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毎年くる1日だけ昭和の日ー出前一丁

今年の4月29日に、違うブログにアップしたネタです。
日にちが過ぎてしまっているので、手直しをして、付け加えて
再度、noteの皆さんにお披露目したくて、アップしました。

関西弁のお笑いコンビ、クミ、ミミがお届けする
      昭和の日の大スター
じっくりと、お楽しみください。


クミ:いや〜、タイトルのまんまやけど、今年も昭和の日は無事に
   終わったね。

ミミ:ほんまにね、毎年、昭和の日には胸が熱くなるね。

クミ:昭和で胸が熱くなるといえば、あれしかない!

ミミ:あれって?

クミ:聞いたらブルブル震えんで。

ミミ:そうなん、はよ、教えて。

クミ:それはな、あれや。

ミミ:なんや、

クミ:あんたも知ってるやつや、会場の皆さんも、殆どの人は
   知ってはるんとちゃう?

ミミ:はよ、言わんかいな。

クミ:知りたい?

ミミ:あんたが、昭和で胸が熱くなる話をしたいんでしょ!

クミ:それはな

ミミ:なんや

クミ:昭和の大スターや!

ミミ;昭和の大スター、ユリゲラーとか?

クミ:何いうてんの、自分、
   ゲラーで胸熱くなるか?

ミミ:ゲラーって、馴れ馴れしい。

クミ:そんなんちゃいます。

ミミ:誰なん?

クミ:それはな、

ミミ:それは

クミ:出前一丁や。

ミミ:なんや、出前一丁か。

クミ:あんた、出前一丁に喧嘩売ってんの!

ミミ:何いうてんの、自分。

クミ:出前一丁はな、昭和の大スターや、今も現役やけどな。

ミミ:どないしたん、なんか、悲しそうやで。

クミ:出前一丁はな、昔みたいに、もっと大スターでおらな
   あかんねん。

ミミ:大丈夫か?

クミ:出前一丁を、初めて食べた時の感激は、今も
   はっきりと覚えてるで。
   あの小さな、パッケージに入ったラー油。

ミミ:そうやったな。

クミ:あの小袋を開けた瞬間やな、家中がもう
   ラー油の香りで包まれて。

ミミ:あれは、凄かったな。

クミ:小袋の大きも、ラー油の量もパーフェクトやった。

   パーフェクトで思いだすんは、あの551の蓬莱の豚まん
   についてくる辛子や。

   もう、あの辛子の量も絶妙で、多すぎても、あかん
   少な過ぎても、あかん、ちょうどええのや。

ミミ:それに、出前一丁のパッケージに書いてある、男の子な、
   かいらしかったな。

クミ:あの絵も強烈やったな、下駄履いて、ピチピチのパンツ
   みたいなん履いてたやんか。

ミミ:そうやな、子供にはちょっと強烈やったな。

クミ:令和の時代やとな、出前ちゅう言葉も、もうほとんど
   使わへんしやな。

ミミ:言われてみたら、そうやな。

クミ:今やったら、横文字やろ、デリバリーとか、
   ウーバーとかな。

ミミ:そやな、今風にやな、名前もな、
   ”デリバリーで一丁”もなんか、臭い名前になるしな。

クミ:何いうてんの、自分。 何がデリバリーで一丁なん!

ミミ:あんたが、横文字の事いうから、あわせて、
   名前も変えてみたんやんか。

クミ:いらん事せんでええ! 出前一丁はな、
   出前一丁の名前のままでええんや。

   わたしね、今日、ようさん、出前一丁って、
   言うてるでしょ。

ミミ:そやね。

クミ:出前一丁、食べたくなりました?

ミミ:何や、それ、いやらしい。

クミ:何が、いやらしいねん、誘導作戦しただけやろ。

ミミ:それが、いやらしいんやろ!

クミ:誘導作戦ちゃいますし、出前一丁からはね、
   なんにも、もろてません。

   ただね、出前一丁をね、昔みたいに、大スターに
   戻したいんです。

ミミ:純粋な気持ちやねんね。

クミ:いや、日清から、なんかもらえるかなーって。

ミミ:あかんやろ!

クミ:嘘ですよ、ほんまに純粋にね、思うんです。
   こんだけ、出前一丁言うてるんで、
   明日のお昼は出前一丁食べて下さい。

ミミ:今度は、お願い攻撃かいな

クミ:ちゃうわ、客席、よう見てみ。
   ぼーっとしてそうな、お客さんばかりやろ
   大丈夫や、洗脳成功してるハズや、
   これで明日のお昼は、出前一丁で決まりや!

