心霊写真は割りと撮れるものですが
お読みくださる方々、本当に有難うございます。とても、嬉しいです。
今回は、小学生の頃、幼なじみと、心霊写真にはまり、実験したお話をさせて頂きます。
(上の写真は、光源が入っただけです。すいません)
今よりも、オカルト好きな子供が多かった時代です。「あなたの知らない世界」や、「宜保愛子さん」を筆頭に、霊能者がTVにたくさん出ていました。
心霊写真集も、たくさん出ておりました。「月刊ムー」が話題になりだしたのも、この頃と思います。ネッシーや、日本の「タキタロウ」、「雪男」などの未確認生命体のお話に熱くなりました。
触発された私たちは、小学校の低学年から、「不思議クラブ」なるものを作って、中学生になる頃まで、研究をしておりました。
活動内容は、主に、近所に不思議発見をしに行くこと、星の観察と銘打って、UFOを探したり、心霊写真集や怖い話を読んだりすることです。
今よりも、情報収集が簡単にできない時代だったので、近所に「稲川淳二さん」が来たほどの心霊スポットがあることも知らず、的外れな「研究?」をしていました。(あるんです。すごいところが)
そんな折、研究成果を発揮するチャンスがやって参りました。小学校高学年に行われた「林間学校」なるものです。なぜ、その名前なのかよくわかりませんが、一泊二日で、遠足にいく行事です。
場所が、当時の我々でも、知っている超有名スポット「華厳の滝」でした。現在は、話題にのぼらないですね。どんどん、新しい場所が発見されると、需要がなくなるのでしょうか。不思議なお話です。
ちなみに、他に有名だったのが、「恐山」「富士の樹海」でした。
1980年代三大心霊スポットです。
私たちは、今までの恐怖本や、心霊写真集から、仕入れた情報で、「怪異に合う方法」を見つけ出しておりました。
「やってはいけない所で、やってはいけないこと」をする!
これです。
この安易な、馬鹿みたいな方法を、「新耳袋 殴り込み」のギンティ小林さんより、ずっと先に、発見していました。
「新耳袋 殴り込み」大好きです!ギンティさん、滅茶苦茶、面白いです。ぜひ、皆さん、読んでみてください。
とりあえず、親兄弟に頼み込み、インスタントカメラ「写ルンです」を、写真150枚分ほど集め、華厳の滝で全て消費する計画をたてて、実行します。
先に結果を述べますと、全体の三分の一ほどが心霊写真でした。
「写れ!写ってみろ!○○!」と今、思えば、恐ろしいことを叫び、先生に怒られながら、撮りまくった結果です。
見間違いするようなレベルのものではありません。滝中の水しぶきに、ハッキリと何十という、叫び声を上げている顔が映っていたり、(このパターンたくさん、写っていました)不気味な笑い顔が写っていたりで、「光が映り込んだ、オーブ」系ではなく、実際に「人型」が映り込むものが多かったで
大興奮でした。
やってやった感がものすごく、全国に発表したくて、全ての写真を心霊写真集を出していた編集部に郵送しました。
音沙汰なしでした。
友人が電話もしましたが、繋がりませんでした。すべて、失いました。残念な気持ちで一杯だったのを覚えております。
残った普通の写真を落胆しながら眺めていると、ジュースを持ってきてくださった友人のお母さんが、その中の一枚を見て、声をあげます。
「やだ!何、この気持ち悪い写真!」「捨てなさい!」と。
ですが、私と友人たちが、いくら見ても、何も映っていません。私は、その写真も、普通の写真と同様に、アルバムにしまいます。
全ての心霊写真を失くした私たちは、学校でも悔しがっていました。あまりに、うるさいので、他の友人が見かねて、「これ、あげる」と同じ林間学校時に撮った一枚の写真をくれます。
何かの石碑の横で、その友人がピースしている写真。その石碑の前には、別の友人が写っています。
これだけの写真なのですが、石碑の前の友人は、完全に透けています。後ろの石碑が見えているのです。
ピースの友人は言います。
「これ、一人で撮って貰ったんだよ。横のこいつはいなかったんだ」
不思議クラブとして、調査を始めました。
その透けた写真の前後の写真、また、同じフィルム内の写真を、全て、見せて貰い、尚且つ、本人たちや、周りの友人たちにも、聞き込みをします。
そのフィルム内の他の写真に、「透けた友人」は写っていません。
また、林間学校中、その二人に絡みはなく、更には、普段から、交友がありませんでした。
何かで、間違えて写った可能性は「ゼロ」です。
私たちは、大騒ぎしましたが、この写真、この後、紛失していまいます。
誰が持って帰ったのかも、どこにしまったのかも、分からないまま。
それから、3年後、中学の2年生になったころ、私は、何気なく、当時のアルバムを友人たちと見る機会がありました。
ただ、懐かしい思い出話の延長で。
その時、友人のお母さんが、「捨てなさい」といった写真を見て、ギョッとしました。
当時、あれだけ見て、分からなかった写真。
完全に映っていました。「滝の中に着物を着て赤ん坊を抱いた女の人」その頭の上で笑う「緑色の顔」
今、思い出しても、鳥肌が立つものですね。
これは、近所のお寺に持って行って、供養して頂きました。何となく、嫌な心持がしたので。
また、悩んだのですが、書くべきことではないと判断し、割愛しますが、透けていた写真の友人は、この後、いろいろなことが起きました。
怪異として、大事な部分なのですが、あまりに後味が悪いので、伏せさせて頂きます。すいません。
子供ながらに、悪ふざけで、心霊写真など、撮ってはいけないし、騒いではいけないと強く思う出来事でした。
長々すいません。
ここまで、お読み頂いた皆様に感謝いたします。
有難うございます。
皆様がお幸せでありますように。
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