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男子っていつまでも男子のままかもしれないと思った夕暮れ時【小部屋070】

“うわぁ、めっちゃ真横にライダー来てるっ!!!“

ショーの途中、急にシート内に来たライダーに大興奮。
男の子にとってヒーローショーはやっぱり胸熱なもの。
(もちろん、ヒーローものが好きじゃない子もいますが)


あ、違った。

男の子、って表現が違いました。

冒頭の興奮した心の声は40歳のおっさんのものです(笑)


そう、ショーの途中にライダーが近くにやってきて興奮していた度合い

4歳ゆうじ < 僕

となっておりました。

(見終わったあと聞いたら、ゆうじは近くに来たことにはさほど興奮してなかったようなので)

正直、自分がまだこうもヒーローショーで興奮するだなんて思ってもみませんでした。
男子の火って消えないもんですね。



そういえば、今日の仮面ライダーセイバーショーに行こうと言い出したのは僕でした。
最近仮面ライダーや戦隊モノにどっぷりとハマっているゆうじが喜ぶと思って。

仮面ライダーセイバー
2020年9月6日から放送が始まったばかりの新しい仮面ライダーシリーズ。
現実の世界と本の世界という並行世界を舞台に色んなライダーが出て来る予定。
腰につける変身ベルト、本(ワンダーライドブック)を装着する為めっちゃ動きにくそう、って思ってしまいます。

住宅展示場から届く葉書(来場プレゼントもらうために書くアンケートにより、定期的にせっせと届く)を見てたら、ひと月先にこのショーの予定が書かれていて。

特に旅行等の予定も入っていなかったので妻に
「ゆうじがきっと喜ぶから、この日行かへん?」
とすぐに誘っていました。

「絶対喜ぶね」
と、妻も即決。

そして今日に至ります。

朝10時から整理券の配布。
今日限りのショーは1日のうち4回開催。
コロナの状況下なので1回の開催で40組しか観覧できません。
どれだけ混むのかわからないので朝10時に並ぼうとしたものの、なんやかんやで現地に到着したのは1回目開催10分前。

住宅展示場のセンターでまずは来場アンケートを書いてプレゼントを貰い(懐中電灯兼ランタン。これ欲しかったので嬉しい)、整理券引換券をもらって整理券をもらいに。

すると、1回目2回目は満席でした。
この状況下でもあっという間に席が埋まるヒーローショーってすごいなぁ。

整理券をもらうのが早いほど前目の席になるようなので、3回目を飛ばして4回目の整理券をもらいました。
それでも全6列のうち、我が家は3列目。
一列目をゲットするためには気合が要りそうです(笑)

4回目の回は16時からなのでお昼ご飯を食べ買い物をして一旦家に帰り、再び住宅展示場に向かうことになりました。

4歳のゆうじは一旦家に帰ることにご立腹。
最初、楽しみにしていた仮面ライダーショーが見れなくなると思ったようです。


少し天気が心配になりかけましたが、問題なく16時から仮面ライダーセイバーショー開演。

お姉さんがショーの前のアナウンスをするところ辺りからゆうじはもう他のことは全く耳に入らないくらい集中モード。

妻にスマホで動画を撮ってもらい僕はカメラで写真を撮りながら、ショーに夢中な息子の姿を親目線で微笑ましく思いながら見ていました。
(ショーの写真はSNSアップ禁止なので載せることが出来なくて残念)


こんな感じで、始まってしばらくは写真を撮りながら親目線でショーに参加していました。
前の方でショーが繰り広げられるのを軽く楽しみつつ。


だったのですが、ショーの途中の演出で怪人が客席ビニールシート上にやって来て。
また前に戻って行って。
そしたら今度はセイバーがビニールシート上にやって来て。
目の前を通る!!


近くに来た


ただそれだけのことなのですが、ただそれだけで、もう消えたと思っていたヒーロー物で興奮するという火がまだ消えていなかったことを実感。

昔、藤井寺のジャスコの屋上でヒーローショーを観に行ったあの日のことを思い出しました。
舞台に上がりたかったけど、ご指名はかからず悔しい思いをした子供の頃。
それもあってか、近くにヒーローが来たってことがなんだか無性に嬉しくって。


まぁほんと一瞬の出来事だったのですが、その瞬間、40歳のおっさんはめちゃくちゃ喜んでおりました。
自分でもちょっとびっくりです。


コロナの状況下なので、ちょっと短めの10数分でショーは終了。
でも、僕もゆうじも共に満足。

「また明日も来たい!」
(ごめん今日しかやってない、と後で説明)

と大喜びのゆうじを見ながら、

“OK、ならば今度は1番前の席を確保して見に行こう!”

注)これは心の中の声です。
好きなものに対しての子供の記憶力は絶大なので、うっかり口に出して約束してしまうと大人の事情等で実現出来なかったら大変なことになるので、軽々とは口に出しません(笑)

そう心の中で答えた夕暮れ時。


うっすらとですが、僕の中に確実に火は残っておりました。

40歳になっても、男子だなぁ。

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