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キーパーソンとの対話が対話の文化を創り出す
チームや組織に影響を及ぼす「対話」とは、具体的にどのようなものでしょうか。書籍『新 コーチングが人を活かす』から、その視点と事例をご紹介します。
先日、ある金融会社の事業部長から、次のように聞かれました。
「コーチングを受けて、自分は対話の重要性がよくわかりました。それをチーム全体に広げるには何かよい方法はありますか?」
それに対して、次のように質問させていただきました。
「対話を部の中に展開するための、キーパーソンは誰でしょうか?」
それが対話であれなんであれ、何かを組織の中に広めようと思ったら、キーパーソンを選び、キーパーソンの活躍に期待するというのがあります。キーパーソンは必ずしも直下の部下である必要はなく、影響を及ぼせる人であれば誰でもいいのです。新人でも、外国人でも、派遣の方でも。思わぬ人がキーパーソンである可能性があります。
対話を広めたければ、まずそのキーパーソンと徹底的に対話する。
「このチームが業績を上げるために、何を変えることができるだろうか?」
問いを投げかけ、一緒に探索し、発見をうながす。
対話には "感染力" があります。対話を体験し、対話を通して、何かを見つけ出した人は、次の誰かと対話したくなるものです。5人のキーパーソンと本当に有効な対話ができれば、それぞれのキーパーソンは次の5人と対話をする可能性が生まれる。つまり、あなたひとりから、その対話に従事する人が25人生まれるわけです。
たったひとりの対話への情熱が、対話の文化を創り出す。
ポイントは、それを "心から楽しんでやっているか" です。
〜『新 コーチングが人を活かす』Skill59より抜粋編集
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