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はじめまして、ヘンリーと申します。

こんにちは。株式会社B&Wを創業した、逆瀬川と林です。
この度、社名を「株式会社B&W」から「株式会社ヘンリー」に変更しました。
私たちは、これまであまり情報を公開して来なかったので、社名変更を機にこれまでやってきたことや、何を目指しているのかを発信したいと思います。

そもそも、私たちは何者なのか

私たちは、『社会課題を解決し続け、より良いセカイを創る』ことを目的に、プロダクトを開発しています。

多くの社会課題を解決し続けた結果として、民間企業として日本初のノーベル平和賞受賞を目指しています。

数ある社会課題の中から、一番はじめに解決すべき課題として選んだのが "医療業界の業務改善" です。医療業界を選んだのは、

①法令規制と業務の複雑性・専門性から課題解決が難しい

②医療従事者の方々は志が高く、一緒に課題に向き合い根本的に解決していきたい

と思ったからです。

医療系のスタートアップと今は覚えていただいても良いかもしれません。正しく覚えていただけるのであれば、社会課題を本質的に解決するためのソリューションを作っている会社です。

今どんなプロダクトを作っているのか

"医療業界の業務改善" を行うために開発したのが、レセコン一体型クラウド電子カルテ「Henryです。

「レセコン」という言葉に聞き覚えのない方も多いと思います。レセコン、正式にはレセプトコンピューターは、医療機関が健康保険組合などに診療報酬を請求するために必要な診療報酬明細書、すなわちレセプトを作成するコンピューターシステムです。すごく平たく言うと、医療のお会計のシステムのことです。

医療機関で診てもらった際にもらう領収書には「◯点」と点数が記載されています。日本の場合、全ての医療行為と処方するお薬に対して点数が決まっており、「合算した点数x10円」が支払う金額となります。シンプルな仕組みに思えるかもしれませんが、保険の種類や住んでいる自治体によって患者さんが負担する金額が変わること、また、点数は2年ごとに改定があったりと定期的なルールの変更・更新に対応する必要があります。医療の複雑なルールにきちんと則ったシステムをつくらなければならないので、レセコンは非常に難しいシステムの一つと言えます。既存のレセコンは、情報が更新されながらも、20年ほど前にベースが作られたシステムが現在も利用されているのが現状です。

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この複雑で手がかかるレセコンを、私たちはあえてゼロから作りました。既存の電子カルテは診療報酬の仕組みに引っ張られてしまい使いづらいこと、レセコンまで理解した上でサービスを設計しないと、タスクベースのUXとなり全体最適が実現しないことが理由です。

本質的に医療の業務改善を行うには、直感的に入力ができて誰もが使いやすい電子カルテを作り、事務作業の手間を極力無くすことが必要だと考えています。「誰も」がそれぞれの作業を「最短の操作」で行えることにとにかくこだわっています。全体最適と個別最適を同時に実現するためには、「電子カルテとレセコンを一体で開発すること」と「既存のサービス体験を刷新すること」が必須要件でした。

電子カルテとレセコンを開発作成するのに2年費やし、多くの苦労もありましたが、おかげでとにかく使い勝手にこだわったサービスを作ることができました。現時点で、業界最後発として、従来の作業負担を大幅に減らす直感的な操作性を実現し、「診察を2クリックで終えられる」、「69歳の医院長が紙カルテから電子カルテに乗り換えることができた」といった声が導入クリニックから寄せられています。

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このタイミングで社名を変更した理由

社会課題を解決するソリューションをつくることを決めて起業しましたが、どの課題や業界でやっていくのかは最初は決まっていなかったこともあり、「B&W」という社名は創業者2人の名前から取って付けました。フォーカスする方向やプロダクトができたタイミングで、そこに合わせて社名を変えることを決めており、今回社名を「ヘンリー」に変更しました。

「Henry」という名前は、第1回「ノーベル平和賞」受賞者で、赤十字の父と呼ばれたジャン・アンリ・デュナン(Jean Henri Dunant)のアンリ(Henri)から取り、日本人が読みやすいように英語の綴りと読み方を採用しました。

私たちがHenryを通して実現したいこと

日本の医療費は年々拡大の一途をたどっており、医師、看護師等の医療従事者の業務効率化は国を挙げて取り組むべき課題です。しかし、コロナ禍により日本全体で急速にデジタル化が進む中でも、医療現場では紙媒体を中心とした運用、旧態依然とした使いづらいシステムによる運用など、まだまだローテクで課題が山積みの状況だと認識しています。

「Henry」を通して、まずは医療業界の課題解決を行い、社会に還元していきます。私たちの考えに賛同し、現在副業・業務委託を含め約50名のメンバーがおり、今年の1月にベンチャーキャピタル femto から資金調達を行いました。今後も、一緒に大きな社会課題に向き合う仲間とともに、『より良いセカイ』を目指して走り続けます。

CEO の紹介

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CEO 逆瀬川 光人(写真左)
楽天グループ株式会社にて、楽天PointClubアプリの立ち上げ等多くの新規事業・サービスの立ち上げを経験。2016年にウォンテッドリー株式会社に転職し、新規事業室長としてビジネス・マーケティング領域全般を統括。デザイン、営業、マーケティングを担当。2020年1月より慶應義塾大学病院眼科学・研究員を拝命。

CEO 林 太郎(写真右)
学生時代、アフリカ タンザニアで日本の中古重機をレンタルする新鋭スタートアップで現地リーダーとして活躍。楽天グループ株式会社入社後、楽天カード全体のSEOマーケティング業務や、楽天市場・楽天カードのビッグデータを分析しサイト改善を実施。


弊社に興味をお持ちいただいた方と是非お話しできたらと思っています😄