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初の京都で異彩を、放ったのは。

こんにちは、京都に長期出張中のHERALBONYプレス、miuです。
ヘラルボニーマガジンに登場するのは、ちょうど1年前の入社以来です。

私の入社エントリ記事はこちら

さて、横浜生まれ横浜ぬくぬく育ちの私がなぜいま京都にいるのかというと・・・そう、HERALBONYの関西初進出が決まったから。
ブランドのプレスを担当する私ですが、実は店舗責任者も任せていただいていて、先輩社員に「よかったら京都のお店、お願いします」と言い渡されたのは数ヶ月前のこと。

ということで、12月3日から2022年1月30日まで、京都の藤井大丸百貨店でHERALBONY POP UP SHOPを開催しておりまして。

藤井大丸って、関西初マクドナルドができた場所だとかで、150年の歴史もあるし、いざ見渡すと一流ショップが勢揃いしているしで、関西のおしゃれなお方が集まるといわれる超ステキ空間なのですが、そんな場所に期間限定ショップの出店が決まったので、新幹線に乗る一ヶ月前からソワソワソワソワしていましたの。

いざ、京都へ

たくさんの方の、優しすぎたり、天才すぎたりするお力添えにより
それはそれは、素敵な空間に仕上がりました。

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藤井大丸 5F HERALBONY 期間限定ショップ

それも、今回は京都市在住のアーティスト 衣笠泰介さんの原画を店舗内に展示・販売できたので、既に鮮やかなプロダクトが並ぶ店内がより鮮やかMAXに。5階に上がった瞬間、カラフルで明るいHERALBONYの空間が広がっています。
新しい色彩で"自由に楽しく"描かれた、衣笠さんの作品に引き込まれて入店される方がたくさんいらっしゃって。アートの人を動かす力って、すごい。

アーティスト 衣笠泰介

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Taisuke Kinugasa「ブダペストで朝食を」

衣笠泰介 Taisuke Kinugasa
在籍:個人(京都府)
1989年 京都市生まれ。2歳から絵を描き続ける。生きることは描くこと。マジカルとも評される色彩感覚と感受性で、光と色彩に溢れた世界を描く。そのアートワークは国内外で高い評価を受けている。京都市内のギャラリーミラクルを拠点に、東京・京都・沖縄・札幌・大阪・岡山・ニューヨークなど、各地で個展を開催。様々な大手企業コラボレーションや製品化、商業空間や公共施設展示などプロジェクト多数。京都上御霊神社と京都御所内白雲神社の絵馬所には、大作絵馬が奉納常設展示されている。

色鉛筆やクレヨン、油彩、アクリル絵の具などさまざまな画材が使われる彼の作品は蛍光色で描かれる風景が一際印象的なのです。だから、華やかで大胆に見える作品なのに、一歩近づけばまた新しい景色が見えてくる。よく見ると絵の中に文字が見えたり、色鉛筆の上に重ねられた絵の具の色目が立体的で、私は「この色味、かわいい。キラキラしてる〜、ここも好き!」「この文字、かっこいい。なんて意味?」と、いろいろな思いや疑問を馳せながら前のめりに見てしまう。

作品は、旅行で訪れた景色や写真、部屋の中にある瓶やボトルなど、何かがモチーフになって描かれてるとのこと。2歳からアートを描き続けている泰介さんは、当時から文字やアルファベットを描いていたそうで、それが続いて現在の作品にもカラフルな景色の中に文字が散りばめられていたり、日本の景色なのに海外にいるような、現実の世界と異世界が入り混じった不思議な世界に連れていかれるのです。

藤井大丸でライブペインティングイベントを開催

そんな、彼の描いているところを見てみたい、その感動を皆さんと分け合いたいという想いが募りに募り、12月19日に衣笠泰介さんのライブペインティングイベントを店舗内で開催しました。

驚きの速さで描く泰介さん


衣笠さんは、テーブルに着くや否や自分の色鉛筆を右手に持って、スケッチブックに何やら描き始めたーー!!!早いっ・・・!

