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自分を観察し、気づいて、抜け出す〜カウンセリング8回目(3/7)〜

前回からの経過

前回のカウンセリングでは、「自分で自分を責めない」という目標を決めた。そして、教えてもらったマインドフルネスやEMDRをやること、気分を上げる方法、自分を責めないことについて、考えてきてねと言われていた。口で伝えるのが難しかったら紙に書いても良いよ、とのことだった。

私はスマホに伝えたいことをメモしようと一生懸命になっていた。「自分を責めない」について考えていると、自分を責めている内容ばかり浮かんできて、気づけばメモに過去のトラウマの詳細を書いていた。

よくフラッシュバックしている内容で、どんな状況であったか、自分が悪かったと思うのはどんなことか、書き出すこと自体もしんどくなって、それをカウンセラーさんに伝えることにも抵抗があって、フラッシュバックや気分の落ち込みも大きかった。数日に分けて書いていたが、日によって思うことも異なり、書いては消してを繰り返した。

カウンセラーさんが、トラウマの詳細を聞きたい訳ではないと理解しているだけに、何だか自分だけ空回りしているような感じがしていた。カウンセリングの予約時間ギリギリに、内容もまとまらないで、ぐちゃぐちゃのメモを送りつけた。

自分の中では、卑猥な言葉や人には絶対に言わないような内容を含んでいたので、とんでもない事をしてしまったような感じがした。カウンセリングルームに入るのに怖気付いて、身体感覚が麻痺しているような、フワフワして生きている心地がしない。それでも時間が来たので、入るしかない。

カウンセリングの内容

1.メモについて

カウンセリングルームの椅子に座るのも居心地が悪くて、カウンセラーさんにそっぽを向いて、素っ気ない態度をとってしまった。いつもと様子が違うけど、前回からどうだったの?と聞いてくれるが、「どうって言われても…」と曖昧に答えてしまう。

メモ書いてくれたけど…抵抗なかったの?
抵抗はあるに決まっている。自分でも気持ち悪いのに、どう思われるか怖かったし、メモに書いたことはほんの一部でそれで全部じゃない。グルグル考えてなにも言えなかった。

「何日かに分けて書いたけど、日によって思ってることが違うので、自分で何を言いたいのか分からなくなった。今はフワフワして、頭も働いてない感じがする」と伝えた。

カウンセラーさん曰く、前回の私は質問しても答えられず、身体をゆらゆら揺すだけだったそう。確かに、自分でも言えない感じは強く残っていたので、どんな形でも伝えられた達成感的なものはあるかもしれない。

メモの内容には全くと言って良いほど、触れなかった。それで良かったとも思う。

2.進め方の変更

はじめは、過去のトラウマと向き合って、客観的に捉え、「自分を責めること」を改善しようとしていたが、過去の記憶を想起しない方が良いと判断したらしい。

気分を上げる方法として、書き出すことを挙げてみたものの、やめといた方がいいと言われた。私も同感である。実際に書き出してみて、気分の落ち込みも大きいし、何より解離のようなボーっとした状態になる。

書き出す場合は、嬉しい、楽しい、面白い、気持ちいいこと、誇らしいこと、感動すること、夢、やりたいこと、はOKとのこと。

今後の方針としては、自分の状態に気づいて、そこから抜け出すこと!今はトラウマの内容について考えないようにする。

いつも思うのだが、自分の気持ちや状態を説明するのが、本当に難しい。というのも、私の場合は数分単位でころころと気分が変わる。何をした訳でもなく勝手に気分が落ちているし、大丈夫と思ってもソワソワしたり、胸の苦しさがあったり。

そういう、身体と心のサインを見つけて、対処できるようになりたい。次のカウンセリングでは、もう少し自分の状態を細かく話してみようと思う。

3.マインドフルネスとEMDR

子宮あたりに球を思い浮かべて、地球の中心に伸ばしていく。届いた?と聞かれるが、全く届かない、それどころか先端が何処に向かっているのかも見失ってしまう。「届かないです。」と答える。どこまで伸ばせた?10メートルくらい?と聞かれるも、うーん、と吃ってしまう。イメージだから気軽に答えてくれて良いよ。地面よりは下?「うーん、そうですね。地面より下です。」

あまり上手くいかず、新しくタッピングを教えてもらった。タッピングをして少し落ち着いた後、別のマインドフルネスを行った。今の気持ちを天気に表して、だんだんと晴れていくイメージをする。不快感のイメージ(紺色のモヤとした感じ)を左右に振りながら、ペン先を目で追うEMDRも行った。

4.タッピング

肋骨の下縁、鎖骨の下、首の後ろ、頭を順番にタッピングしていった。数セット行うと、始めは8くらいあった不快感が3〜4くらいに軽減していき、身体の重心が安定し、落ち着いたように思う。

タッピングの間にカウンセラーさんと会話をするが、少し気を抜くと不快感が戻ってくる。声もおどおどして吃ってしまうし、モヤモヤとした感じがある。カウンセラーさんも気が付いていて、今どのくらい?と声をかけてくれる。

何度も会話とタッピングを繰り返して、身体の変化に意識を向けた。自分はこんなにも不快感があったのかと気付くとともに、タッピングで落ち着きを取り戻し、抜け出している状態にも気付くことが出来た。この状態の違いを知ることは重要な気がする。

5.学んだこと、自分ですること

  • モデリング:ドラマや映画の登場人物、憧れること、憧れる人を真似て、成り切ってみる。サクセスストーリーが良いらしいが、あまり良い例えがイメージ出来ておらず、ピンと来てない。

  • アファメーション:タッピングする時に、自分に優しい言葉をかけながら行う。言葉は自分に合うものを考える。これは自分の心の中で出来るので、比較的やりやすそう。

  • タッピング:フラッシュバックの体感部位に不快感をイメージして、タッピングする。カウンセリングでやってみて、モヤモヤが落ち着くし、自分で簡単に出来る。

  • 日記:ポジティブなことを書き出す。個人的には日々の体調や気分の変化まで書けると良いと思う。過去のトラウマには触れないように注意!

  • 次回カウンセリングで、これまでの経過、自分の体調のこと、気持ちを言えるように、メモしておく。

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