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【恋愛】出会いとは常に日常にある。③

初めてのマネージャー会議を終えて、自分のデスクに戻ったら、佐藤さんが「デスクの片付けが落ち着いたら教えて下さい」と声を掛けてきてくれた。

僕はデスクの片付けを行ってから「すみません、デスクの片付けが落ち着いたので売上・利益の確認の仕方を教えてもらえますか?」と佐藤さんに声を掛けに行った
正直、この、時点では名前すら覚えていなかった
僕は人の名前を覚えるのが、物凄く苦手である
5分前に名前を教えてもらっても名前を忘れてしまうくらいに覚えられない。興味がない物や興味のない人間の名前は覚えられないのだろう。

佐藤さんは、僕のデスクまで来てくれてPCを立ち上げ
売上・利益を確認するソフトを立ち上げた。パスーワードとIDを要求される。佐藤さんが「パスとIDを教えてもらえますか?」
「は?パスとIDなんて知らないですよ。何せ教えてもらってないんですから」と答える
そんなやり取りを見ていた、事務さんが営業管理部に申請しないとパスとIDを貰えないと教えてくれた
結局のところ、午前中に売上・利益を確認作用にもパスとIDがないから確認も出来なかったって事だ
「部長申請し忘れていたんですね……。それで確認は無理ですよね」と佐藤さんは言った
僕は佐藤さんを横目にパスとIDを申請する用紙を事務さんから貰い、書き方を教えてもらい記入をしています上司承認印は誰からもらうの事務さんに聞いたら部長だった。

申請用紙を書き終えて、事務さんにお礼を伝え
デスクを立ち、申請用紙を持ち部長のデスクに行き
申請用紙をデスクの上に置いて「売上・利益の確認を教えてもらい確認しようにもパスとIDがなくて確認できなかったので申請用紙を書いたんで承認印を押して回して下さい」と部帳に伝えた。「申請するの忘れてた、済まなかったな」と一言。

少しイラっとしたので、デスクに戻りジャケットを羽織り
喫煙所に行こうとしたら、聞き覚えのある声が聞こえた来た。「純子じゃん、何してん??遊んでねぇで仕事しろや」と話しかけた。純子は「お前こそ、本社で何やってんだよ、悪さこいて始末書でも書きに来たか??」と返してきた。「やりたくもねぇ、マネージャーをやらされる事になったんだよ。しかも、売上・利益の確認しろって言われて、あれよ、名前忘れたけど、ホレあそこに座ってる人が教えてくれるって言うから教えてもらおうとしたら、パスとIDの申請を、どっかの部長が忘れてて確認できなくてよ
申請用紙書き方教えてもらって承認して回してくれって頼んだら、おう。忘れた!だってよ」と純子に伝えたら
「あぁ〜。いつもの事だから」と笑いながら純子は去っていった。僕は喫煙所に向かいタバコを吸っていたら、部長もタバコを吸いに来てようで、顔もみたくもねぇと思い。タバコをもみ消してデスクへ戻った。

ちなみに純子は他部所の役員だ。僕がアルバイトの頃からずっとタメ口で話をして呼び捨てにしている役員の一人だ

少し僕が任せられたチームの話を説明をします
他のチームは人数は多いが技術は低い
僕のチームは少数精鋭部隊、技術は高いが各主任に性格に難ありの問題提供をしてくれる集団。仕事よりも荒事が得意と言う訳のわからない集団。マネージャーになる前は、僕も問題提供集団の1名だった。


続く