ごめんよレジェンド、あたし今そんな気分じゃないのよ。
こういう展開、来るだろうと思っていた。
「デザインしてくれなーい?」っていう仕事の話 in ジンバブエ。
ジンバブエで「デザイナーです」って言うとこういう話、来ると思ったんだよね。
頼んできたのは、知り合って間も無い、ジンバブエのイケメンM(仮名)。恩人の友達の甥っ子。
彼はこちらでAdobe系のデザインソフトを教える社会人の訓練校みたいなとこの講師、フリーランスデザイナーでもある。どうやらパソコンが壊れたらしい。
初めてあった時は、ファッションもシンプルで、太った猫を愛おしそうに抱えた姿が素敵だなーと思った。(猫X男性に結構私は弱い)
でも、断った。
断った理由、6つ。
断った理由はいろいろあるよね〜
【断った理由 6つ。】
1.青年海外協力隊は、お金を稼いではいけないというルールがある。
2.頼んできた人が「不思議くん」だから、なんか怖い。
3.やる気が無い。(本とか読みたい)
4.なんかめんどくさそう(直感)
5.自分の生徒のためにやれる事をやりたいから、そちらに集中したい。
6.ジンバブエのデザインの相場がどうしても聞けなかった。
1.青年海外協力隊は、お金を稼いではいけないというルールがある。
→ルールなんです。
2.頼んできた人が「不思議くん」だから、なんか怖い。
→noteにめちゃ書きたかった話!
ジンバブエ人のイケメンMとは、知り合ってすぐに、お互い同じフィールドって事で意気投合して
「いろいろシェアしようね」ってなった。しかも、かっこいいし!
そしたらWhat'sup(メッセンジャーアプリ)で送られてきた、
イケメンMのアート作品に驚愕する。。。画像4マイ。
パワポのような画像が4マイ。
背景には自分の写真を大きく使い(自分大好きジンバブエ人、これは普通)、人生を導くような言葉(英語、時々主語がGod)しまいには自分の名前が「LEGEND(伝説) M」と大きい文字で配置されている。
レ、レジェンドですと!?
他のも、インターネットからダウンロードしたみたいな、解像度低めの鳥の画像に「鳥のようにあなたも二つの羽が必要だ、信仰と希望があなたの羽。」など。ごめん、ついていけない。私キリスト教わからない。
M「君の国のリテラルエージェント知らない?」
どうやら、このパワポみたいな画像を販売したいみたい。
私「美しいアートワーク送ってくれてありがとう。残念ながら日本人はキリスト教少ないし、日本語しかわからないから簡単に理解できないと思う。」
別の話
プロフィール画像、異様な頻度で変える人って、ちょっと怖い感じが個人的にする。しかも彼の画像は、時々ちょっと意味深なのである。
デザイナーだからか、白一色にしてみたり、すごいかっこいいアー写みたいなのにしてみたり、怖いのは黒バックでホラーテイストのイラストと聖書の言葉の組み合わせね。ドン引きした。
君がイケメンであることは認めるが、共感ポイントが少なすぎる。
ごめん、無理やわ。
3.やる気が無い。(本とか読みたい)
私、この停電で一ヶ月デザインの授業してない。
かといって暇かというとそうでもなくって。
本が読みたいし、こうやってnoteだって電気ある時は書きたい。
そう、絶賛ダラダラ期。これ人生において大切だと思っている。
4.なんかめんどくさそう(直感)
不思議くんだから
5.自分の生徒のためにやれる事をやりたいから、そちらに集中したい。
絶賛ダラダラ期だけど、やっぱり決めるとこ決めたいので
生徒のために、同じ課題で自分もポスター作ったり
英語勉強したりしたいんよ!!!
(絶賛ダラダラ期だからペースは遅いけど!)
6.ジンバブエのデザインの相場がどうしても聞けなかった。
ジンバブエの人の給料って、私の職場の人で月1万円くらい。
1万円ですよ1万円!ちなみに物価は日本とあまり変わらない。
パン、ガソリン60円ぐらい。ツナ缶200円ぐらい(2019/07/20現在)
それしか知らないけど、この差、単純に16倍。
日本:16-25万円
ジンバブエ:1万円
私は、日本では美大への受験勉強も含め、12年デザインやらアートやらやって、それなりに葛藤して、命削ってきた。だから、自分を卑下することなく、ロゴデザインとかフライヤーのデザインは無料ではやらないと決めている。無料でも、「自分がどうしてもやらせて欲しい!」って思ったらやることもある。あとスキル交換、物々交換なんかもある。
デザイン料金の値段は、方程式が難しい。デザイナーの経験年数や印刷物の印刷数にもよるし、その人独自の料金表がある。
知り合いの一流の方だと、ロゴデザインで25万円以上はしていた。
私の場合は、A4サイズのフライヤーは、1,5000円ぐらいで受けてたことがある。(今は値上げしてる)ポスターだと5万とか。
ジンバブエ価格にすると、1/16したら,900円か。
フライヤーのデザイン料金(材料費含まず)
日本:15000円(US約150ドル)
ジンバブエ:900円(US約9ドル)
正直、ジンバブエの人にUS100ドル以上なんて月1ヶ月分だ。
大金すぎる。。
イケメンMとお金の話になり(メッセージ上で)、「いくらならやってくれるの?」と聞かれる。
自分の価格をストレートに言うのをためらった。
ジンバブエの相場っていくらなの?今度聞いてみよう、めちゃくちゃモヤモヤするから!
直感は、いつも正しい
でもやっぱり 4.なんかめんどくさそう(直感)が大きいかな。
直感は、いつも正しいから。
ごめんよレジェンド、あたし今そんな気分じゃないのよ。
無料でも、お金もらってもやりたくないと思った。
おまけ。
何かを変える勇気。
「稼ぎたいなら、そのために何かを変えることをしてみない?」と思う。
例えば、ジンバブエでは同じ農作物ばっかり作ってる。
市場に行ってもトマト売ってる人ばっかりだったり。
売り方を変えるとか、野菜の種類を変えるとかしたらいいのにと思ってしまう。
一応悪いと思って、彼に「うちの学校のパソコン使いに来たら」と提案はしてみたが、無視。稼ぎたいなら自分の足使ってなんとかして見なさいよ。
私がフリーランスデザイナーだったら、他の人のパソコン使ってでもなんとかする。方法考える。
正論言ってもしょうがないんだけど、なんかもう本当に違うよなあー。
好奇心、変化、成長への向上心。
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