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200年続く近江商人の婚家が教えてくれた、「与えたもののうち10%だけもらう」家訓が、本当にサステナブルなインターネットビジネスにマッチしている件。

ともえ@ファスティング中です。
(→よかったら自己紹介を読んでね)

実はうちの婚家は、土の時代の始まり(1800年ごろですね)とともに商売をはじめた近江商人の家系です。

記録に残っている一番古い事業は、1780年代創業のもぐさ商い。

我が家は築100年の総欅造りの古民家~~

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ご先祖様。↑この人の名前をうちの子につけました。3代前の村長だったのー。

100年以上続くような近江商人の家は家訓が残っているところが多くて、家によってそれぞれ違うのですが、うちの婚家の場合、

✓ 与えたものの10%だけ受け取りなさい

というのがある。

最初聞いたとき、えーって思ったんですけど、私がその後、偶然立ち上げたオーガニックコスメのブログを通じてネットで商品を紹介することをはじめたとき、まさにこの「10%」っていう数字がめちゃくちゃ根拠があると気づいたの。

なぜかというと、だいたいインターネット上の商取引の成約率って、

✓ 100人がページを見る→10人がクリックする→1人が買う

つまり、最終的にお金を払ってもらえる人は、全体の大体1%前後が平均です。

人気のコスメとかでも成約率は1.73%とかそれくらい。2%超えたらレジェンドで「すごいすごい」って広告代理店の人が騒いでいたくらいですよ・・・

で、100人にブログを見てもらって、そのうち10人でもクリックというアクションに出てもらう、そこで10%。さらに買ってくれるのはそこからまた10分の1なので、最終的に100人がブログを見ても買うのは1人、つまり1%なわけです。

ブログ見てリンククリックするのは10%以下→リンククリックして買うのは10%以下という形で、購買に至るまでのアクションが推移していくわけです。

でもね。

私達はお客様にならなかった99%に対しても、良き印象を可能な限り残せるようなメディアや仕事じゃないと、これからの時代意味ないよなって思う。

三方良しじゃないけど、世間を意識できない身内は終わるよってこと。

うちわだけで盛り上がっていて周りは迷惑とか、お客さんと提供側が非対称なしくみとかは、水瓶座のグレコンが来て、一気に淘汰されるよね。

だから与えたものの10%以下だけ受け取る、というのは、ある意味で、自然界の法則的な数字だと思いました。

なぜなら、ビジネスが本当にサステナブルであるためには、瞬間最大風速的なギラギラや、がめつく取りこぼしのないように立ち回ることってむしろ弊害。

何をするかよりも、何をしないかという品性(恥じらい)が、その人の「徳」みたいなものだと感じている。

もっというと、徳に結びついたお金以外は、持つと自分の器を壊すと思ってる。

※ちなみにそのブログは、こちらね↓ 最近更新してないけど、今度は国産のオーガニックコスメと精油のメディアを立ち上げたいと思ってます。知られざる国産素材を使って、足元からもっと美しくなろう~~❤

で。当時、海外出張年4回もあるフルタイム勤務中でしたが、コツコツオーガニックコスメのブログを作っていて思ったのが、

✓ レビューや紹介は愛(徳)

ということ。

だってさ、もし、すべての記事が売り込みまくりの記事でがめつさ満載だったら、そもそも読者なんてつかないでしょ?

楽しくて嬉しくてためになって居心地がいいところだから読者さんが読んでくれる。そして、ついでに商品が欲しくなって買っていく、というのが正しい順番。

・・・

先日ね、ボーンブロススープのレビュー記事を書いたんだけど、

このボーンブロススープの会社のナチュラーレさんから、先程noteでサポートをいただいたの!!!

びっくりした~~!

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ちなみにね。

私は気に入った会社さんや商品を丁寧に媒体でレビューすることが好きで、そこに報酬があろうとなかろうと、ずっとやってきた。

だからなのかな。

オーガニックコスメのブログ、もう更新を止めているけど、時々メールでお問い合わせをいただくの。

✓ 著書の中で引用したいです
✓ 今度うちの会社の商品レビューしてもらえますか

って。

今は時間の関係でやらないけど、こういう方々にはありがとうって思うし、仲間だなって思う。

そして、こういう同好の士とのインターネットでの人との交流こそが私の魂を高揚させる。

SNSでいいねを押し合うとか、ご飯を食べていくとか、月100万稼いだとか、そういう低次元の話じゃない。

メディアを創ることの本当の喜びがあふれているのが、風の時代のサステナブルなインターネットビジネスだと思うのよね。

2000年からの20年は、牡牛座グレコンだったから、自分の利益になることや自分の楽しさ居心地の良さ・儲かることのためにインターネットを使うっていう色彩は強かったと思う。

だけど、風の時代になったら、また違うインターネットビジネスが求められると思っている。それは、ある種の普遍的なものへの回帰であり、人類への貢献みたいな意識だと思う。

もちろん、土の時代に培ったスキルは必要で、そういうものは今後も引き継いでいく必要はあるよ。

だけど、ビジネスのやり方や受けるスタイルはかなり変わると思う。

こういう人とのご縁を創るのがインターネットの第一義であって、お金を稼ぐとかいうのは第二義。

だって、お金って突然なくなったり(戦後の預金封鎖あったでしょ)、ビジネスモデルも短命ですぐ崩壊するじゃない。

だけど、何があっても残り続けるのは信頼だから。

・・・

話がまとまらなくなったけど(笑)、

近江商人結構すげーなって最近思う。だてに、数百年家系続いていないよなって思うの(笑)

自分が世界に放った良きことの10%以下だけを受け取る、というのは精神衛生上とてもよい。

自分に誇りを持てる生き方をしたいよね。

もう私も今年、不惑だからなーw

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