才能と努力は、かけ算
世の中には「才能」というものが存在していて。
才能自体は目に見えるものではないので、「そんなモノ存在していないよ」と思う人もいるかもしれないけれども。
「目に見えないから存在していない」というのは理屈としてはおかしくて。
たとえば、「重力は目に見えないから存在しないのか?」とか「磁力は目に見えないので存在しないのか?」という話になれば、答えは一目瞭然なわけで。
理屈が解明されていない間は存在していないも同じだったかもしれないけれど、現代物理学を少しでも学んでいれば重力も磁力も存在しているというのは確実なわけです。
それと同じように目に見えない才能も「それがどういうものか?」を知れば存在していることはわかっていただけるかと。
たとえば、ある分野において「技能を短期間に習得してしまえる」というのはひとつの才能で。
「よ~い、ドン!」で同時に学び始めたふたりの人間の内、片方が1年かかって覚えたことをもう片方が半年で習得し終えたとすれば、後者の方が短期間で能力を身につける才能があったということになるわけです。
あるいは、最初の半年では物覚えが悪かったのに、4~5年かけて粘り強く学び続けた結果、周りの人たちを遥かに凌駕するほどの能力を身につけることができたならば、それもひとつの才能であると言えるでしょう。
なので才能と一口に言っても、パッと見てわかるものとそうでないものがあるわけです。
いずれにしても、人には向き不向きというものがあって…
向いていないことを一生懸命続けても、無駄な努力になってしまいがち。
なので、「自分が何に向いているのか?」を見極めることが重要になってきます。
そして、ここで努力という単語が出てきました。
「才能がないのならば、努力で補えばいいのでは?」と思われる方もいるでしょう。
でも、これって、ちょっと考えればおかしいということにすぐに気がつくはずです。
そう!
「才能があって、かつ努力もしている人」が現れたらどうするか?
理論上、同じだけの努力をしていれば、才能のある人が勝つことになります。
人に与えられた時間には限界があります。
万人に与えられた時間は、1日24時間、1年365日。努力できる時間には限界があります。
まして、才能もあってあなたよりも努力をしている人がいたとしたら?
まさに鬼に金棒!完全無敵!
そんなバケモノみたいな人が、世の中にはゴロゴロ存在しているのです。
習得できる能力や結果は、かけ算。
才能×努力。
才能だけでもダメ。努力だけでもダメ。
両者が一体となった時、初めてとんでもない力が発揮できる!
だからこそ、なおさら自分に向いてる分野を見つけることが必要になってくるのです。
それでもあきらめきれない夢があるとしたら?
どんなに努力しても努力しても上手くならない。だけど、好き!
そんなモノがあるとしたら?
だったら、やるしかないでしょう!
ただし、それはイバラの道。
才能もありたゆまぬ努力も続けている。そんなバケモノたちと戦わなければならないことだけは肝に銘じてご覚悟を。
noteの世界で輝いている才能ある人たちや一生懸命努力している人たちに再分配します。