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キャッチボールとの出会い: ボールを探して 〜コミュニケーションはキャッチボール™ 第4回 〜

ニューヨークでの体験、セミナーでの体験の後、わたしは毎回、研修でキャッチボールをするようになりました。最初は、お互いに気楽に話すための道具として、バスケットボールやバレーボール、ビーチボールを使っていました。

それを続けているうちに、次第に自分の中で、コミュニケーションとキャッチボールの共通点が明らかになっていきました。

そして、研修の中でも、本格的にキャッチボールのデモンストレーションを行いたいと思うようになりました。

そのためには、ふさわしいボールが必要です。

こうして、キャッチボールのデモンストレーションのためのボールを探すことになりました。

キャッチボールの「ボール探しの旅」


最初、手に取ったのはバスケットボールでした。
でもこれは重すぎてうまくいかない。

バレーボールも試してみましたが、どうも軽すぎる。

ドッジボールは感触がゴツゴツしすぎ。

キャッチボール用のボールを求めて、思いつく限りのボールを取り寄せ、試してみました。

そして、最終的に出会ったのが、新体操で使う赤いボールでした。

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受け取りやすい大きさ、ほどよい重さ、つるつるした手触り。
何よりも、受け取ったとき、手にしっくり吸い付くようですべり落ちない。

おまけに、色も、赤のほかに何種類もありました。

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すべてが、このデモンストレーションにぴったりです。

こうして、新体操のボールが、「コミュニケーションはキャッチボール」を象徴的に表現するものとしてデビューしたのです。

次回は「気もちを伝えるキャッチボール」をご紹介します。お楽しみに。

出典:
コミュニケーションはキャッチボール itoh.comより抜粋編集
コミュニケーションはキャッチボール』(ディスカヴァー刊)伊藤守著より抜粋編集

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