は『にしだ きたろう』と読むそうだ。 ゲゲゲの謎とは関係ない。 ミステリ好きなら島田荘司の『占星術殺人事件』に登場した舞台として知っている

          心の平和に散歩のススメ

          十二支に龍が選ばれた理由

          あけましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いいたします。 2024年、令和6年、今年は辰年とか。 私は毎年の初詣は、その年の干支にちなんだ寺社仏閣へ訪れている。 辰年の龍にまつわる寺社仏閣は非常に多い。 来年の巳年、蛇にまつわるところも多い。 再来年の午年、馬も神馬として祀られているところはある。 問題は3年後の未年、羊がなかなか難しい。 元々日本には存在しなかった動物なので、祀りにくかったのだろう。 一応、愛知県に羊神社(ひつじじんじゃ)はあるが。 十二支の中

          十二支に龍が選ばれた理由