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5週目:出来る単語が増えていく

 この記事は無料マガジン
 『偏光点字技術』中の
 「偏光触読まとめ」に添付します。

(文字数:約1300文字+図2枚)



あくまでも私個人のスタンスだが

  点訳ボランティアなんかを続けているおかげで、
  視覚障害の方と接する機会も多いのだが、

  私は視覚障害の人たちを、
  (視覚に頼れないだけで)ただの人、
  
と思い切っているので、

  基本的にほっといてる。
  明らかに困ってそうなら声かけるけど。

  あと視覚的な情報にだけは補助がいるので、
  お昼買いにコンビニ行く時は腕握ってもらって、
  いきなり進行方向に現れる人を、
  店員さんが棚卸し中ですねー、
  とか言葉で表現しつつ避けつつ、

  おにぎり・サンドイッチ・弁当あるけど、
  どれが良いってまずジャンルを聞いてから、
  棚に移動して商品名を、
  ある程度分類分けしながら読み上げている。
  (鮭おにぎりには手巻きと高級品がある、とか)

  ボランティア仲間でも感覚に価値観は人それぞれで、
  「何に困ってるかなんて分からないから」と、
  とりあえずいつも声をかける人もいて、
  そうした人は本質的に心が優しいと思うけれども、

  「すぐに声をかけに行きなさい!」と、
  周りの人たちに発破をかけるだけな人もいる。

  まずあなたが声をかければ良くないですか?
  と思うのだがそういう人に限って、
  「私は今忙しい」とか、
  「若い人から勉強のために」とか言ってたり、

  「腕を持ちなさい! 安定するから!」
  「エレベーターに行きます! 安全だから!」
  と相手の好みも聞かずに誘導したりする。

  何せ点訳ボランティア員は誰一人、
  専門的なヘルパーの講習などは受けていない。
  (独自に勉強している人はいる。)

  となると相手を普通に人だと思えば済む気がするんだ。
  そう緊張するなよ。

  

今週触れた8文字

ついて来れずとも雰囲気だけでも味わっておくれ
同じ箱に入る

教科書作る側も大変だな

  文字が増えるごとに、
  作れる単語に文章が増えて行くんだが、

  オ、を習ってもまだ
  ソ、を習っていない段階では、

  オミソシル、が、オミオツケ、になる。

  ツ、も、ケ、も触って難しい文字だから、
  鍛えられるっちゃあられるんだが、
  これまでに培った語彙力が結構試されるぞ。

  あとこれ小学生も使ってる教科書だよな?
  って考えると、

  教科書が作られた当初は、
  身近な単語だったかもしれないが、
  難易度がわりと上がってきているかもしれない。


反復語多様国家

  そして確かに練習にはなるんだが、
  出る度にわりと無理矢理だなと思う反復語。

  オリオリ、とか、ノシノシ、とか、
  オロオロ、とかね。

  日本語は擬音語・擬態語が豊富だから、
  実際点訳してても頻繁に出てくるし、
  触って分かるようになっといて損はないけど、

  外国語の教科書はさてどうなっているんだろうね?

  ところで、

  スモモモ モモモ モモノウチ

  には殺意さえ覚えるほどに腹が立った。

  なんだあの元々知っているからまだしも、
  触っていて何の意味も感じない文章。  

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