NMNに関する考察(簡略版)

NMNの効果について考えるには、生化学などの基礎医学の知識が必要だと思い、むかーし学んだ知識を30%くらいのやる気で思い出して考えた。

補酵素とかDNAとは何かなど説明を省き、
超簡略的に書くと以下の様になる。

VitaminB3 様を作り出し、化学合成してNMN様を生成。NMN様がサーチュイン遺伝子に作用し、テロメアとミトコンドリアを生成するという機序。

自身としては、「様」でも、最終産物として(結果として)テロメアとミトコンドリアが生成されるのであれば良いと考えた。様と表現したのは、体内で自然合成されないものであるからである。
ビタミン B3 群 = NIACIN and NICOTINIC ACIDであり、
英語表記であると理解が早い。 

サーチュインは、SIRT1からSIRT7まで7種類。
このうち、特に重要なのはSIRT1。

以下、SIRTという括りにして、SIRTを活性化するには?

ここで注目すべきは、NAD。
NADは、SIRTを活性化させる。
NAD量は加齢と共に減少するが、
NADを増やすことができればSIRTを活性化させられる。

ここで、NADを増やすために、
NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド、ビタミンB3からつくられる物質)をサプリとして摂取するということ。
NADはビタミンB3から合成されるが、
体内で自然合成されない。

人の身体には約60兆個の細胞があり、
各細胞には通常46個の染体が存在する。
染色体には遺伝子が配列され、
各染色体の末端がテロメアで、
中心がセンテロメア。

老化が進むと、
テロメアが削られていき、
遺伝子も削られていく(遺伝子の末端も当然遺伝子)。

細胞にはテロメラーゼという酵素を使って
短くなったテロメアを伸ばすしくみがある。

テロメアは染色体上でDNA複製が開始する部位で、
テロメアが伸びることは遺伝子を伸ばす(DNAの複製をする)ということである。←ここ大事!

また、ビタミンB3群はナイアシン(必須アミノ酸)で、体内で自然生成されない。

NMNはビタミンB3群の中に含まれる成分のひとつ 。
NADがサーチュイン遺伝子の活性化を担う。

またNADはミトコンドリアでのエネルギー生産に必要。
そして、DNA損傷の修復も担う。

NADは加齢とともに減少する。
ここで、NADの前駆体であるサプリメント成分、
NMNの摂取が有効なのであると考えられる。


3’→5’ , 5’→3’のDNA娘鎖合成が活性化される。
酵素リガーゼが岡崎フラグメント同士を繋ぐ(5’→3’)

懐かしい BIOLOGY!


で、
NMNの効果を簡略化すると、2つのROOTにより完結される。

>[ROOT1]
NAD→VitaminB3→NMN生成→テロメア保護and 伸長(DNAの複製 and DNAの伸長)
>[ROOT2]
NAD→SIRT刺激→ミトコンドリア生成

テロメアの保護 or/and 伸長
ミトコンドリア生成

この2つが導き出されたので、世に売り出されている''NMNの効果''
と一致する。

効能としては、
・老化を遅らせる
・代謝を促進するので、入眠と眠りの質が良くなる
・代謝があがるということは、痩せやすい
・糖尿病になりにくい(もちろん食事には気を付ける)
・白髪が減る
・老眼を遅らせる・
・その他、高年期になりやすい疾患になりにくい

ということが考えられる。

最後に、
純度が95%以上の商品を選ぶことが大切。
効果が現れてくるには5年はかかるだろう。
しかし、作用機序を考えれば効果は出るものだと思われる。

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