イメージが先か?小説を書き始めるのが先か?
前回に続いて、「小説執筆」のお話です。
この前、ネット上のインタビュー記事を読んでたら、プロの作家の対談で「小説を書く時に、イメージから入りますか?」っていう質問があって。3人の作家が全員「そんなものはない!」「執筆が先!」「書いてる内にイメージが湧いてくる!」って答えてて、ちょっと笑っちゃいましたw
でも、よく考えたら、ヘイヨーさんもこういうタイプでした。ろくすっぽプロットも立てずに書き始めちゃうし。
もちろん、部分的なイメージはあって。「このシーンを書くために小説を書き始めよう!」というコトはよくあるんですけど。原稿の9割くらいは、書きながら作ってるんです(いや、95%くらいかも?)
「明日どうなるかわかんないけど、とりあえず書いてみる」というコトをやってると、自然に先の展開が頭の中に浮かんでくるんですね~
もう魔法みたいなモノですよ!
で、これって経験でカバーできます。
生まれて初めて小説を書いてた時は、勝手がわからないので四苦八苦しながら書き進めて、それでもなかなか完成しないんですね。
けど、何作も書いてる内に段々とコツがつかめてきて、先の展開を何も考えずに書き始めても、どうにかなってくるんです。
で、この「どうにかなる」が徐々に上達していくんですね~
最初は「どうにかはなってるんだけど、どうにかしかなってない」ってレベルだったのが、「お?結構上手くいったんじゃないの?」ってレベルになってきて、最終的には「え?これ最初から考えてたんじゃないの?」っていうくらい見事にハマるようになってきます。
演技で言えば「アドリブ」みたいなもの?
おそらく役者さんとか声優さんでも同じだと思うんですけど。演技を始めたての頃は「台本を覚えて、それに従って演じる」って方法を使わないと、上手く演じられないんです。
それが、段々慣れてきて、役に成り切れるようになってくると、台本なんてなくても、ポンポンセリフが出てくるようになるわけです。自然と。
アレと同じですね。先の展開も全然考えてないし、プロットとかなくても、自然にキャラクターがセリフをしゃべってくれるんですよ。ストーリーも勝手に進んでいきます。
こうなったら、しめたもので、いくらでも書けちゃいます!次から次へとイメージが湧いてきて、その光景を文字として書き写すだけ。自動筆記みたいなモノです。
お試しあれ!
noteの世界で輝いている才能ある人たちや一生懸命努力している人たちに再分配します。