絵描スイッチも早いけど、何より描くスピードが風のよう。

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テーブルには泰介さんがモチーフにして描くための写真を並べていましたが、選んだモチーフを一瞬見るとすぐに手元に目を落とし、スラスラと描きはじました。

たくさんの来場者に囲まれ、注目を浴びながらも、いつも通り"自由に楽しく"描く泰介さんの姿を見せてくれました。

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途中、泰介さんのお散歩など、ロング休憩を挟みつつも、あっという間に1時間のライブペインティングは終了しました。なんと、1時間の中で描き上げた作品は15作品以上。彼の迷いのない筆の動きに、そこにいる誰もが衝撃を受け、描く手元へ引き込まれるように凝視していました。

作家 岸田奈美さんとのコラボレーションイベント

ライブペインティングの後には、京都市在住の作家 岸田奈美さんの書籍「傘のさし方がわからない」発売を記念したサイン会を行いました。
そこに、ライブペインティングで泰介さんが描いたアート作品がブックカバーになって来場者にプレゼントされるという連動企画。

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装丁にブックカバーを折り込む様子

実は、泰介さんには岸田さんの写真や装丁のイラスト、傘などをモチーフに描いていただいていました。岸田さんのサイン会は今回も開始前から長蛇の列で、アートブックカバーが付いた書籍は瞬く間に完売。

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ライブペインティングとサイン会にご参加いただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。

実は泰介さん、小さい頃から河原町方面に行くときは藤井大丸の近くにあるおもちゃ売り場を見ないと気が済まないようで、前日におもちゃ売り場から藤井大丸までの行き方の予行練習と、当日もイベント前におもちゃの売り場チェックを済ませて藤井大丸のお店まで来てくださいました。
ご協力いただいたご両親や、きっとおもちゃ売り場にずっといたかったであろう泰介さん、会場にワクワクドキドキを届けてくださり、本当にありがとうございました。

京都限定プロダクトを発売

衣笠泰介さんのアート作品を活用したプロダクトを京都藤井大丸店限定で販売しています。

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ART HANDKERCHIEF「ブダペストで朝食を」 ¥2,750(tax in)

発売直後に即完した大人気の京都限定アートハンカチ。衣笠さんが初めて海外の展示で訪れたという、ブダペストの景色が描かれた100×100cmの大きな作品がアートハンカチに。12月24日に再入荷いたしましたので、欲しかった方は是非。

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ART STOLE「beach」 ¥19,800(tax in)

ブランド初のアートストールは、人にも地球環境に優しい「レクセル素材」を使用しており、ルックスも中身も完璧。
レクセルの原料はユーカリ由来の素材なので肌に優しく、美しいドレープも特徴。そして、精製には有害な製品を使わない有機溶剤を使用したエコロジー製法を利用しているので、ユーカリから生まれた素材は生分解性され、木から生まれた素材は土に還すことができてしまうのです。

Taisuke Kinugasa ORIGINAL PAINTING

「また絶対見に来ます!」とみなさんが虜になって、そんで笑顔にもなって帰っていく、すんごい力をもつ原画作品も展示・販売しています。

【展開店舗】
藤井大丸ポップアップショップ 5F
藤井大丸オンラインショップ(原画作品の展開はなし)
HERALBONY ONLINE STORE

店舗情報

藤井大丸百貨店 5F特設スペース
【住所】〒600-8031 京都府京都市下京区貞安前之町605
【営業時間】10:30〜20:00 ※12月31日(金)は18:00閉店。
1月1日(土・祝)は休館日。
【会期】2021年12月3日(金)〜2022年1月30日(日)
※最新の営業時間は店舗ホームページをご確認ください。

盛岡、東京、名古屋(現在は撤収)に引き続き、1月30日まで期間限定でヘラルボニーが京都にもいます。
関西地方のみなさま、京都に来た際は覗いてみてくださいね。

異彩を、放て。


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