内なる声を聞いて、未来への不安や恐怖に対処する
小学高学年〜中学の頃、兄からの性暴力を受けておりました。大学生になってトラウマ症状が顕著になり、うつ状態や希死念慮で動けなくなりました。
カウンセリングを受けて、自分と向き合う方法を学び助けられました。カウンセラーの先生には感謝しかありません。
今回は、私が今直面している問題について考えてみます。
1.「モヤモヤする」の正体は?
私の体調は今までに無いほど順調と言える。
昔のことを思い出しても強烈なフラッシュバックは起きないし、過覚醒や低覚醒を感じないほど安定している。回復していると胸を張って思える。これは私にとって奇跡のようなことである。
しかし、不意に正体不明のモヤモヤを感じる
前に進もうとしているのに、思うように進めない
過去の記憶から解放されて今を生きているはずなのに…
こんな時は、私の中にいるパーツ達の声をよく聞いてみる。
前へ突き進むパーツさんの声
コツコツ勉強しなと試験に合格できない
過去に影響を受けたくない
回復したのだから過去のせいには出来ない
もっと自分の力を磨かないといけない
モヤモヤしているパーツさんの声
まだ過去のことに腹が立っている
回復できた自分をもっと認めて欲しい
体調が悪かった時の遅れを取り戻せない
ふむふむ、何か見えてきた。
モヤモヤしているパーツさんにどうして体調が悪かった時の遅れを取り戻せないと思うのか聞いてみる。
過去に辛い経験をして、善も悪も影響を受けてきたことで、今の自分がいる。これを完全に無かったことにするのは出来ない。私が自分と向き合った時間は他者に遅れをとった訳ではないし、生きていく上で必要な時間だったはず。遅れだと思わなくていい、取り戻さなくてもいい。
回復すれば記憶に振り回されることは無くなるが、頑張って乗り越えたこれまでの努力まで忘れないで欲しい。
必死に勉強しても試験に合格できなかったら、また何も出来ない無力な私になると思っているところがある。そんなことはない。死にたかったけど、死ななかった私は強いと思う。
周りから能力がない、怠け者だと思われるかもしれない。留年や浪人するなんて社会不適合者だと言われるかもしれない。私自身もそう思って自分に厳しく生きてたところがある。
モヤモヤしているパーツさんは、そんな他者や自分から無価値な人間だと思われることを怖がっていたのだろう…
しかし、私は他者からは見えない内なる敵と戦ってきた。この戦いを知っているのは私だけ。カウンセラーの先生でも全ては知らない。私が私の過去を知っていればそれでいい。私が私を恥だと思わなければそれでいい。
どんな結果だとしても、生きる価値もない人間にはならない。無力で何も出来ない私になることはない。大丈夫!!
2.直面している課題に取り組む
さて、モヤモヤの正体は試験の結果によって無価値な人間だと思われることを恐れているパーツさんだったことが分かった。
次は、どうやって試験に合格するための勉強をしていくか。
きっとこの恐れているパーツさんは、勉強をしようとする度に私を不安にさせる。頭では分かっていても身体が自動的に拒否反応を示しているようなものだ。
対処方法を考えてみた
タッピング(簡易版EMDR)
タッピング(簡易版のEMDR)しながら、無価値だと思ってしまう自分を認め、例えどんな結果であろうとも私の価値は変わらないと言ってみる。マインドフルネス
天気が晴れていく様子をイメージしながらマインドフルネスを行う
球が無限に広がっていくイメージをしてみる(自然系のBGMをかけるのも良い)強めの筋トレやヨガ
身体から地に足がついて安定していることを感じとる。今の身体の状態に注意を向けてみる。ノートに書き出す
頭の中でグルグル考えてしまうことは一度アウトプットする。認知行動療法的に客観的に捉えてみる
これらの中で複数を組み合わせれば、高確率で勉強に集中できる環境は整うと思っている。明日から実践していきたい。もっと効果的で良い方法があれば随時変更して活用していきたい。
3.学んだこと
葛藤がある時、上手くいかない時は、自分の内なる声に耳を傾けると良い!
自分の本当の気持ちに気が付いたら、どうやって実践するか考える、そして行動してみる
これを繰り返す
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