見出し画像

アメリカ人彼氏と生理の話

アメリカ人の彼氏と生理とPMSの話をした。
アメリカ人といっても、日本人の両親でアメリカ生まれアメリカ育ち。日本人の文化である恥じらい・察する・踏み込まないという文化ももちろんある。
それでも文化はミックスされていて、アメリカならではのカップル文化・シェア・話し合いの文化も持ち合わせている。

そんな彼と生理とPMSの話をした。
経緯としては、遠距離の恋愛であるため合う時はベストコンディションの時が多く、調子の悪い時に一緒にいる経験が少ない。
相手がどんなことでイライラしたり怒るのかがお互いあまり把握できていない。
話では体調悪いときや仕事や何かで忙しくて余裕がない時は、イライラするし、相手のことを考えられない時もあるよ、とか。
自分ばかりが頑張って相手の頑張りが見えない時にはアンフェアな気持ちになって相手を責めたくなる気分になるときがあるよ、とか。
そんな時には感情的に何か言うことには慣れていないから、そっと一人で落ち着く時間が必要なんだと彼には伝えてある。
そんな中で、イライラすることの中にPMSは含まれるか?どんなときに怖い人になるのか聞かれた。

日本人の彼氏とは、あまりそういうトピックについて話したことはなかった。
というよりも、関係性の中での向き合い方が、今までの日本人彼氏の付き合い方と、今のアメリカ人彼氏と違うように思う。
日本人彼氏の時は、本当にお互いが独立して共有したいもののみを共有していて心地よい距離感の中でいろんなことがコントロールできていた。だから見せたい自分を見せて、それを理解してもらうという感じ。
アメリカ人彼氏は、すべてを理解したいらしい、ゼロ距離。生身のそのままの人間で当たらないとこれからの付き合いはしんどいものになりそうだから、清濁併せ呑むことが必要だと思う。アンコトローラブルのことも含めて二人で対処していく感じ。最小単位が自分ではなく、weの2人になるように思う。

で、出てきた生理とPMSの話。
彼の職業は上級看護師というものでナースプラクティショナーと言われる。ミニドクターのようなもの。
患者を診断して、病気などの決定、治療計画、治療の実施、薬の処方を決める、そういう仕事。
日本にも最近職業ができたようだが、権限の範囲などが結構ちがうみたい。
だからもちろん生理などについては知識はあるが、生理もPMSの症状も人によってだいぶ違うことも理解していて、且つ男であるからそれは体験できないということもわかっている。

彼の質問はこうだった。

  • 生理はどれぐらい続くのか

  • PMS期間はどれぐらいなのか

  • PMSはどんな症状なのか

  • PMS期間はどのように過ごしたいか

  • PMS期間はどのようにしてほしいか

  • いつも生理やPMSについて、聞かれるのは嫌か?話しにくいか?

  • 生理のものなどに自分(彼)が洗濯したり、関与することについて嫌だと思うか?

こんな感じ。今までの日本人彼氏はPMSと伝えると、そっとしておいてくれるけど理解しようといろいろと質問してくることはあまりなかった。
上記を伝えて、理不尽に機嫌が悪くなるし、いつも気にならないことも気になったりで怖くもなるし、その症状は私にはコントロールできるものではないから一人にしてほしいっていうと、アメリカ人彼氏は怖い私のことも見たいって言ってくるから驚いた。
こわい私、人に八つ当たりしてひどいかもしれない私のことも見たいなんて、びっくりした。
それでいて、それでもなお好きなままでいるから大丈夫だよ、サポートするよと言ってくるあたり、尊敬する。
私だったら、好きな相手が理不尽に怒っていて情緒不安なところは見たくないし、あまり会いたくない。

最小単位がWEのゼロ距離が怖い時もあるが、頼もしい時もある。
自分を偽るというよりも、範囲を限って相手にみせることはなかなかこの関係性だと難しい。

アンコトローラブルな自分が出てきたときに、私自身こわいときもあるし、迷惑だとわかってもLet it goな状態だけど、それを理解してくれようとするのは少し肩の荷がおりる。
アメリカ人は全員がこういう感じなのかわからないが、今まで付き合った日本人彼氏とは違っていたので新しい発見だった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?