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ネームを読みまくる。 〜日記『眠るのが下手すぎて。』vol.10〜

今日は東京ネームタンクさんのネーム大交流会というイベントに参加していました。

このイベントは、参加者の皆さん(主に漫画家さんと漫画家志望の皆さん)が、自分の描いた漫画のネーム(絵コンテのようなもの)を掲出して、それを参加者の皆さんが自由に見て感想を伝えることができ、作品を通じて交流をするというイベントです。

毎回参加者の方が増えていて、今回出品されていた作品の数はなんと150作以上!

コロナ禍の中、オンラインでの開催ということで、いつもとは違う開催だったのですが、参加者がアバターを使って会場にバーチャルブースを展開し参加するという楽しい形式。

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YouTube、Googleフォト、pictSQUAREなどが駆使された今ならではの開催でした。さらに参加側もTwitterで実況してみたり、お昼ご飯はUber Eatsで頼んだり。ちょっと前では考えられないスタイルでのイベント参加で本当に楽しかったです。


さて。僕はこのイベントで、最初から参加しネームを次から次へと読み、時々コメントを残していったわけですが。

全力で読み続けてどうにか40本強のネームを読めたところで終了でした。

毎回全部読む!という気でスタートするのですが、ちゃんと読んでると40本くらいが精一杯。それでも、どれも面白いネームばかりで至福の時間でした。

加えて、今まで幾つかいいご縁があったので、今回も何か今後につながるような出会いが生まれていくといいなと思います。(そう願いながらコメント書きました)


ところで、ずいぶん昔になりますが。漫画編集者として上達するにはできるだけ沢山のネームを読むことだと話していた編集者がいます。

今回改めて一気に大量に読んでみて、面白いネームには共通点があることを体感できました。

・何の話か分かりやすい。
・誰の話か分かりやすい。
・作者が何が好きなのか分かりやすい。

言葉にすると簡単なのに実際にやるととても難しい、この3つが分かりやすいネームは面白く感じられます。

普段も大事にしていることではあるのですが、大量のネームを一気に読むと、「体感」として大事さが分かります。時には理屈より体感の方が大事なこともあるので、いい修練になりました。


ネーム大交流会では出品時に参加者の方が「作品の魅力を一言で」と「何に萌えを感じているか」を書いているのですが、これが分かりやすい方のネームは大体面白い。

そして、ネーム大交流会の感想には「アドバイスはしない」というルールがあります。だから感想は「○○が良かった」というものばかり集まるのですが、それがいいんですよね。

自分の好きなもので、かつ、他人から見ても好き・良いと思われるものに絞って一生懸命に描いていけばどんどん上手くなるんです。毎回レベルが上がってるのはそれ故なのかなと思います。

絶妙なタイミングで、ネームタンクのごとう先生のこんな動画が上がっていたのでぜひ見てほしいです。

「集中と夢中」。そして好きなことの母数を増やす。僕も全く同感で、担当した漫画家さんたちには伝えてきましたが、漫画家さんに限らずどんな仕事にも大事なことだと思います。

集中して夢中にネームを読む機会をどうもありがとうございました。


ただ、40本以上のネームを一気に読むとさすがにグッタリします。

終わったあとまた変に寝落ちしてしまったので、今日もこんな時間になりました(苦笑)。寝落ちしたせいでDiscordでの交流に参加できなかったのが残念だったなあ。

ではでは。

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