はじめまして
編集脳アカデミー主宰/問出版社編集長の藤岡信代です。
ブログ・SNS発信、DRM、電子書籍出版を軸としたコンテンツビジネスのコンサルティングをしています。
起業家、ひとり型ビジネスの経営者の方を対象に、
「理想のお客様」と出会い、長く愛されるビジネスで、自分らしく生きる方法をお伝えしています。
編集脳アカデミーでは、「雑誌のように楽しく、書籍のように役立つ自分メディアをつくる」をテーマに、オンラインスクール、グループコンサルティングを通して、ウェブマーケティングとDRM(ダイレクト・レスポンス・マーケティング)の実践法を提供。
電子書籍出版専門の問出版社では、セルフ出版を目指す方のためのオンラインプログラム「しつもん電子書籍出版マスター講座」の講師を始め、講座やワークショップの主宰、出版コンサルティングを行っています。
30年を越える編集者経験をもとに、「体験を価値に変える」「資産になる自分メディアを育てる」「理想のお客様と出会い、自分らしいビジネスを築く」ことを得意としています。
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1990年老舗出版社に新卒で入社。いわゆる「バブル入社組」として、当時はまだ華やかなマスコミの空気を吸い、またたく間に訪れたバブル崩壊で、天国と地獄を味わう経験をしました。
主婦雑誌を看板とする出版社で、インテリア雑誌という傍流を歩み続けましたが、キャリアの最後には編集長を5年間務め、3つの雑誌創刊も経験。うち2誌は、創刊編集長となることができました。関わった雑誌は、8冊になります。
雑誌編集だけにとどまらず、出版部門にも関わり、担当した書籍・ムックは50冊以上。30万部超のロング&ベストセラーの料理ムックを出すこともでき、大小さまざまなヒット体験を積むことができました。
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「編集者は一生の仕事」、そう思って駆け続けた20年。
転機となったのは、夏休みのイギリス旅行で撮った1枚の写真です。
イギリス好きが集まる勉強会に出合い、初めてその仲間たちとともに10日間の少し長い旅にでかけたときのこと。憧れていたイギリス南西部のコーンウォールで、両手を大きく広げ、おどけた表情でポーズをとる私は、文字どおり満面の笑顔でした。
撮ってくれた仲間から、その写真を手渡されたとき、私の中で衝撃が走りました。
「この笑顔が、私の本物の笑顔だ!」
大好きな仕事をして、確かに仕事漬けではあるけれど、毎日が充実している。そう思ってきたけれど、日常にいる私は「本物の自分を生きていない」と感じたのです。
このときの体験と写真は、こちらのnoteにも掲載しています。
そのときから、夏休みの10日間のイギリス旅行だけを目標に、必死で目の前の生活を乗り切り、つかの間の旅先で自分を取り戻す、という日々が続きました。そして、イギリスをあとにする度に、「いつか、本物の笑顔で生きたい。自分の時間を取り戻したい」と思うようになったのです。
50歳を目標に人生をシフトする、と決めた40歳の誕生日。
思いがけずに雑誌編集長の辞令がおります。しかも、隔月刊の雑誌2誌の兼任編集長。もちろん、お給料は一人分で、それまで2人の編集長が担ってきた業務を任されました。
2つの編集部を見るわけですから、単純に倍の仕事量というわけにもいきません。さらには、リニューアルや新創刊も加わり、ピークのときは、5誌で年間23号の刊行(ほぼ隔週刊)をこなしました。その間も、自分を取り戻すためにイギリスには毎夏、通い続けました。
プツンと糸が切れたのは、2011年の東日本大震災の翌年です。
震災後の大混乱も、30%を越えるシェアの大スポンサーを失った苦境も、なんとか乗り越えた。でも、これをあと一年、続けるの? そう思った瞬間に、心の一部が止まったのを感じました。
とにかく一旦、降りよう。なんの計画もなく、ビジョンもなく、とにかく後任の編集長に引き継ぐことだけを考えて、22年間つとめて出版社を退職。とりあえず、フリーランスの編集者&ライターの道がスタートしました。
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幸いにも、古巣の出版社からの依頼や元同僚たちからの紹介で、編集の仕事をほそぼそと続けることはできました。サラリーマン時代に比べたら、少し時間のゆとりができましたが、発注者から受注者へと変わったことで、「納期は必ず守らないと」「お客様の要望に答えなければ」、信用を失っては終わり、という怖れに、いつも縛られるようになりました。
