見出し画像

ヘンリーの今年の目標と新たなミッションについて

こんにちは、株式会社ヘンリーの代表をやっております林(@rintaro_h)と申します。
弊社は、社会課題をビジネスで解決することを目指して作られた会社で、現在は電子カルテ・レセプトコンピューター(保険診療の金額計算を行うシステム)の開発販売を行っております。

前回は、今我々が行っている事業がどのようにして将来の課題解決につながるのか、社会保障という観点から書いてみました。お時間ある際にこちらも見ていただけると嬉しいです。

今回は 、ヘンリーの医療分野におけるミッションの再定義と、今年の目標について書いてみました。

ヘンリーの医療分野におけるミッション

ヘンリーは、コーポレートサイト採用サイトにも掲げている通り、日本の民間企業として初のノーベル平和賞受賞を目指す会社です。ビジネスを通して社会課題を解決できる会社としてわかりやすくシンプルな目標で気に入っているのですが、電子カルテ事業を始めて以来「なんでそれで電子カルテやねん」という大きなギャップにうまく答えられない状態が続いていました。

会社のメンバーにとっても、電子カルテ事業をどう広げていったらノーベル平和賞につながるのか、疑問があったかと思います。我々がこの電子カルテ事業を通して何を成し遂げたいのか、明確にすべきタイミングが来たかと思い共同代表の逆瀬川と共に改めて定義することにしました。

前回の記事でも記載しましたが、Henryの電子カルテ・レセコン事業は単に医療機関様の業務改善・業務効率化を目指すものではなく、将来的には電子カルテ・レセコンのデータの利活用やオープン化を通じて日本の社会保障や医療そのものの質の改善に寄与するものでありたいと考えています。これから社会保障制度そのものの維持が難しくなる超高齢化社会が来る日本において、医療アクセスや医療サービスの質を維持することがHenryを通じて実現できれば、世界においても大きなインパクトが与えられるのではないかと考えています。さらに、日本のモデルをこれから高齢化社会を迎える国やこれから社会保障の制度を作り上げていく国にも展開し人類全体に寄与できるのではないか。そういった背景から、我々は医療分野におけるミッションとして以下の内容を定めました。

「人類の医療・介護インフラを作る」

言葉にすると途方も無い目標に見えますが、我々が電子カルテ・レセコン事業の先に成し遂げたいことはこれくらい大きなことで価値のあることだと言えると思います。我々はこれから電子カルテ・レセコン事業で目指す基準をここにおいて向かっていきたいと考えています!

今年のヘンリーの目標

医療分野のミッションも確定したところで、まず足元の電子カルテ・レセコン事業をより強化し拡大するのが目下の我々の課題です。2021年3月に完成したHenryの電子カルテはまだまだ未熟な部分が多い中、私たちのビジョンに多くのクリニック・病院様に共感いただき、お陰様で導入件数も増えています。一方で、せっかく採用いただいた医療機関様により便利に、より患者様への診療や病院の経営にプラスになるような価値が提供できているかというとまだまだ課題は多い状況です。

こうした背景から、我々は今年の目標として以下を設定しました。

「Henryが日本の医療DXをリードするかも?とざわつき出している」

医療機関様への価値提供のスピードをもっとあげるためには、より多くの医療機関様に採用され、より多くの仲間を集め要望をもらい改善するスピードをあげていく必要があります。我々は医療DXの「ど真ん中」である事業をやっていながら、医療業界やビジネス界においてまだまだ取り組みが認知されていないと感じています。弊社の取り組みに共感し、協力いただける方をどれだけ増やしていけるかが今後のより大きな発展に対して重要であると考え、この目標を設定しました。

目標達成のために、我々が特に大事だと考えているのは以下の2点です。

  1. 導入した医療機関様がHenryを導入したと自慢している状態

  2. Henryを導入する医療機関様が今の倍以上の数になっている状態

1つ目は言うまでもないですが、まずは導入している医療機関様にHenryを導入することによってより便利になって頂く必要があります。「Henryを入れたらこんなに便利になった」「Henryを入れたことでこんなに経営状態が改善された」医療機関様からこういう発言が出る状態を作り、そこから他の医療機関様にHenryが広がっていくことが、我々が作りたい世界に踏み出す第一歩だと考えています。

2つ目は、Henryを採用して頂く医療機関様をとにかく増やすことです。Henryがプロダクトとしてより良くなっていくためには、とにかく色んな医療機関様からフィードバックを頂くことが必要だと考えています。まだ一番最初のバージョンができて2年経っていないこのプロダクトは改善できるポイントが多くあります。多くの医療機関様に採用されればこのフィードバックが速く多く集められるようになりますし、「あそこもHenry入れたの?」とまさに医療業界の方々がHenryへの期待感を高められるようになるのではないかと考えています。

冒頭で述べたとおり、Henryは人類全体に通用するような社会保障インフラを作れるポテンシャルを秘めたプロダクトです。そんな大きな野望に対する第一歩として一緒に日本をざわつかせたい方、ぜひご連絡ください!一緒に日本の医療のDXの根幹を進めていきましょう!