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もふもふプッシュで上げてオン

「もふもふプッシュ」とは独立行政法人・製品評価技術基盤機構(NITE)が先日提唱した「ペットによる火災事故」について注意喚起だ。

“もふもふプッシュ”にご用心~「ペットによる火災事故」を防ぐポイント~

飼い主が外出している中、留守番をしている犬猫が「もふもふ」した手足でガスコンロのスイッチを「プッシュ」したことで火災が起きてしまうケースがよく起きているそうだ。

発表資料ではガスコンロのスイッチだけでなく、配線器具やバッテリーを噛んでショートを起こしたことによる出火、暖房器具に可燃物を接触させたことによる出火、プリンタに尿がかかりトラッキング現象(絶縁体の炭化によるショート)が起きたことによる出火などが事例として挙げられている。
対策としてはガスの元栓を締める、(チャイルド)ロックボタンを入れておく、動物をケージに入れておくなどが勧められていた。

ちなみにポスターではガスコンロのスイッチを入れる可愛い犬の画像が使われているが、資料を読むと事故件数は猫のほうが倍以上多い。
一般的に室内飼いで、縦横無尽に飛び回るのでスイッチを踏み押すことも多いのだろう。
私は犬猫を扱う際には常に「3歳児くらいの思考と行動」を想定している。
3歳児を家に残して長期の旅行になど出かけられないだろう。
だからペットは飼わないことにしている。

「もふもふプッシュ」で思い出したのが水道蛇口の上下だ。
近年、水道の蛇口といえばレバーを上げ下げするタイプが主流だが、あれが登場した頃はレバーを下げて水を出し、レバーを上げて水を止める仕組みが多かった。
そのせいで1995年の阪神・淡路大震災では、落下物などによって勝手にレバーが押し下げられてしまい、無人になった家で水が出続けるトラブルが多発してしまった。
それを受けてメーカー各社がレバーを上げて出水、レバーを下げて止水する逆のタイプに変更したそうだ。
話に聞いただけで本当かどうかは調べていないが、今はそれが標準になったという話だ。

地球の重力が下向きに起きている限り「下げてオン」の危険性はどんな製品にも潜在している気がする。
「もふもふプッシュ」の危険性が知れ渡ると、ガスコンロのスイッチも「上げてオン」「下げてオフ」が一般化するかもと思った。

【一日三報】

[TECH+]平和な時代とされる縄文人の頭骨に武器によって破壊的に突かれた痕跡、東大が発見

記事によると死後の儀礼による可能性もあるが、暴力の痕跡かもしれないとのこと。
その前に、縄文時代が平和な時代であったと先生方は思っているのだろうか。
国家間による戦争や大規模破壊兵器などはなかったかもしれないが、集団で生活をしていれば小競り合いもあったはずだ。
チンパンジーも現代人も気に入らない奴には手が出るのだから、その間にいた縄文人だけがみんな仲良しだったとは思えないのだが、どうか。

[読売新聞]「マイクロソフトに頼まれた」電子カード買おうとした男性を引き留めた店員、詐欺被害「注意していれば減らせる」

今日のゲイツさん。
まあマイクロソフトに頼まれたら大企業でも政府でも腰を上げるだろうし、80歳の男性がファミマへ足を運ぶのも無理はなかろう。
ていうか、そんなチョロいことをするから一向に詐欺もなくならないわけで、気をつけていただきたい。

[CNN]ヒキガエルの道路横断、見守りのボランティア募集 ロシア

残念、ロシアはちょっと遠い。
でもヒキガエルの横断すら見守る優しさがあるのにな。
なんでだろうね、色々と。

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