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取材すれば書けるという簡単な真実、編集者ライターに重要なスキル

原稿を書くためにに重要なスキルは、取材力だ。 取材がしっかりできていれば、書くのは簡単だ。逆に取材ができてなければ、原稿は書けない。 ここが大切で、「取材ができてなければ書くのはむずかしい」ではない。原理的に、「取材ができてなければ書けない」のだ。 ろくに取材もせずに書こうとして四苦八苦している人がときどきいる。完全に間違っている。どんな天才でも、取材ができてなければ原稿は書けないのだ。 ここでは3点だけ押さえてみよう。 まず取材とは何か。 そして、なぜ取材が大切なのか

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【対談】20年書き続けるには何をすべき?——これからのライターの「生き残る力」

『書く仕事がしたい』(CCCメディアハウス)の発売を記念して、「書く仕事」にまつわるテーマについて、さまざまな方と対談させていただいています。今回のお相手は、編集者で、コンテンツ・メーカー、ノオト代表の宮脇淳さん。全国各地で「#ライター交流会」やライター向けの講座を開催したり、コワーキングスペースの運営を行ったりと、「全国規模でライターとつながりのある編集者」とも言える宮脇さんとお話しをさせていただきました。原稿を書いてくれたのはライター仲間の塚田智恵美さんです。 相手は人

宣伝会議さんの「編集ライター養成講座」で一番多かった質問

先週、宣伝会議さんの、編集ライター養成講座で登壇させていただきました。 ご依頼いただいた内容は「プロデュース力の磨き方」。ひらたくいうと、「どうやって売り込みして仕事をもらうか」「どうやって生計を立てていくのか」みたいなところを話してくださいって感じで、本講座で話すのは今回で2度めになります。 1時間半お話させていただいた後、質問を書いて提出していただいたら、時間内で到底答えきれないほどの質問をいただいたので、宿題として持ち帰り、その回答をまとめていたところです。 が、

書き、稼ぎ、生きるための教科書:『書く仕事がしたい』佐藤友美著【試し読み①】

佐藤友美著『書く仕事がしたい』(CCCメディアハウス)は、ありそうでなかった「物書きとして、稼ぎ、生きていく」ための教科書。書く仕事を20年以上続けてきた著者が、「書くこと以上に大切な、書く仕事のリアル」について1冊にまとめました。 書く仕事とはどんな仕事で、どんな生活を送ることになるのか?  書く仕事がしたければ、どのような準備をして、どんなふうにデビューするのか?  書く仕事は選ばれし者しかできないのか?  “必要最低限"の文章力とスキルとは? どれくらい働けば、どれく

「ライターを育てるコツは? 宣伝会議ライター養成講座の講師・米光一成さんに聞いてみた」がアップされた

LIGにインタビューがアップされました。 冒頭付近の一部を紹介。 どうして講座をやるようになったのかの話題のあとの部分。 米光:当時は雑誌の編集部が、ある種の育成機関になっていた。その最後のあたりを僕も経験しているので、それがなくなってしまったのは問題だなと思って。 プロのライターになりたい人は、どうやってなっていいかわからないし、編集部のほうも「書けるライターがほしい」って言いながら、育てる余裕がなくなっている。 じゃあ、そういう場所があればいいのではと思ってやっていま

「なんでもやります」は通用しないし、「個性を出したい」は必要ない。編集者ライターを継続するために必要なスキル

「編集者ライターを継続するために必要なスキル」なんてものは、それぞれの編集者やライターで違うんであって、その違いこそが重要。なんだけど、まあ、こういう企画だから編集者ライターに重要なスキルを5つ挙げるね。これ、どっちかというと「プロだったらそういうのは当たり前に持ってるよね」ってヤツね。前提というか土台というか、基礎。 かつて「編集者ライターに必要なスキル」というテーマでインタビューをうけて5つのスキルをあげてしゃべった内容を、「ちょっと乱暴な先輩」設定にアレンジして書く。

【対談】「文章が上手くなってから書こう」ではデビューできない!――『書く仕事がしたい』が生まれるまで(前編)

病まずに健やかに、ちゃんと生計を立てながら「書く」仕事を続けていくことについて考えた書籍、『書く仕事がしたい』が本日、発売になりました。この本がどのようにして生まれたのか、担当編集者の田中里枝さん(通称・りり子さん)と私、著者の佐藤友美(さとゆみ)が対談しました。聞き手は、一足早く本を読んでくれたライター仲間のちえみです。 大事なのは「てにをは」だけじゃない。「disコメントとどう向き合う?」――本の帯の「書いて生きるには 文章力“以外”の技術が8割」という言葉、すごいイン