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小説家という職業(森博嗣)

今回紹介する本は、こちら!

以前に紹介したスティーヴン・キングの「書くことについて」と同じように、小説の執筆法について書かれた本です。

…なんですけど、森博嗣さん自身、どうやって小説家になったかよくわかってないっていう。なにしろ、「生まれて初めて書いた小説」でいきなりデビューしちゃったのでw

でも、読めば、結構まともなコトが書いてあります。

主に「作家としての心構え」とか「出版業界の闇」とか「自分なりの創作法」とか。


で、文章の頭にいちいち「ビジネスとして」ってついているのが特徴です。言い換えれば「お金を稼ぐために」

森博嗣さんは、お金のために小説を書いてるんですね~

この1点においてのみ、ヘイヨーさんと全く意見が合わないんですけど…
頭から「ビジネスとして」って言葉を取ったら、もうね、両手で握手したくなるくらい完全に意見が一致します!

たとえば、「創作というのは、細かい技法に頼るものではなく、姿勢が大事」とか「作家を続けていくために、大きな目標を持ちましょう」とか「しめきりは必ず守りましょう」といった感じで。

一応、具体的な執筆方法みたいなのも書かれてはいるんですけど。主に精神論と、森博嗣さんの歩んできた人生に多くのページがかれています。

でも、役に立つこともいろいろ書いてあるし、読む価値はありますよ。ヘイヨーさんも、何回も読んでる本なので。


ただ、この本って、実は冒頭の数ページで結論が出ちゃってるんですよね~

そういう意味では、残りの部分はオマケみたいなものです。

これさえ実践しておけば、ヨシッ!

「とにかく、書くこと、これに尽きる」

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