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法律事務所に通常あるリソースがリモート生活に役立った話

できるだけ標準的な話をするにとどめましたが、あくまでも私の観測範囲の話であることにご留意ください。

・リモートミーティング編

例に漏れず法律事務所においても、ミーティングはすべてZoom等を用いたリモートミーティングに置き換えられています。フラットな立場で参加する場合もあれば、事業部の数名から質問攻めを受ける場合もあります。特に後者を繰り返していると、主たる発話者としてできるだけ良い音質を提供したいと考えるのが人情です。

そして私は気付きました。法律事務所は音楽スタジオやPodcast収録スタジオが併設されている場合も多く、弊事務所も同様です。私はスタジオ機材を持ち帰り、リモートミーティングの音質面の底上げを行いました。

(結局AirPods Proを使ってZoom会議をすることも多いというのはまた別のお話です。)

また、エンタメ法務を行う法律事務所はアイドル(または元アイドル)を大学生インターンとして雇い入れている場合が多いものと思われます。弊事務所も同様です(MFクラウドを用いた経理処理を日常的に行っていただいています。その上で、エンタメ案件についての相場観提供や、ウラカタLTと呼ばれるイベント事業、エンタメ調査室と呼ばれるPodcast事業にスポットで関与していただいています。)。

彼女たちはSHOWROOM等でファンと交流するなどしているため、自宅に一定の機材を持っている可能性が高いです。このため、弊事務所では、追加投資なく一部の弁護士スタッフ間ミーティングの高音質を達成しています。

また、リモート環境下において別の点で助けられることもありました。

私は法務受託の中で社内研修等を行っているのですが、今年度は「ウェビナー」と呼ばれるZoomを通じた社内研修に変更されるなどして、これらの研修もリモートに置き換わっています。リモートの場合、通常の身振り手振りのコミュニケーションが制限されてしまいますので、やはり勝手がまったく異なります。SHOWROOMでのファン対応やコメント読みに手慣れたスタッフのレクチャーのおかげで、画面を通じたコミュニケーションについて習熟することができました。

こうしてみると、様々なリソースが活用できますね。段々みなさまもリモートが好きになってきたはずです。

・休暇編

機嫌は仕事の質に大きく作用します。「機嫌が良い」は最高の価値提供なのではないでしょうか。そう考えると、ゆるっと休暇することもまた大いなる仕事です。

このリモート環境下において、できる限り仕事をしているときと休暇時は環境を変えてすごす工夫が必要になります。特に、仕事用のモニターでYouTubeなどを観るのは絶対にやめておきたいところです。そう思い部屋を見渡した私はふと、「あ、壁があるな」と気づきました。私の仕事部屋には壁がありました。そして多くの場合、法律事務所にも壁があります。

そして法律事務所には通常ピザ会を執り行うために短焦点プロジェクターがあります。あらゆる壁をスクリーンにする機器。それが短焦点プロジェクターです。どうぞよろしくお願いします。

また、多くの事務所の書庫に『キングダム』『アオアシ』の全巻が備わっていることと思われます。弊事務所も同様です。これらはぜひ分け合ってお持ち帰りいただき、メンバーの家族にもお読みいただくなどして自粛を楽しむのがよいと考えられます。これだけでもうご家族もみんなリモートが好きになってくるはずです。

食材の調達も思うようにいかず、料理なんかもなかなか柔軟にできないものと思われます。そんなとき、ちょいとひとかけで世界を変えるものがあると便利です。広島名物レモスコおすすめです。リモートすこ。レモスコ。と覚えてください。

次回は法務受託というリモートワーク業務を2年間行ってきて得た知見の話をします。


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