見出し画像

論理的思考(ロジカルシンキング)とは? 論理的思考を身に着けるメリットについて

【文部科学省の定義について】

画像1


論理的思考(ロジカルシンキング)とは「一貫して筋道が通っている考え方、あるいは説明の仕方」を指します。感情論ではなく、理路整然と考えたり説明したりする方法です。

文部科学省ではプログラミング的思考を以下のように定義付けています(https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/122/attach/1372525.htm)。

画像2

ざっくりといえば、問題解決をする力を論理的思考によって身に着けるのがプログラミング教育必修化の狙いなのです。しかし、株式会社インテージの調査によると20歳から59歳の男女におけるロジカルシンキングの理解度は以下のようになっています。

画像3

全く知らないという回答だけで約60%を占め、内容を知っている人は15%と非常に低い割合になっています。

【論理的思考(ロジカルシンキング)のプロセス】


一般的に、論理的思考(ロジカルシンキング)を行う際は下記のような手順を踏みます。

画像4

問題解決を最終目標として、どのようにすれば解決するのかを考え、実行し、エラーを改善していくのが論理的思考(ロジカルシンキング)です。

わかりやすくするために、日常生活に落とし込んでみましょう。

ある少年が、『サッカークラブでレギュラー入りしたい』という目標を立てたとします。

ロジカルシンキングを用いて問題解決をしようとすると、以下のような手順を踏みます。

画像5

この場合、最終ゴールが『レギュラー入り』となり、その為の障壁が『ライバルに勝てない』ことにあります。更に、なぜライバルに勝てないのか、その理由は『パスの正確性が低い』ことにあると分析しています。

これを解決するための練習メニューを組み、メニュー内容を改善していく…。

この繰り返しで問題を解決し目標の実現を可能にさせるのがロジカルシンキングを用いた問題解決です。

【論理的思考(ロジカルシンキング)への期待度】


問題解決力を養うに最適な論理的思考を身に着けるために、子どもにコンピュータを用いた習い事をさせたい親は増加傾向にあります。コエテコbyGMOが小学生の子どもを持つ保護者に対して実施した「プログラミング教育に関する保護者の意識調査」の結果は以下のようになっています。(https://edtechzine.jp/article/detail/3363

画像6

既に必修化されている英語、子どもの身体能力の発育に役立つスポーツに次いでプログラミング・パソコンが1割を超えています。

コロナ禍での外出自粛や、テレワークなどで変化する就業事情に影響されてこれからもますます需要が高まる見込みですが、実際のIT環境は家庭により格差があり、教育格差に直結してしまう可能性が危惧されています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?