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南をガンジスへ連れてって

中学生の頃は卓球部に所属し、高校生の頃はフェンシング部に所属していた。
理由は、運動部に入りたいけど、運動が苦手だったからだ。
ガチで競い合うと負けるに決まっているから、ジャンルをずらして勝てずとも負けてはいない立ち位置を確保する。
振り返れば人生、いつもこの方法で誤魔化してきた気もする。

学校の部活動も近年は色々と様変わりしているようで、トレンドも変わりつつあるらしい。
私が子供の頃は特に男子はバスケットボール部が人気だったが、今は男子バレーボール部の方が人気を集めているそうだ。
理由は言わずもがな、漫画「ハイキュー」の影響だ。
私の頃は当然、漫画「スラムダンク」の影響だった。
「週刊少年ジャンプ」の影響力は未だ健在なのだ。

逆に人気を落とした部活としては、野球部と女子バレーボール部が挙げられる。
野球部と言えば私の頃は「タッチ」、もっと前は「ドカベン」や「巨人の星」などスポーツ漫画の定番だったので人気も高かった。
もちろんプロ野球や高校野球の影響もある。
野球といえば国民的スポーツ、メディアミックスの大成功例だが、そろそろみんな他にも目が向いてきたようだ。
女子バレーボールも「アタックNo.1」や「サインはV」や、オリンピックでの「東洋の魔女」の影響が大きかったのだろう。
活動的で日焼けもしないので女子にも人気の部活動だが、ちょっと漫画もリアルも下火になって厳しいらしい。
代わりに今は「女子ダンス部」に移行しているそうで、なるほどと思った。

運動系部活動のもう一片として、柔道やボクシングやラグビーなどパワー系部活がある。
こちらもあまり振るわない傾向にあるようだ。
どうしても安全面での懸念が強く、フィジカルに左右されるところも大きいので、ちょっとやってみようかなと気軽に入部しづらい。
ラグビーは近頃の活躍で注目も高まっているが、本格的に取り組んでいるのはスポーツクラブなどでの活動のようだ。

ちなみに近頃はマイナーながらも「自転車部」の創設や部員の増加が顕著に見られるらしい。
理由はもう言わずもがな、書かずもがな。
やはり学校部活動には漫画の影響が大きいのは間違いない。
次はどの部活漫画がヒットして注目を集めるだろうか。
そろそろクリケットとか、青春インドスポーツ漫画が出てくるような気がしている。
タッちゃん南をガンジスへ連れてって。(沐浴)

【一日三報】

[読売新聞]「キャプテン翼」連載を終えた高橋陽一さん…「翼くんは一心同体のような存在」

サッカーの人気もこの作品が一躍を担ってきたと思う。
どちらかというと、海外のスター選手がファンだったというエピソードのほうが多いかも。
引退の理由は加齢もさることながら、デジタルの波を受けて制作スタイルが変わった面も大きいらしい。
でもそれだけのキャリアがあるなら、無理にデジタルに移行しなくても、アナログで活躍できる機会もあると思うのだが。

[毎日新聞]フードデリバリーで配達せずに配達料詐取 容疑で5人逮捕 福岡

ああ、なるほどと感心した事件。
飲食業界には詳しくないので気づかなかったけど、店を抱き込めば詐欺も働ける。
これも氷山の一角で、他にやっている所も結構ありそう。

[共同通信]「下請け」は差別的?改名案浮上 公取委、20年前は見送り

今日の言葉。
「下請け」が差別語なのではなく、下請けを「下」として扱うのが差別だと思うのだが。
なおこういう話が浮上する時は、だいたいそれ以上のヤバイ問題を誤魔化したい時なわけで。
業界によっては子請け・孫請け・曾孫請け、玄孫(やしゃご)請け(4次請け)とか普通にあるよね。

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