闘病記(3)ヘルニア爆発後診察 1回目

〇2020/6/28~29

 朝起きて早々に欠勤連絡をしました。週末期限のテストが控えていましたが、満足に歩けないし座れないので状態だったので、開き直りの境地ですらありました。引き継いだ方には、この場でお詫びとお礼を申し上げます。

 昨日に続いて、ベッドの上での生活。仰向けになり、右に寝返りを打ち、左にも寝返ってみる。

 ひたすら安静にしていたおかげか、買ってきてもらった杖(百均)を突きながら、右重心であればなんとかトイレまで歩けるくらいには回復しました。昨日の痛みをMAXとすると、15%減した感覚です。しかし、足をまっすぐに延ばすことはできません。

 からくり人形のごとく、膝を曲げたまま、足を前に出して歩く有様。

 ホントはすぐにでも近所の整形外科に行ったほうが良いと思いつつも、座り続けられる自信がなく、まだ横になっていたい位にはしんどかったので、もう少し回復を待って受診することにしました。

 関係ないんですけど、療養中に腰痛やヘルニアのことをネットで調べまくってて知ったのですが、幼少期や学生時代に運動習慣がないと絶望的に筋肉が硬くなるみたいですね…。身をもって体感はしてましたけど、そういうところからヘルニアが始まっていたみたいです。


〇2020/6/30 受診1回目

 近所の整形外科には2年前のぎっくり腰にもお世話になっていて、内心ヤブか?と評価を下していたのですが(今思えば大変的確)、いきなり大きい病院にいくのもハードルが高く、受診歴があるそこに向かいました。

 この激痛が肉離れなのか、ヘルニアなのか、病状を確定してほしかったので、ヘルニアの爆発日から受診の日まで1日単位に、症状を思いつく限り、コピー用紙に書きなぐりました。

 久しぶりの受診なので、問診票を記載し、前述の紙も一緒に提出、診察の時を待ちます。

 診察室に入り、先生は「やっぱヘルニアじゃないかな~」との評。2年前に撮ったレントゲンでも、第四、第五腰椎の椎間板がつぶれてヘルニア気味になっていました。(ヘルニアと認めたくないだけ)

 そこから、錐状の器具をふくらはぎに滑らせて左右の痛覚を調べるテストや、膝をハンマーで叩き反射をみるテスト、足指にぎゅっと力を込めて、足指を反らせる力に抵抗するテスト、仰向けになって膝を伸ばしたまま片足を上げていくテストを行い、

 2年前と同じかそれ以上に左足のテスト結果が芳しくないことがわかりました。(特に皮膚の痛覚が鈍い、足指が抵抗が弱い、膝伸ばしたまま足を上げられない)

 前回より症状が重いことから「提携してる病院でMRI撮る?」と勧められ、撮影の予約をとってもらい、すぐに向かいました。

 MRIは、ヘルニア爆発日以来の痛み地獄の再来でした。

 近所の病院に向かい、待合室の固めなソファーで痛みが増幅。さらに、MRIの撮影時間25分、腰には床ほど硬い撮影板が敷かれ、腰を楽にするはずの膝枕はもも裏の痛みを増強し、動かないでくださいね~という指示はとうてい守れず、全身が痛みに縮こまり、リラックスなにそれ美味しいの。

 MRIの爆音とともに頭が痛いという感情でいっぱいになりながら、あ、足はちょっと動かしてもいいやろ・・・!動かないとか無理・・・!とわずかにモゾモゾしていしまいました。だって不動とかマジ無理。

 モゾモゾしていたせいか、撮影時間が25分超えていたみたいです。いや私が悪いんですけど・・・・!!

 痛みで腰や膝を曲げながら歩き、ヘロヘロになって近所の病院に戻ってきました。名前を呼ばれ、付き添いに来てくれた彼氏も一緒に診察室に来るよう勧められましたが、一人で行きました。

 MRIを見て先生は、「これはヘルニアだねぇ、手術いるかも分からない」と言いました。私が画像をみても、明らかに2年前よりヘルニアが飛び出してるとわかりました。2年前とは比べ物にならない絶望感が襲いました。一人で事実を受け止めるにはしんどいので、彼氏も診察室に呼びました。なんて理由だこと。

 「病院紹介できるけど、どこにする?」と先生と看護師さんがスマホを取り出し(勤務時間中に取り出して良いんだ~と内心思いながら)病院を探してくれ、手術実績の多い病院を選びました。

 紹介状を書いてもらっている間、自分でも腰の痛みをかばいながら外へ行き、電話から翌日の受診予約をして、紹介状を受け取りました。

 手術するんだろうか・・・これまでに2度肺疾患で入院することはありましたが、手術することはなかったので恐怖に襲われていました。

 彼氏が外傷で過去3度手術をしていたので、大丈夫だよ、なんとかなるよ、と励ましてくれました。が、正直それは手術して大丈夫だった人の言葉だよね・・・!!とネガティブアクセル全開だったのであまり心に響かなかったことを告白いたします。ごめんなさい。

 ですが、通院の送り向かいや付き添いに付き合ってくれて、一緒に向き合ってくれている安心感があり、強がらずにいられました。


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