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「無限のリヴァイアス」(おすすめアニメ)

はい、今週の「おすすめアニメ」のお時間。

今回は「無限のリヴァイアス」です。

1995年~2000年って、わずか5年の間に、非常に良質なアニメが何本も立て続けに作られていた時期だったんですけど…

その内の1本が「無限のリヴァイアス」です。


これ、どういうアニメかというとですね…

簡単に言えば「少年少女たちによる宇宙漂流モノ」です。と、説明すると単純そうに思えるかも知れませんが、結構複雑なお話なんですよね~

なぜかというと、登場人物が異様に多いんです。漂流する少年少女ってのが全部で500人近く
もちろん、全員が常に画面に登場しているわけではないんですけど、それでも主要キャラだけで20~30人くらいはいます(ちょいちょい顔を出す人たちも含めれば40~50人くらい?)

なので、結構な数のキャラクターの「顔と名前と性格」を覚えていかないといけないんですね~(ただ、フツーに見てれば、重要人物は自然に覚えていけるようにできています)

で、500人近くの生徒たち(大人はいない)をまとめるリーダーが必要になるんです。
そこで、いろんな人が立候補したり推薦されたりしてリーダー役を務めるのですが、トップに立つ人によって人々の生活がガラリと変わっちゃうんですね。
時にはクーデターが起きて、リーダーが入れ替わったりもするし。

ジュール・ヴェルヌの小説に「十五少年漂流記」っていうのがあるんですけど、これのスーパーパワーアップ版みたいなものです。

さらに言えば、「蠅の王」っていう小説(及び映画)があるんですけど。むしろ、こっちの方が近いかも知れません。なんでかっていうと「閉鎖空間の恐怖」を描いてるから。

ある日突然、宇宙艦「リヴァイアス」に閉じ込められて、広い宇宙を旅しないといけなくなっちゃって、段々、みんな頭がおかしくなっていっちゃうんですよ。しかも、戦艦に乗っていきなり襲ってくる大人たちもいたりして、余計に不安になっちゃうんです。

基本は「宇宙漂流モノ」なんだけど、背後に「太陽が異常活動をして、このままだと地球が飲み込まれて滅んじゃう」みたいな設定もあるんです。さらに、「巨大なイカみたいな生物」が登場したり(この辺が、メインのストーリーにガッツリ絡んできます)

なので、覚えないといけないコトとか、考えないといけないコトがいっぱいあるんですね。

でも、基本線としては「少年少女たちによる群像劇」なので、10代の少年少女の心理に注目して見てもらえばよいかと(そこにちょいちょいSFの設定が絡んでいくという形)

若干ハードルは高めなんですけど、その分、理解できた時の感動もひとしおなので、かなりのおすすめアニメです!

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