ミミ:お客さんに、全部丸聞こえやろ、それ。

クミ:ほんまにね、冗談抜きで、明日のお昼は出前一丁で
   頼みます。

ミミ:出前一丁、食べてもらうだけでええの?

クミ:あんた、いつも、ぼーっとしてるけど、
   今のはナイスやで。

ミミ:なに、その言い方。

クミ:皆さんね、出前一丁、食べはる前でも、
   後でもよろしいんでね、
   みなさんがいつも使われてる、発信ツールでね、

ミミ:発信ツール、なんやそれ?

クミ:水色の小鳥の絵描いてるやつとか、色々あるやんか。

ミミ:つぶやくやつやね。

クミ:そうそう、noteさんでもやな、新しい記事書いて
   つぶやくのんにやね、リンクさせたら、
   ピヨピヨ飛んでいきはるやんか。

ミミ:話し、それてんで。

クミ:ええねん、ちょっとくらいnoteさんの宣伝も
   入れんとあかんやろ、せっかく場所使わせて
   もろてるのに。

ミミ;自分、なんか、裏あるんちゃう?

クミ:そんなん、何にも思ってないよ。

   そんなん、noteさんのやね、
   記事一面にやね、この話しが載るなんて、そんな
   都合のええ事は考えてるかな。

ミミ:自分、汚いわ、もう、心の中、真っ黒ちゃう。

クミ:ええんですよ、真っ黒でも、夜なったら、全部真っ黒でしょ。

ミミ:出前一丁はもうええの?

クミ:あかん、あかん、すいませんね、みなさん、
   相方が汚い事考えるから、えらい、時間過ぎてしもて。

ミミ:はあ?

クミ:つぶやくやつでね、

ミミ:急に戻るね。

クミ:うるさいな、自分、話し、進まへんやろ。

   皆さんね、ぶやくやつでね、出前一丁食べたよ〜って
   つぶやいてもらえます?

ミミ:それがどうなるん?

クミ:自分、やっぱり、スカタンやな。

ミミ:さっき褒めとったのに、なんやねん、今回は!

クミ:ちゃんと、続きはあるんよ。 

   みなさんのお友達にもね、出前一丁食べてもろて、
   つぶやく、やつとか、色んな発信ツールでね、
   食べたよ〜言うてね、発信してもらいたいんです。

ミミ:そんでどうなるん?

クミ:あんた、脳みそ、家置いてきたん?

ミミ:置いてきてたら、ここに、立ってられないでしょ!

クミ:口がへらん人やね、自分。

ミミ:あんたに言われたくないわ。

クミ:ほな、質問です。
   このお客さん全部とやね、そのお客さんの
   お友達全部で、何人やねん。   

ミミ:100人くらい?

クミ:そんな少ないわけないやろ。

ミミ:ほな、何人やのん?

クミ:合計したら、ようさんいてはるんよ。
   ようさんいてはったら、つぶやく、やつのんも、 
   ようさんつぶやきはるねん。

ミミ:そんで、どうなるん?

クミ:自分、分からんか?

ミミ:ようさん、つぶやくんやね。

クミ:ようさん同じ言葉をやね、つぶやいたらやね、 
   ハッシュタグっていうのがあるやろ、
   それが色んな発信ツールでもやね、
   上位に入ってくるねん。

ミミ:そうか。

クミ:わかってへんねやろ、

ミミ:バレた?

クミ:今日のお客さんとそのお友達以外でもな、
   ようさん同じハッシュタグ、ついててやな、
   出前一丁映っとったら、食べたくなるやろ、
   そこから、どんどん、伝染してやな

ミミ:昭和で、”でんせん”といば、あれしかないやんか!

クミ:邪魔せんといて。

ミミ:スベるけど、言わせて。

クミ:何や、時間あげから、さっさとして。

ミミ:電線音頭や!

クミ:はい、お疲れ

   出前一丁がね、どんどん食べられる様になったら
   今度はどうなると思う?

ミミ:知らんわ、そんなん!

