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仕入れた1000本のカーネーションの話。2021年母の日weekレポート〈フラワーカフェNENENスタッフ・中村麻耶〉

ハーバルアイでは、薬膳料理とお花屋さんが融合したフラワーカフェを開いています。

そのフラワーカフェの名は「NENEN」
福岡市東区香椎照葉6-6 アイランドアイ内にあります。

「5月9日 母の日」
毎年、母の日はNENENにとって年に1度の特別な日。

お花屋さんとしてのNENENが駆け抜けた母の日の1週間を、NENENスタッフの麻耶さんに記していただきました。

可憐なお花の裏側に、たくさんの想いを込めています。
今回はNENENがどんな母の日を迎えたのか、お伝えいたします。

駆け抜けた2021年母の日week


NENENとしては2回目を迎える母の日。
今年は昨年からのコロナの影響で、母の日の定番のお花カーネーションの作り控えや、海外輸入も激減の為、価格も高騰品薄状態と3月ごろから市場では不安な情報が入ってきました。

それでも、今年の母の日は思い切り良いお花を作りたくて、
これまで1年間の営業の中で仕入れてきたカーネーションの中から厳選し、
とびきり素敵な品種数種類を合計1,000本注文しました。

NENEN母の日05

その他にも、アレンジで使用するアンティークバラに、飯野さんの芍薬、
この時期しか出ないヒメリョウブなど、全国のお母さんたちにコロナ渦でもとびきりのお花で元気になってもらいたい、そんな想いでお花を厳選しました。

NENEN母の日02


【NENENらしい花】がこの1年を通してお客様に定着したかと思います。

心躍る花、心や癒される花。
NENENでしか買えないお花を仕入れてきました。
だから、今年の母の日も「らしさ」を忘れない商品作りを目指しました。

花屋にとって仕入れこそ「命」です。
注文をしていても、どんな状態で入荷するかは、手元に届いてからでないとわかりません。

特に母の日は一年で一番花の動くシーズン。
いつも仕入れている草花が同じ状態で入荷するかも分からないのです。

そんな中、お花を提供してくれる仲卸さんが咲き具合やお花の状態を常に知らせてくださり、今年も最高の仕入れを行うことが出来ました。

母の日に関するお花業務は、全国各地への発送に関する確認、伝票制作、段ボールの組み立て、店頭での受け渡し確認、お花の水揚げ、お花の制作と多岐にわたります。

今年は昨年以上にスタッフの数を増やし一丸となって業務を分担し、事前に準備を整えることが出来ました。
そのおかげで無事に全国お母さんたちへ発送することができました。


NENEN母の日03

発送がすべて終わり、いよいよ母の日当日の店頭販売が行われます。

昨年NENENでは母の日当日お小遣いを持った子供たちが1輪のカーネーションを買いに来てくれました。

その姿を思い出し、今年は約200本の1輪花の作成、アレンジ花も当日限定の種類をふんだんに制作しました。

NENEN母の日04

迎えた母の日当日。
沢山のお客様がお店に足を運んでくださいました。

昨年以上にたくさんの子供たちがお小遣いを握りしめて来てくれて、
嬉しそうに満面の笑顔で好きなカーネーションを選んで、キラキラしたまなざしで持って帰る。

そんな姿をいくつも見ました。

売り切れで一人もお断りすることがないように、たくさんたくさん準備した花は営業終了と同時にほとんどが完売しました。

NENEN母の日06

言葉にならないほど嬉しかった母の日。
仕入れから母の日当日まで駆け抜けた1週間。
色んな思いが込み上げ、今年の母の日は絶対にやり切りたかった。
だから、本当に本当に全員でがんばりました。
私の花屋人生の中で一番幸せな1週間でした。

2021年5月31日
NENEN
中村 麻耶


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