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消費活動

10万円が給付されると決まってからというものの何に使おうかなとか貯蓄に回そうかなとか、そんな事を考えているだろう。

未だ空想上のお金だけれども。

宝くじが当たったら、、という妄想のようなものでこの過程こそが人間の消費活動を活性化させる1つの要因なのかと思う。
結局、宝くじは当たらないが手の届く範囲のものは頑張って仕事をして買うことになる。

世の中はエンターテインメントで溢れている。
小さなお菓子のパッケージもTwitterの雑踏を過ぎる誰かの呟きも、自粛中の時間も。
全てはエンターテインメントとして消費されている。

こう聞くと人生って楽しいね!
そう言いたくもなる。
けれど実際は少し違う。

テラスハウスに出演中の方が亡くなったニュースを見た。
色んな議論が必要で、旧体制として続いてきたことをいま一度見直さなければならないのだろうと思う。

でもなんだか腑に落ちないのは、多くの人たちはこの死をエンターテインメントとして消費していく気がしてならないのだ。

匿名で議論をし、発言をして誰かを糾弾する。
良い未来までの過程として必要なピースなのかもしれないが、果たしてこのニュースに発言する人の何割が持続的に人間の死やSNSの在り方を考え続けるのだろう。

そんな事を考えてました。

急速にヒトが亡くなったという情報が拡散され、思い出を語ったり、英雄視したり、問題提起をしたり。

なんだか気持ちが悪いなと感じてしまった。

少なくとも自分の身の回りにいる人たちに関してはエンターテインメントとして消費させたくないな。

俺らは人間なんだから。

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