クミ:ええやん、電線音頭、ちゃんとスベったから。

   因みにね、平成生まれ以降の人でね、電線音頭知らん人はね
   Gで始まるのんでね、あとでね、今、ちゃうよ、あとでね、
   調べてみて。  まあ、コテコテの昭和のお笑いやね。
   えっ、あの人が、あんな事してるのって、やね。

ミミ:あれは、衝撃っていうか、すごい企画やったな。

クミ:話し、それますけどね、私のいとこね、彼が8歳くらいですか。
   夏のね、町内会のキャンプファイヤーでね、一人でね、火の前で
   踊りはったんですよ、一人ですよ、一人で。

   それでやね、誰かがね、彼の電線音頭、踊ってる姿、
   撮りはってね、
   なんでか知らんねんけどね、
   家のアルバムに、その写真、貼ってあるんですわ。

 ミミ:自分、結構、電線音頭の話題、食いついてるやん。

 クミ:すいませんね、話しが、それまくってしもて。
    私、どんな話しでも、ネタにしてしまうんで。

 ミミ:なんや、それ、キャンプファイヤーのんは、ネタなん?

 クミ:ちゃうちゃう、これは、事実に基づいてるで。
    
    出前一丁に戻ろうな、疲れてきたわ。

 ミミ:何、それ、自分

 クミ:出前一丁がね、どんどん食べられる様になったら
    お店からやな、出前一丁が消えるんよ。
    スーパーの人もやな、ハッシュタグで、
    ”出前一丁在庫無し”を入れはるんや。

    人間の心理はな、無いものは欲しいんや。
    みんな、コンビニやスーパー、
    ネットで、出前一丁探し出すんや!!!!   

 ミミ:自分大丈夫、ちょっと怖いで。

 クミ:出前一丁が社会現象になるんや、色んなメディアで
    取り上げられて、大きおな広告が、道頓堀のグリコの横に
    並ぶんや、これはもう関西人にとったら、お祭りやで!

    ケンタッキーのおっさん、また、道頓堀川に投げ込まれる
    かもしれんから、大阪府警しっかりせんとあかんで!

 ミミ:いや〜、阪神、強かったよな〜、バース、掛布、岡田

 クミ:皆さんね、阪神、昔はね、めちゃくちゃ、
    強かったんですよ。

 ミミ;もう、これで終わりか、満足したか?


 クミ;何、言うてるねん。
    
ここから、最後の盛り上がりが始まるんよ。

    自分、知ってるか、
    出前一丁はな、海外へ出稼ぎに行ってんねんで。

 ミミ:そうなん?

 クミ;あかんわ、自分、ほんま、出前一丁初心者丸出しやで。

 ミミ;初心者丸出しって、

 クミ:この社会現象の噂はな、海外へ出稼ぎに行っている、
    出前一丁の耳にも入るねん。

 ミミ:はあ?

 クミ:スーパーが閉店した後はな、出稼ぎでスーパーの棚に、
    陳列されてる出前一丁たちが、みんな集まって、
    ミーティングすんねん。

    いつも情報通の出前一丁がおって、そいつがみんなんに
    今の日本の出前一丁の事を伝えるんや。

ミミ:自分、変な道進んでるで!

クミ:出稼ぎの出前一丁たちはな、日本の出前一丁の事を聞いて、
   もう出稼ぎせんでもええんや、みんな日本に帰れるって、
   喜ぶんや。

ミミ:えっ、喜ぶって。

クミ:でもな、真面目な出前一丁がな、そんなん、
   僕らはここで頑張らんとあかんって、みんなを説得するんや。

ミミ:説得すんの、出前一丁が、出前一丁を。。。。

クミ:そうや、出稼ぎにできる事は何や!
   みんなで考えて、答えを出したんや。

ミミ:そんな答えあるのん?

クミ:夜の間にな、みんなで、陳列コーナーの一番前に移動するんや!

ミミ;そうなん。。。。

クミ;翌日の品出しは、大体昼前ぐらいからや、
   朝は朝礼とか在庫管理とかあるからな、

   昨夜のうちに、陳列コーナーの一番前に移動した、
   出稼ぎの出前一丁達はどうなると思う?

ミミ:知らんやん、そんなん。

クミ:お客さんがな、ラーメン買いにきた時に、
   陳列コーナーの一番前にあるのんから、取るやろ。

  ”あら、いつものがないわ、でも、今日は出前一丁にしましょう”
  って、なるんや。   

  出稼ぎの出前一丁達の作戦は、大成功なんや!!!

  昭和は、ええことも悪い事もようさんあった。
  ただな、出前一丁にもう一度、昭和の時みたいにな、
  大スターに戻って欲しいんや。

  言うとくけど、日清で仕事してへんし、回しもんちゃうし、
  何ももろてへん。

  ただ出前一丁が好きなんや、明日の昼は、出前一丁やで!

  終わり


  最後まで、お付き合い、いただき、心から感謝しています。

  MAーエムエイ

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