習慣の諸相 2022年6月26日週次投稿
週のはじめの記述のストレッチ、週次投稿です。
今回は習慣について考えてみて、書いているうちに他に思いつくことがあればという感じで。
習慣は個人的に気になっているもののなおざりな話題でした。
経験上こういった話題を難しいからといって放しておくと、そのうちに他のことも少しずつ書けなくなっていくので、余り細かいことや間違いを気にせず手をつけることにするのですが、読んでいただくという前提もあり、そういった言い訳をしたくなるのは情けないところです。
ぼちぼち本題にはいります。
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習慣については、それを作る方法が語られることはよく見かけるものの、その過程で何が作られているのかが語られないのは少し奇妙なことに思えます。習慣の形成/構築によって語られているのは、私の何の形成/構築でしょうか。
習慣という言葉が意味する内容は複数あるようなのにも関わらず、習慣が形成されると言われうるのは何によってでしょうか。
まずは日常的な用いられ方のおさらいから習慣の複数の意味について確認してみようと思います。
’習慣 例文’でGoogle検索した先頭のページの内容を以下に引用します。
抜粋ではあるものの、思っていたより習慣に対してネガティブよりな印象の例文が多いです。
当該ページの末尾に以下の注意書きがありました。
機械的に例文を生成した結果にネガティブな印象のものが多くなるのはどこか示唆的です。悪しき習慣の文脈と言えるでしょうか。または習慣にはどこかそれ自体を煩わしく感じさせるようなところがあるのかもしれません。
このことを掘り下げるのも面白そうですが、一旦先にすすみます。
とりあえず例文からいくつか要素を取り出してみようと思います。
まず習慣はある行動のモデルやフォーマットのようなものと捉えられているようです。ある辞書では行動様式という書かれ方をされていたりしました。①
同時に、習慣にはある行為が何かしらのキッカケや反射、強制力のようなものが働くことによってスタートする側面を意味しているようにみえます。(これをはじめに上げた要素と別にするべきか少し迷っていますが、一旦わけて考えてみることにします。)
「習慣はなかなか改められるものではない」と言われるときはこの要素が問われているでしょうか。②
またそれとは別に社会的な習わし、しばしば慣習という言葉が使われるような側面もあるようです。眠くなくても夜になれば布団にはいっていつ眠りについてもいいようにしたりしますね。③
習慣において、私は②によって①を行う。みたいな感じでしょうか。
③は①と②の派生ということにしておいて、一旦置いておくことにします。
この②を動因や契機という呼び方をしたくなるところですが、しばしば習慣がポジティブに扱われている記事では、行為のハードルが低くなる、面倒でなくなる、という書き方も目にします。
この場合にはあるポジティブな行為をスタートするために意志を前提にしているのかもしれません。ハードルが低くなっていってその内に自動化されるみたいな記述も見かけました。ちょっと神秘的です。その内に、て。
今回はこの①と②の要素をうまいことキーワードとしてカプセル化して、次回は習慣の形成についての話をしてみます、という終わり方をしたかったですが適当な言葉が思いつきません。①は行動様式というだけでは十分でない気がしていますし、②はまだ扱いが難しいです。
(動因を検索してみたらモチベーションというワードがでてきた。なるほど、モチベーション。ただこれだと気持ちの話ばかりになってしまう気が、、)
次回習慣のことを書くときは、この辺りのことを続けて考えてみようと思います。
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