はちみつロケットは奥が深い

「はちみつロケット」というアイドルグループがヤバい。といってもこのグループは惜しくも4月末に活動を終了してしまったので、もう「はちみつロケット」としての彼女たちの活躍をお目にかかることはできないのだが、とにかく彼女たちは本当にすごい。というかすごかった。

というのも、まずこのグループの楽曲プロデュース陣があまりにも豪華すぎるのである（後々紹介したい）。ほぼ無名の状態でメジャーデビューした彼女たちは、日本のJ-POP界、アニソン界を牽引してきたものすごい人たちの曲を歌ってきたのである。それだけスタダスは彼女たちに期待しているということでもあるが、その期待は相当なプレッシャーだっただろう。しかも、作曲陣は容赦なく自分の個性だとか世界観を出しまくって曲を作っている。悪く言えば、はちロケの雰囲気に合わせよう！一貫性をもたせよう！という気があまり見られない。

そんな彼女たちは、あるときは地下アイドルっぽいゴリゴリ電波系の曲を、ある時は一昔前のジャニーズみたいな曲を、またある時は自分の親世代の渋谷系楽曲を歌う......というように、めちゃくちゃ広いジャンルの、しかもそのジャンルの一人者といってもよい人々の楽曲を歌い、我が物にしようと食らいついている。そんな彼女たちの姿は本当に美しい。

ちなみに、私がこのグループを知ったきっかけは、「忠犬ハチ公」という楽曲を作曲したのが私の愛してやまないコモリタミノル先生だったからである。

冒頭0:08秒時点で、もうコモリタミノル感がじわじわにじみ出ている。というかSMAPのSHAKE感と言った方が話が早い気がする。チョーベリベリ最高ヒッピハッピシェイクな四つ打ちディスコでノリノリだぜ。

(ヤバかったら消す)

まずこの「忠犬ハチ公」のPVもなかなか現代のアイドルにしてはちょっと風変わりである。（よくわからないけどうちのオケのあの人やあの人は好きそう）ちなみに、公式の説明にはこう書いてあった。

タイトルや歌詞内容からは想像出来ない、60年代の"ツィッギー"のようなファッションに身を包んだメンバー。はちみつロケットの持つ、可愛いけどどこかコミカル彼女たちの武器を全面に表現したミュージックビデオとなっています！

これツィッギーって言うんか！なんだよツィッギーって！もしかしてみんなツィッギー知ってるの？ツィッギーしちゃってるの！？と思った無知無知の私は、wikipediaで「つぃっぎー」とやらについて調べてみたところ、元祖渋谷系でおなじみ。ピチカート・ファイブの「twiggy twiggy」がツィッギースタイルにぶち当たった。あ！！！！！これ！！！！！！トゥイッギーなミニスカートで♪のやつだ！！！！！！！！！ツィッギーってこれか！！！

令和のアイドルを遡ったら元祖渋谷系にまで来てしまった。わたしの大好きな渋谷系。いい曲ですよね。

渋谷系....?

勘のいい皆さんはそろそろ気づいてしまったのではないだろうか。まだわからないヨ～というお友達のみんなは、画面をスクロールして一番上の動画を見てほしい。

「忠犬ハチ公」！！！！！！！？？？？？？？？ウワーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー！！！！！！！！！！

はちロケメンバーが野宮真貴に見えてきてしまう。いや、まあこじつけやんと言われてしまったらおしまいなんですけど。渋谷系を「日本で洋楽やってみた」だと定義するなら、もうこれは意図的にやってるとしか思えなくなってきました。作詞も渋谷系ミュージック歌詞を多数手がけているいしわたり淳治さんですし。っていうかいしわたり淳治さんって「愛をこめて花束を」の作詞やった人なんですね。めちゃくちゃすごい人では？そうするとますます可能性が高まってきますね。私陰謀論とかめっちゃ好きなんです。

もうなんか、はちロケってすごい人がかかわっているんだなと（じゃっかんのこじつけ）......　でもこじつけであっても、そんな解釈をさせてしまうような制作陣もすごいと思うんです。たぶん一曲一曲掘っていったら、いろいろ語れるような気がするのでこれから少しづつはちロケ紹介noteを書いていこうと思います。（ここまでちロケメンバーの名前も人数も一切出てないの面白くないですか？）

ここからは余談です

ここからは双方に申し訳ないことを言うんですが、「忠犬ハチ公」ってデレステの「アタシポンコツアンドロイド」とめっちゃ似てると思うんですけど、どうでしょうか。

（これはもう本当にこじつけofこじつけなので忘れてください。でも、これを読んでくれているオタクの皆様のなかに、私と同じことを思っている人がいるかもと思ったので書きました。）

もしかしたら、もしかしたらなんですけど、作曲者のササキトモコさんの年代的に、コモリタ先生がブイブイ言わせてた90年代のジャニーズとか、folderとかの曲に影響を受けている...とかいう可能性ありませんか？

でもこういうもうちょっと前の昭和アイドル！みたいな曲もつくってらっしゃる方なので、コモリタミノルさんとは関係ないかも、もっと広い枠でとらえてるのかもですね（どっちだよ！）。

「忠犬ハチ公」→「ピチカート・ファイブ」→「アイマスのササキトモコ」とめっちゃ飛んでしまいました。ごめんなさい。わたしもわからんちすぎてポヨポヨ～になったのでここらで終わりにします。

※あれ、コモリタミノルさんなんかすきかも～と思った方は、私の「音楽理論はわからないけど～」の記事を読んでみてください。コモリタ先生の曲をちょっと紹介しています。

※あれ、ピチカート・ファイブさんなんかすきかも～と思った方は、こちらをどうぞ　https://www.youtube.com/watch?v=3d0ejbGvwJ4

※あれ、ササキトモコさんなんかすきかも～と思った方は、「きゅんっ！ヴァンパイアガール」とか聞いてみてください。なんとこれもササキトモコさんです（さっき知った）