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療育で海へ。息子の成長。


年少長男は、3歳の頃にASDの診断を受けて、幼稚園と並行して週に2回、療育へ通っています。

1つめは、療育センターでの個別療育。
2つめは、森や川や海など自然の中で遊びながら、子どもたちのやってみたい!を伸ばしていく療育教室。3〜4人の小集団でありながら、先生がマンツーマンで個別に関わってくださいます。

今回のお話は、後者へ行ってきた時のこと。

こちらの療育教室では、最初の集まりは親子で参加して、途中から親と離れ、先生と子どもたちで移動車に乗って、自然の中へ出かけていきます。

今シーズンは3回目の海。
1時間ほど先生とみっちり活動してきた息子をお迎えに行くと、なんとお着替えした姿で車から降りてきました!

息子はASDの特性であるこだわりの強さから、お着替えは家で、しかもお手伝いは母にしかさせてくれません。
幼稚園ではもちろん、父ともほぼお着替えができない状況。無理にやろうものなら、怖がってパニックに…

自分で着替える練習も少しずつ進めていますが、大人でも、それぞれ得意不得意があるように、今の息子の場合は身の回りの準備にまだサポートを必要とする段階です。

そんな彼が!先生とお着替えを!しかも外で!

先生から話を聞くと、前回と同じく海には怖くて入れなかったけれど、大きなタライに海水を汲んできてくださって、タライの小さな海で、服が濡れるのも気にならないくらい夢中で遊んでいたとのこと。

帰るときには、シャワーは怖かったけれど、同じタライにお水を入れてもらって綺麗に流してもらい、お着替えは、「お母さんとします、家でします」とちゃんと先生に伝えられたそう。

そのままではさすがに帰れないので、先生二人がかりで、なだめながらお着替えさせてくださったそうですが…笑

いつも温かく、そして適切に関わってくださる中で、お家や幼稚園では得られない経験値が、ひとつずつ彼の頭と心の中に溜められていることに、そして、彼の世界が少しずつ少しずつ広がっていることに、感謝の気持ちでいっぱいになります。

母としては反省点で、今回も濡れるほどは遊ばないだろう、と勝手に決めつけて、水着はかろうじてバッグに入れたものの、身体を拭く大きなタオルは入れ忘れていました…

彼が持っている可能性を、一番近くでしっかり見つめてサポートしなくては、とお砂だらけのサンダルを洗いながら、改めて考える母です。

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