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僕の成人の日。

昨日は成人の日でしたね。

たまたま事務所の近所を歩いていたら、美容室でセットしたてのお嬢さんとそのご家族が嬉しそうに写真を撮っているのを見かけたのですが、素敵な光景でこちらまで嬉しくなっちゃいました。

新成人の皆さん、おめでとうございます。これから先、沢山の新しい出来事に出くわすと思いますが、少しでも良い出来事が多いことを祈ってます。


ところで、自分は20歳の成人の日の頃どうしてたっけと思い返してみましたが、その頃は大学2年生の冬。とにかく芝居に明け暮れている日々でした。

だから成人式にも行かず、その時に関わっていた公演の準備を優先して、いつものように所属していた団体の溜まり場に行き何やかんやと相談したり稽古したりしてました。

地元の友人との貴重な再会の機会を手放していいものかとか、母親はさぞがっかりするだろうなとか、そういうことも思わないでもなかったですが。それよりも、1日でも芝居に関わる時間が減るのが嫌だったのです。

大学に入って初めて舞台に立った初心者だから、下手だし知らないことも山のようにあって、毎日のように恥ずかしさを味わう日々でしたけどそれでも楽しかった。楽しいから少しでも上手くなりたくて1日も休みたくなかった。

人生で初めて夢中になり、全力を尽くしたいと思えていた時間。

その時間を味わえたことが今の自分の人生の支えになっています。


最近、高校生や大学生から「どうしたら編集者になれるか」という相談を受けることが多くなりました。それぞれの質問には答えてあげつつ、決まって伝えるのは「まずはちゃんと青春した方がいいよ」ということです。

編集者の仕事は、皆さんが憧れてるような「すごい作家さんと盟友のようになれる」素敵な仕事ではなく、膨大な量の細かい面倒な作業とひたすらに「どうしたらもっと伝わるか」考え続けることがほとんどです。

編集者に限らず他のどんな仕事もそうでしょう。理想を叶える、やりたいことを実現する、それには裏側で途方もないエネルギーが必要になるのです。

そんな日々を楽しいと思えるには、何かに夢中になった経験が力になります。

まだ若い皆さんには、ぜひ色んなことを楽しみ、夢中になれるものを見つけてほしいです。

先輩として何か力になれることがある時は相談してください。

若い皆さんの幸運を願ってます。


※ちなみに成人式の夜は、地元に帰るのが面倒という地方出身の20歳仲間とささやかに飲んでました。ささやかでは収まらなかったかな(笑)。





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少女漫画誌「デザート」の編集長を6年務め2019年5月に講談社を退職。漫画家さんのマネジメントを行う株式会社スピカワークス代表。 主な担当…ろびこさん「僕と君の大切な話」 あなしんさん「春待つ僕ら」森下suuさん「ゆびさきと恋々」他「好きっていいなよ。」「となりの怪物くん」など。
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