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コーチの視点から共に考えるビジネスコラム

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「Coach's VIEW」はコーチ・エィのエグゼクティブコーチによるビジネスコラムです。 コーチ・エィ代表取締役の鈴木義幸をはじめ、東京、上海、バンコク拠点在住コーチが、エグ… もっと読む
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2021年8月の記事一覧

あなたの「準拠枠」に気づくことで開かれる可能性

written by コーチング研究所 コーチング研究所が行った、新型コロナウイルス流行前後での上司・部下の関係性の変化に関する調査の中に、部下の「組織へのコミットメント」に関する項目があります。(部下本人回答) 問:あなたの現在の状態に関する以下の項目について、COVID-19流行以前(2020年2~3月頃)と比較してもっともよくあてはまるものを選択してください。※7段階回答 約半数の部下が自身の組織へのコミットメントは「変わっていない」とし、約2割が「低下した」とし

探索は「問い」によって始まる

written by 桜井一紀 先日、ある製造業で社内コーチのプロジェクトに取り組んでいる方から次のようなことを聞きました。 「最近、社内コーチが、マンネリ化してきている。 他部署の部下は普段関わりが無い人たちだから頑張ってやっているんだけど、 直属部下とは、コーチングセッションを延期してしまったり、 最初の頃よりも聞くことに集中でずに、気づいたらアドバイスしていることもある」 効果的なコーチングができていないコーチの関わりとは 次の資料は、インターナルコーチ(社内での

真実を伝える生き方を選ぶ

written by 青木美知子 アメリカには「The squeaky wheel gets the grease.(きしむ車輪は油をさしてもらえる)」ということわざがあるそうです。意味は、「自己主張をしっかりすれば、話を聞いてもらえる」という意味。日本の「出る杭は打たれる」とは対極の考え方と言えるかもしれません。 しかし、自らがCEOであり、著述家、脚本家でもあるマーガレット・へファーナンはその著書の中で、そんな欧米でも、企業の管理職の85%が「上司に問題提起をしたり、