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糖質の摂りすぎが多くの病気の原因?

現代の生活は、気をつけないと糖質過多になりやすいです。

生活習慣病のほとんどの原因が糖質過多です。

脳卒中、心臓病、糖尿病、がん、高血圧、動脈硬化、白内障、骨粗しょう症、虫歯、歯周病、これらは糖質の取りすぎが主な原因です。

え? 

そんなはずないでしょう? 

と思うかもしれませんが、実は糖質の摂りすぎが引き金になっているのです。

イギリスの医学教科書である「ヒーマン・ニュートリション」では次のような内容が書かれています。

現代の食事は、『利用されやすいブドウ糖』を大量に食事から摂っている。このようなデンプンなどに由来する食事をしていると、血糖値を上昇させて、糖尿病、冠状動脈疾患、がん、老化などを発症させる温床を作ってしまう。農業が行われて以来、人は穀物を主な食事としているが、人の消化管はまだ穀物をベースとした食物には対応できていない。ましてや、加工された食物に対しては到底適応しきれていない。

糖質を摂って血糖値が上昇すると、血糖が体温により温められます。そうすると体内で糖化が起こります。余分な糖質が体の中のタンパク質と結びついてしまします。健康診断の結果にヘモグロビンA1cという検査項目があります。ぜひ見てみてください。これは、ヘモグロビンというタンパク質に糖(ブドウ糖)が結びついて糖化したものです。

このヘモグロビンA1cは糖化の途中段階なのですが、さらに糖化が進むと、最後にはAGEs(終末糖化産物)が増えてきます。

ヘモグロビンA1cの段階までなら、糖質とタンパク質を離れて糖化をリセットできる場合もあるのですが、一旦、AGEsができてしますとこの糖化をリセットするのは非常に困難で、体内に留まってしまいます。

怖いのは、このAGEsがたまり体内に蓄積されてしまうと次のような問題が生じることです。

・動脈硬化:AGEsが血管にたまると

・白内障 :AGEsが目のレンズである水晶体にたまると

・人工透析:AGEsによる糖尿病の合併症

・聴力の低下:AGEsが関係しています

・骨粗しょう症:AGEsが骨にたまると

のように様々な悪さをします。

ですから、糖質を過剰に摂取しないようにしましょう。摂ってしまった糖質が体内でAGEsを増やしてしまいます。そうすると AGEs は体内にたまる一方で、かなり様々な悪さをするのです。

テニスで有名な大坂選手、ジョコビッチ選手は二人とも糖質制限をしています。糖質制限により、脂質とケトン体の利用効率が向上して筋肉が効率的に動けるようになります。さらに頭の回転も早くなり相手の動きも迅速に捉えられるようになるのです。糖質制限は多くのスポーツでパーフォーマンスが向上することがわかっています。

このように糖質制限は、生活習慣病などにかかりにくくなり、いつまでも若々しくいられて、生活のパフォーマンスも向上するという、いいことずくめです。糖質制限をやらないてはないでしょう。いかがでしょうか?

さらに子供も糖質を摂りすぎています。

子供には、お菓子、ジュースはなるべく控えた方が良いのです。ご飯、パン、麺類は極力食べないようにして、魚、肉、チーズ、バター、野菜などを食べるようにしましょう。

成長期の子供には糖質は必要であるから糖質制限はよくないといったことを話す医師や栄養士もいます。

しかし、子供の成長に必要な栄養は、体内で作り出せないタンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル、植物繊維なのです。糖質は、肝臓の糖新生の働きでいくらでも体内で作り出せるのです。(この糖新生の働きは乳幼児にはありませんが母乳に含まれる乳糖で補っています)

子供も糖質制限すると血糖値が安定します。その結果、やる気や集中力も高まりますので、勉強もできるようになるのです。大人でも同じです。

いかがでしょうか? 糖質制限やる気が出ましたか??



















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