あんなに必要としていた、自由な時間。
実際には、サラリーマン時代とほぼ変わりのない「ねばならない」の働き方を続けてしまっていたのです(そのときはまだ、気づいていませんでしたが)。
仕事になるものも、そうでないものも、さまざまなお話をいただく中で、あるときお客様の真のニーズは、「見込み客を集めたい」ということだと気づきました。私の仕事は、良質なコンテンツを創り出すこと。でも、それは道具であって、お客様の真の目的は、コンテンツを使って「集客すること」だったのです。
そんなときに、目に飛び込んできたのが、WEB集客を教える講座のFacebook広告。「ここに、必要な情報がある!」
ワクワクした気持ちで受講したセミナーは、目からウロコが落ちることの連続で、「集客」という一言の裏側に、再現性のある仕組みとメソッドがあることを知りました。そして、そのまま半年間50万円のプログラムを受講。WEBマーケティングとDRMを学び始めました。
これさえ学べば、WEBも使った仕事ができる!
そんな喜びも束の間、厳しい指導と思いがけないノルマの連続に、今度は「私は本当はできない人間だった……」と追い込まれることになります。
「やらなければ……」と焦れば焦るほど、身体も心も動かない。その自分を責める気持ちが生まれ、さらに追い込まれていく。その繰り返し。ついに半年間で、何も成果物をつくることができず、そっと消えるように去りました。いま思うと、完全に自分を見失っていた時間でした。
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そんな中で、たった一つ、掴んだことがあります。
それは、いま商標としている「編集脳」という言葉です。
WEBマーケティングとDRM、そしてコンテンツマーケティングを学ぶうちに、その鍵の一つである「コンテンツ」は、そもそも私が22年間の出版社勤務で研鑽を積んできたものである、ということに気づいたのです。
WEB媒体だろうと紙媒体だろうと、本質は「編集脳」である。
プログラムの最終盤に、最後のトライと思って始めたFacebook投稿で、さらに私は確信します。
私が想いをこめた発信は、必ず受け取ってくれる人がいる!
この「伝わる喜び」を味わい、再発見することで、私が愛してやまない編集の仕事の原点に立ち返ることができたのです。
このFacebook投稿から、「ブログの書き方を教えて欲しい」「WEB発信のセミナーはできませんか?」と依頼が入るようになり、そこで私は学んできた知識を使って、WEB集客を始めました。
苦しくて苦しくて、半年間、何も進まなかったことが、「教えて欲しい」の一言で「やりたいこと」へと変わり、出る成果がすべて自信となって自分の幹を太くしてくれる!
そうして、この体験を体系的にお伝えしていこうと決心し、「編集脳アカデミー」がスタートしました。2015年のことです。
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ブログの書き方の講座からスタートした「編集脳アカデミー」は、この間も進化を続け、現在は、ブログにとどまらず、WEB発信とマーケティング、そしてコンテンツビジネスの構築を事業の柱としています。
すべてに共通する想いは、
・あなたの体験は、誰かにとっての「価値」になる
・「伝わる喜び」を知って、自分らしいビジネスを笑顔で続ける
この二つをお伝えして、よき伴走者としてサポートすることが、私のミッションです。
「伝わる喜び」は、もっと豊かな体験をして、必要としてくれる人に伝えていこう!という勇気を与えてくれます。
自分の人生を精一杯に生きてきた、その体験を心から慈しみ、自分を深く承認することで、いつからでも何度でもチャンレジしよう!という勇気を与えてくれます。
私自身が、そう生きること。
そして、その軌跡を伝えていくこと。
このnoteを、そんな場としていくつもりです。
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●編集脳アカデミーのウェブサイト
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●著書
Amebloのブログを元に、企画・編集・執筆した書籍です。Kindle版もあります。
Kindle書籍です。読者プレゼントとして「日記ブログを読まれるブログに変える3つのステップ」という特典動画レッスンつき。
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