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誰か読んで -11、マンガもフツーに好きですよ

「小説が好きだ」と言うと、
「マンガなんか見下してるでしょ」
と思われ実際に言われ、

「マンガも好きですよ」と言うと、
「ああマンガが描けなくて小説家目指してる人ね」
と思われ実際に見下された事もある謎。

私はとにかく文章が好きなだけだが。
文章を表すに最適な絵を描ける人を、
自分には出来ないのでよりリスペクトするだけだが。

前々回に御紹介した明治密偵ものを、
中断して数年間何をやっていたかと言えば、
BL風味の二次創作なんぞ描いちゃっていました。

とは言えネーム形式。
これまでマンガを描いた事が無いので、
コマ割から画面構成からそもそもの作画から、
さっぱり分からない中で徐々に描き進めて、
一応コピー用紙に手書きのネームとしては描き終えた。

作画支援アプリくらいダウンロードしろよって
話はそこからだってレベルだとは思うが、
私としてはとにかく原作にドハマりして、

どうにかオリジナルの曲亭馬琴作『南総里見八犬伝』を
手に取ってもらいたい。
現代感覚では難しいように思われるが、
江戸の庶民には大流行だったんだから、
当時はきっとこの程度の感覚で読まれてたはずだ、
という信念で独自解釈したもので、

わざわざBL風味にしたのもまぁ趣味でもあるけど、
原作ファンにも「ふざけんな」って
怒り任せで良いから再読してもらいたかったので。

あと歌舞伎も含む既存の二次創作は、
私には納得できなかったの。
私の一番の推し犬川荘介義任が、
ほぼ間違いなく雑魚キャラか、
都合の良い従者キャラなんだもの。

主人公キャラ犬塚信乃と、
許嫁を取り合うパターンなんか、
荘介そんな事しないよぉ(泣)
(しかし現代感覚ではそんな風にも読めてしまうだろうし、
 その解釈が面白い事は理解する)

伏姫もやってないから!
ここは断固として否定したい。
そこがやった風に思われた時点で、
原作の全体が成り立ってないから!

お分かりの方には痛いほどお分かり頂けたと思いますが、
私は好きなものにはどっぷり浸かるタイプの、
いわゆるマニアです。

何かしら心に残りましたらお願いします。頂いたサポートは切実に、私と配偶者の生活費の足しになります!