キャッチボールとの出会い: 最初のキャッチボール 〜コミュニケーションはキャッチボール™第2回 〜
コミュニケーション研修で講師が体験したこと
1984年の春、コミュニケーションの研修の講師をしていたときのことです。
そこに、ひとりの中学校の先生が参加しました。女性で、年齢は30歳ぐらいだったと思います。彼女は、とても警戒心の強い、論理的でないことは受けつけないタイプでした。
少し打ち解けて話したいと思い、いろいろ試しました。しかし、言葉を交わしても、かみ合わない。言葉上の意味は通じているのだけれど、「伝わっている」という実感がない。言葉は交わしているけれど、気もちはつ