監査法人からnoteへ転職しました
6月30日をもって9年ちょっと働いた監査法人を転職し、7月1日よりnote株式会社へ入社しました。
noteでは財務経理に入り、経理業務、決算業務はもちろんですが、会計周りに紐づくビズサイドの業務フローの構築・整理などもやっていきたいと思ってます。
せっかくnoteに入社したので、いまの気持ちの整理とこれからの思いを残すため、私もnote書いてみようと思います。
1.転職を考えたわけ
①当事者になりたい
監査の仕事は、国家資格である公認会計士をもった者だけができる法に守られた仕事でして、当分はなくならないだろうし、それなりに報酬だっていいでしょうし、恵まれた環境にいると思いながら9年間働いてきました。
しかし、毎日書類つくりに忙殺される中で、自分で稼いでいる感覚、仕事への手触り感が物足りなくなってきているとも感じ始めました。
もともと自分のスキルでもって、なにか社会に貢献したいと思って公認会計士を目指しました。しかし、外から企業を見る監査の仕事ではどうしても当事者にはなれないことにもどかしさを感じるようになりました。
②仕事のクリエイティビティ
ここ数年大きな企業な「不適切な会計処理」が何度もニュースになっています。そのようないわゆる不正会計のような問題が起きると監査業界では「もっとちゃんと監査をしろ」と、内外のいろんな方面から締め付けが入ります。
そのような締め付けが不正を見つけるためのクリエイティブな取り組みであれば、自分も大賛成でやっていきたいと思っていましたが、どうもそのような方向ではありませんでした。
締め付けの詳細は書きませんが、結局会計不正は後を絶たないし監査の信頼性は常に議論になっているし、実効的な規制でなかったことが伺えます。
そのような監査業界のさまざまな規制の強化で仕事にクリエイティビティが失われ、気がつけば書類作成マシーンのようになりつつありました。
結論:転職をしよう
だったら監査人の立場として外から見るのではなく、会社の中に入って自ら動いた方が、よっぽどクリエイティブで自分が思い描いていた仕事ができるんじゃないかと思うようになりました。
このまま10年間監査の仕事を続けて、事業会社の経験もなく書類作成おっさんになっていくのを、恐怖にさえ感じました。
転職をしよう。
2.noteへの転職を決めた理由
転職はSAAS系企業を中心に回りました。
「テクノロジーを使って社会に価値を提供している」
これを会社選びの軸にしました。
監査法人出身、会計士資格保有といえど、経理実務経験はありませんでしたので、書類選考で結構落ちました。。
そんな中エージェントに紹介されたのが、当時まだピースオブケイクだった弊社。(弊社って言えるのめっちゃ嬉しい)
サービスは知らず知らずのうちに結構使っていて、とくにアパレル業界に新しい風を起こしつつある?foufouのnoteはよく見ていました。
noteというプラットフォームは当時自分が関わっていたクライアントのビジネスとも遠からず接点があり、まさにそのとき問題に感じていたことを解決する可能性のあるビジネスモデルでした。
きっと人気があるだろうし、自分には厳しいだろうなと思いつつも、CEOの加藤さんやCXOの深津さん、社員の方々のnoteを読んでいるうちに入りたい気持ちがとても強くなりました。
特に1次面接後くらいのタイミングで見たこの記事には、心をもっていかれました。
わたしたちが社会のために動くと、それはボランティアではなく、自分たちのサービスのグロースにもつながる。つまりビジネスとしての成長にもつながって、いいことしかないんです。
自分のスキルで社会に貢献したい会計士と、社会のために動くとそれがビジネスの成長につながるプロダクトをもっている会社。
これは内定勝ち取るしかない・・・そう思って突き進みました。
思いがちゃんとあると面接でもしっかり伝えることができるし、他の面接よりうまくいった気がします。思いって大事。
そして運良く内定をいただくことができました。
3.これからやっていきたいこと
これからどんどんビジネスがグロースしていく中で、会計にしっかり数値を落とし込まないと経営判断を誤る可能性があります。
まずはここをしっかり抑えたいと思います。
そして、6,000万MAUを超え、もはやパブリックカンパニーとしての自覚も必要となってくるタイミングですので、ビジネスリスクを適正にコントロールするための仕組みづくり。ここにも力を入れていきたいと思っています。
入社していつの間にか3週間以上が経ってしまいましたが、やることめっちゃある・・・
6倍速で時間が流れるとの前評判でしたが、全然誇張じゃない、むしろもっと早いんじゃないかってくらい充実した日々を過ごしています。
バックオフィスでもリーダシップをもって、クリエイティブに解決していきたいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?