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思わず読みたくなるイベントレポート記事の書き方。面白くさせるのは、空気感を伝えること

私は今までグラフィックデザインの仕事をしてきましたが、幅を広げたくてライティングを学び、デザインとライティングの活動をしている原井けいこです。
ライター歴は9ヶ月目で、ライティングを学ぶことを続けていて、エッセイスト・ライター・編集者の江角悠子さん主宰の京都ライター塾アドバンスコースを受講しています。全6回90分、オンラインでの開催。講座は月1回のペースで少人数制(今回受講生は5人)、課題の提出もあり、書くことを継続的に実践していくことができます。ライターを目指す人だけでなく、書くことが好きな人も受講できます。この受講レポートでは、そんな方たちへの何かヒントになれば嬉しいです。

“アドバンスコースで学ぶこと(全6回)”

1)5/24(水)13:00〜14:30  
・人の心を動かす文章とは? 型を使って書く

2)6/28(水)13:00〜14:30 
・読者を知り、企画を立てる

3)7/26(水)13:00〜14:30
・企画を立てて、原稿を書く

4)8/23(水)13:00〜14:30
・”聞く”は、技術 

5)9/27(水)13:00〜14:30 ・ゲスト講師:寒竹泉美さん「エッセイの書き方」  (
レポート記事準備中)

6)10/25(水)13:00〜14:30
・レポート記事フィードバック ”←【今回はココ】

 
今回の講座の内容は、提出したイベントレポート記事についてのフィードバック。イベントとは、受講生の私たちが既に受けたゲスト講師の講座「エッセイの書き方」。講座では、自分の気持ちを分析し、細かくエッセイとして描写していくための説明やワークなど、情報が山のように盛り込まれていました。私を始め、その場にいた全員が「自分の気持ちとは一体どれだろう?」と気持ちを描写する難しさに呆然としたのでした。「講座が面白ければ面白いほど、レポートを書くのは難しい」と講師の江角さん。内容を書きすぎてもネタバレになるし、書かなさすぎてもつまらないのだとか。※このレポートも悩みながら、書いています!

ここからは、講師の江角さんが言われていたことを書いていきます。

イベントレポを書く前にすること

イベントレポートの「ゴール」を設定すること
具体的には、以下の3つを決める。
1/ 記事をどこにのせるのか(ブログ?媒体の場合ならどんな特徴がある?)
2/ 誰が読むのか
3/ 読み手にどうなってもらいたいのか

これらを決めておくことで、書いている時に迷うことが無くなる。

読んで面白いレポート記事とは?

タイトルや見出しに「結論」が書かれている
その「結論」を知りたい人が読んでくれる。その体験から”学んだこと”を入れると良い。

空気感が、わかりやすい表現を使って書かれていること
他人の体験がまるで自分のことのように捉えることができると、読んでいて面白いと思っていてもらえる。
音楽で例えると、レポート記事はCDの曲紹介ではなく、ライブ。CDに入っている曲や順番を知らされるよりも、体験した人だからこそわかる、人の感情の動きや会場の雰囲気を知れることが大切。これらが書かれているレポート記事は、読み手もまるで同じ場所に行っていたかのような疑似体験ができる。

ここで話は脱線しますが、こちらも忘れないようにメモ。
仮名遣いに迷ったら、「記者ハンドブック」を開いてみる
たとえば文中で「さまざま」と「様々」どちらを表記するか迷ったら、新聞ではどんな使い方をしているか調べることができる。

コレをすると、つまらないレポート記事になる

▽言っていたことをそのまま引用やビッグワードを使う
イベントの中で話し言葉として成立していても、読み手には意味が伝わらない。ライターの仕事は”翻訳”。どんな人が読んでもわかりやすい言葉に言い換えること。

▽読者に文章を2度読みさせたり、想像させたり、文章理解に労力を使わせる
自分がわかっていても、読者にはわからないことをきちんと説明する。
書き終えてから少し時間を置いて、冷静な目で文章を推敲すると見つかりやすい。

私のもらったフィードバック

上記に挙げたつまらないレポート記事の例は、全て私のことです(苦笑)。
最終回の課題提出、もっと頑張れなかったのかと悔やまれますがこれからも諦めずに書いていきたいと思います。
いただいた提案
・わかりやすく伝えるために、言葉を補っていくこと
・順番はまだまだ工夫できる
・ビッグワードの使用でなく、わかりやすい言葉への”翻訳”をする
・詳しく書くために、例えを追記する
・読み物として読ませたい部分は、箇条書きを使わない

京都ライター塾アドバンスコース

最終回を終えての感想

私は、2023年の1月から3ヶ月間京都ライター塾でライティングの基礎を学び、6ヶ月間ステップアップを目指す形でこのアドバンスコースを受けました。ライター塾とこのコースの違いは、自分で実践する回数の多さと、書く時間が1ヶ月あるためその期間何をするか自主性が問われることです。
ライター塾のインタビュー課題でのインタビュー相手は講師の江角さんでしたが、アドバンスコースでは自分で対象を探すところからスタート。インタビューの企画書を作成し、相談できる機会がありました。「自分はどんなことに興味を持っていて、何を書きたいのだろう。」そんなことを考えて選んだ住宅建築家へのインタビュー課題。インタビュー内容を進めながらも、自信がありませんでしたが、江角さんからの提案で、事前にそれに関連したブログ記事を実際に書いてみたたことで思考が整理されたのです。その結果、なぜ私はこの人にインタビューしたいのか、自分の企画内容に確信が持てました。これは、現在39歳の私が大人になってから真剣に自分のやりたいことに取り組んだ素晴らしい体験になりました。今も現在進行形で、家づくりについて書き続けています。

おまけ
ライター活動を始めたものの、デザイナーとライターの仕事、どういう割合でやっていきたいのかを決めかねていました。京都ライター塾、アドバンスコース両方の受講を終えて、フリーライターや副業ライターなどいろんな働き方の受講生たちと出会ったおかげで、なんとなくではありますが、自分の方向性が決まってきました。現在は、ライスワークとして週に3回小さな会社のデザイン部での仕事をしています。それ以外の曜日にライフワークとしてのライター活動をしています。Webメディアに記事を書いたり、興味のある人にインタビューをしたり、エッセイやnoteを書いたり。こんな働き方をもう少ししていくつもりです。

京都ライター塾

私が”書くこと”と”働き方”を学んだ、エッセイスト・ライター・編集者である江角悠子さんの京都ライター塾。現在、第10期塾生募集中とのこと。書くことに興味がある人、ライターの世界を覗いてみたい人におすすめです。

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〜ライターだけじゃない 私だけの「書く働き方」が見つかるセミナー 〜

11/23(木・祝)13時〜
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