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2020

1月からスタートした東名阪ツアー「Greenish?」をまわりながら、僕たちは迎えた10周年イヤーの計画を立てていました。
Greenish?というのは、「I MISS YOU SO LONG」が紫色のアートワークだったのに対し、そこから徐々にグラデーションして緑色になっていく=あらためて自分たちの「エバーグリーン」を目指す、そんな意味合いを込めたツアータイトルでした。

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名古屋・大阪と素敵な仲間のお力添えもあり、とにかく楽しいツアーでした。
しかし、東京公演を待たずして新型コロナの猛威が。
緊急事態宣言下の4月、東京公演はやれるはずもなく、幻となってしまいました。
実は、6月以降も10周年対バンライブ企画を予定していたので、それが丸々できなかったのは残念でしたが、
年明けからもうひとつ、僕らが計画していたこと。

それが、6ヶ月連続配信と、フルアルバムです。

ここまで来たら、去年のことだし色んなところで喋ったり書いたりしてきたので細かく振り返るのをやめますが、
コロナ禍において僕たちが幸運だったのは、この怒涛のリリースがあったこと。
そして、Studio Digを使った独自の配信ライブがやれたことです。

思い通りの活動、というわけにはいかなかったし、すべてのアーティストにとって去年は本当に未曾有の困難な1年だったと思います。

しかし僕たちには、鍛え上げた持ち前のDIY精神がありました。笑
そして、いとうさんはじめ支えてくれるチームがいて、結果として僕たちは、「Xanadu」という最高傑作をつくり、今まで以上に充実した1年を、10周年イヤーを送ることができたのです。

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僕は曲をつくることが好きです。
いいメロディーが大好きです。
それだけを原動力に、ずっと音楽をしてきました。

自分が言い出しっぺで始めたこのバンド。
バンドの中の自分の在り方に悩んだ20代。
それでも、いい曲を更新し続けることで、なんとか続けて来れたし、そんな僕をメンバーも信じ続けてくれました。

売れたいとか、有名になりたいとか、そういう気持ちは大事だと思いますし、もちろん僕にもあります。ちゃんと。笑
もっとそういう気持ちがはじめから強くあったら、どこかでもっといい結果も出ていたのかもしれません。
長くやって充分な結果が出なければ、終わっていくのは、普通のことだと思います。

でも、このバンドは結果以上に、自分たちのやりたいこと、気持ちをずっと優先してきました。
それでここまで続いてきたことは、奇跡的なことなのかもしれません。

そうやって重ねた10年の中で僕たちが得たもの。
それは、純粋に音楽として好きでいてくれる、応援してくれるみなさんとの繋がり。
そして、この音楽が好きだからという気持ちで、一緒に音源を、ライブをつくってくれるたくさんの仲間です。

これは、何にも替え難い僕たちの財産であり、誇りです。
他のやり方でバンドが進んでいたら、きっと得られなかったものだと実感しています。
これは言葉にするならきっと「愛」です。

愛を持って、愛に囲まれて音楽をしていけることを、幸せに思います。

僕たちはまた、同じ場所に留まることも嫌いです。
これからも変わらずに、変わっていきます。
いつか、誰もが知ってる曲をつくる日を、そして誰もが知ってる名前になる日を夢見て…

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なんか最後かっこつけちったな〜〜笑
毎回なんだかんだ字数が多くなり、なかなかのボリュームな連載となりましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
色々思い出すことがたくさんあって、僕も楽しかったです。

ということで、11年目突入!!!
楽しく愉快に、心の向かう方へ行きます。
これからもよろしくお願いします!

皆さんのお気持ちをぜひよろしくお願いします!いただいたサポートは今後の音楽活動費とさせていただきます。